#4 岩手旅行/震災遺構見学(陸前高田市)


岩手旅行3日目で、朝9:00に東北新幹線で盛岡出発、一ノ関よりレンタカーを借り、陸前高田市に行ってきました。
東日本大震災伝承館があり、奇跡の一本松をはじめコンパクトに震災遺構が見れるため、陸前高田に行くことにしました。ちきりんさんも、コンパクトに見れるよ!ってオススメされてました。

震災を連想させてしまう可能性がある写真等を使っているので、ご留意ください。

旅程


盛岡駅を9:00発
一ノ関に9:42着
レンタカーで陸前高田に移動、11:30着
道の駅陸前高田松原、東日本大震災伝承館、周辺を散策
気仙沼をチラ見して一ノ関へ3:30着

陸前高田市について


人口17,000人、水産業、農業が主要産業のようです。岩手県でも比較的温暖かつ雪が少ないのが特徴。東日本大震災で大きな被害を受けた都市の一つです。高田松原など景勝地で有名でした。

下記写真のように、高田松原や市街地は津波により大きく消失しました。震災後、防潮堤の整備など、街づくりなど復興していますが、以前のようにはなっていません。

Wikipediaより引用

東日本大震災津波伝承館について


こちらは道の駅高田松原に併設されており、無料で見学することができます。震災の状況や後世に伝承するために作られたそうです。
自然災害は、防潮堤やまちづくりなどハード対策だけでは防ぎきれません。ソフト対策、津波警報が出たら避難する。地震が来たら机の下に隠れるなど、我々の行動も重要なんです。どの市街も取り組んでますが、改めて大切さを感じました。

修学旅行とかもこういうところいったらいいのにと思います。

日本列島は、地球上でも特に自然災害の危険性が高い宿命の地であり、この地に生きる私たちは、長年にわたり自然災害への対応力を高めてきました。
 しかし、2011年3月11日に発生した東日本大震災津波により、私たちは多くの尊い命を失いました。
 この悲しみを繰り返さないためには、知恵と技術で備え、自ら行動することにより、様々な自然災害から命を守り、そして、自然災害を乗り越えていくことが重要です。
 東日本大震災津波伝承館は、先人の英知に学び、東日本大震災津波の事実と教訓を世界中の人々と共有し、自然災害に強い社会を一緒に実現することを目指します。
 そして、東日本大震災津波を乗り越えて進む姿を、支援への感謝とともに発信していきます。

東日本大震災津波伝承館HPより引用
津波で破壊された消防車と橋梁

陸前高田を訪れて感じたこと


津波の恐ろしさについて


津波の映像を見て改めて、津波の恐ろしさを感じたというのが率直な印象です。

一ノ関から山を通ってくるのですが、至る所に、「津波浸水区間」の看板がありました。こんなところまで津波がきたのか…と感じます。想像を絶するものだったとというのがわかります。

残されている震災遺構を見て、改めて津波の高さを肌で感じることができます。

旧道の駅高田松原の建物
左上の津波の高さを示す標識わかりますか?
4F以外は津波によって窓やベランダが破壊された集合住宅これは現地で体感すべきだと思います。

人のつながりについて


伝承館で上映されている映像や展示物を見て、非常時に活躍する消防団、助け合う人々、罰されることを覚悟して通信した人など、人のつながりの大事さを改めて感じました。

自分は消防団に入っていたこともありますが、災害時に必要な機能かなと思います。消防署も行政も誰も助けに来てくれない中、地域の有志が活躍したことで助かった命があったのを痛感しました。

消防団は、平日や休日に訓練し、台風や火災の時は夜中でも集合し、駆けつけます。報酬は出ていますが、僅かなものです。自分達の地域は、町内会でお金を集めて、消防団にわたしています。
消防団の果たす役割をいるのを、地域の人は知るべきですね。家庭や仕事がない限り、みんなちゃんと来ますよ〜。

消防団の在り方や報酬の使い方への議論は様々ですが、現代風な組織に変革できたらいいですね。蛇足ですが、人口増加ともに作られた制度がほとんど曲がり角な気がします。が、それを考えられるパワーや志がある行政の人も減ってしまっていると思います。

近所付き合いも同様に大事したいものです。

まとめ


陸前高田市に行って、自然災害の恐ろしさと伝承館のように、我々が起きた災害に学び、防災の知識を身につける重要さを感じました。

現代の土木技術は進化し、ハード対策による減災は可能ですが、100%ではないです。我々一人一人が自然災害を侮ることなく、防災の知識を身につけることが大事ですね。

震災後に作られた防潮堤

自然災害は年々脅威を増しています。災害に備えること忘れずに生活していきたいものです。

そうです、災害は忘れた頃にくるものなんです。

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