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【コラムのような詩】返り血を浴びた顔を見たら最低な気分になって屍みたいな1日を送りたくなった。

自分という人間を他人に魅せる。

まるで何かのドラマのような
わざとらしい言葉や表情が
好まれる。

エンターテイメント。
公演時間が終わったら
幕を閉じる。

素にかえり
背中を向けたら
「人が変わった」
と、噂される。

特別はずっとは続かない。
余韻だけ残して
ショータイムはおしまい。

そんな生き方。
「あなたはいま幸せですか?」
と、不意に聞かれたよ。

私は迷いなく。
「わたしは幸せですよ。」
と、強い気持ちで答えたよ。

その次の日にまた別の人に、
「あなたは満たされていますか?」
と、不意に聞かれたよ。

私は迷いなく。
「わたしは満たされています。」
と、隙を見せないように答えたよ。

するとインターネットの世界の
AIのアルゴリズムが
皮肉たっぷりに
わたしのこころをザワザワさせる
映像を集めて来た。

目をつぶりたくなるトピック。
AIに見透かされるわたしの闇。
どうしてAIは
そんなに直球なのか?

一心がないからだね一

心があったら
そんな映像
わたしに見せるはずない。

わたしの興味関心をずばり当ててくるが、
それをわたしに見せるには
残酷すぎる。

息を止めて画面を
スワイプ。スワイプ。スワイプ。

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