感情のコントロール



私は在宅中は鍵は閉めない主義で、弟もそのタイプ。
でも、出かける時はきっちりガス栓の確認と鍵閉め確認は怠らない。
てっきり弟もそのタイプだと思って居たし、鍵は携帯と同じくらい重要な持ち物だと思っているし、弟も同じ価値観だと思っていた。

先日、私は東京から友人が訪ねて来てくれたので、一緒に外泊した。
その先で弟から怒り震える電話が鳴った。
鍵を持ってない!、自分の家入られへんてどゆこと!ええ加減にしてくれや!と。

私はお酒も飲んでいたし、電車も無い時間だったし、タクシーで届けたとして、わざわざ東京から来てくれた友人の数時間を無駄にするのも申し訳ない。

しかも、弟にその日は外泊する旨は前もって伝えて居た。

不本意だが居候の為、言葉を選んで話した。
でも、弟の怒りはMAX💢
自業自得やんかと言い放ちそうになった唇を細かく縫い合わせた。かなり細かめに。


私は超理屈型だから、弟自身は口論では私に敵わないのは頭ではわかっているけれど、感情がコントロールが出来ない。

瞬間湯沸かし器。
彼は自分の沸点が下がるまで、私の理屈を感情と態度で抑圧する。


次の日にはケロッとしていて割と楽しく2人で一緒に酒を呑んだ。

その感情のジェットコースターがどこで上がって、どこで下がるか、検討もつかない。
それにに巻き込まれ無いよう、息を潜めてお世話になって居たのだが、私が育った母方の本家は快く早く帰って来いと言ってくれていたので、これをきっかけにそちらへ身を寄せようと固く決意した。


ちなみに弟はバツイチ。
離婚原因は元奥さんがそのジェットコースター生活に疲れ果てた故の固い決断だったのだと身をもって知った。

感情のコントロールが出来ないのは遺伝子に組み込まれているのか、はたまた、実父の教育によるものなのか。

どちらにせよ、実父の影響である事は間違いない。

弟の名誉の為に一応記しておくが、弟が感情のコントロールをする事は難しい事だが、実父の100万倍くらいの人間力はあるし、頭も悪くない。

ただ、怒りの感情で人に圧力を与えている事に関すれば無自覚なのだと思う。


私も同じ遺伝子を持っている。
遺伝的な要素があるとすれば無自覚で人を威圧しているかもしれないと思うとゾッとする。
自分を客観視しよう。
石田ゆり子的なふんわり感ではないな。
憧れる。

ゆるーい感じで生活したいとは全力で思っている。




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