みささぎ

普段は詩を書いています。ここはただのブログです。 はてなブログから移行中

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最近の記事

結婚しようよ

タイトルは曽我部恵一の曲から。 今さらだけど、友人の結婚式に参列した。そのことについて、いつか思い出せるように残しておきたい。 私は小説家でもなければエッセイストでもないので、この時ばかりは華やかな式の様子や二人の喜びに満ちた姿を詳らかに書き記せないことが悔やまれるわけだが、そんなものは一枚の写真があれば事足りる。 何を感じてどう思ったのか、そんな事を書いておきたい。 その友人とは思えば長い付き合いで、18の頃から数えて8年が経とうとしている。なんというか

    • 26歳の日の出

      26歳になりました。少し前に。 相変わらず這いつくばるように生きています。 誕生日は特にイベントもなく、21時には気絶するように就寝。夜中の3時起床。もう逆に健康的ですね。最高の門出です。どうもありがとう。 親からサーモンの塩辛とかいう"つまみ"が届いて、ほんのりいたたまれない気持ちになる。あんまり息子につまみをプレゼントしない気がする。 今度実家に帰省した時は、お酒は少し控えようと思う。 今年はどんな年にしようかな。 いま改めて考えてみると、欲しいものややりたい

      • 誰かを嫌いになるリハビリ

        いきます 靴の中の小石、カステラに付いている紙、にきび、濡れたままの靴、鉄棒の錆、薄い音楽、自己啓発本、数IIB、悪意、善意の押し付け、才能、朝、労働、飲み会、運転、車(速すぎるため)、信号が分かりにくい交差点、躾のなってない子供、責任、向上心、派手なブランドロゴ、似合わない半袖、値上げ、疑われる事、疑う事、作ったものを壊される事、知らない事、知らないのに非難する人、盲信、ひっつき虫、騒音、満員電車、配慮のない人、理解する努力をしない人、自分は正しいと思っている人、論

        • 20代って

          20代が終わった。姉の。 恋愛体質で昔から男を取っ替え引っ替えしていたもののどれも長続きしない姉は、いつも焦ったように恋をしていた。そんな人なので20代の終わりに思うところがあるのではと危惧していたのだが、本人は割とあっけらかんとしていて、いつものように軽薄そうな男とデートに繰り出していた。 いつか落ち着けるといいね。 20代の終わりって、どう感じるかは人それぞれとして、大げさに悲しむ事はない。20代だからやらなければならないことなんてないし、30代だからしてはい

        結婚しようよ

          短歌 連作

          ある人が強い光や騒音が苦手と言っていたので書いたものです。

          短歌 連作

          INFPの国

          性格診断で「MBTI」というものがあって、様々な質問に答えることで16のタイプに分けてくれる。 これがおもしろくて、忘れた頃に何度やっても同じ結果になるのでWEB上によくある心理テストの類の中では比較的現実にそぐう診断なのではないだろうか。 みんなもやってみてね。 そう、何度やってもINFPになる。 何度やっても…… ………… INFPだけの国って3日で滅亡するらしい 就活生のとき適職診断したら「残念ながら向いている

          価値観の違いで解散しよう

          会話が通じる、ってかなりありがたい。 同じ人間同士が同じ言葉を使っていても会話が通じないなんてことはざらで、向こうからしたらこちらもそう思われているのだからおもしろくない。価値観、いわば言葉の重みは会話におけるたったひとつの「ルール」であり、約束事なのだ。 空手家と水泳選手は競わないし、ラケットや鉄球じゃキャッチボールは成り立たない。 例えばセックスという単語一つ取っても忌み語のように扱ったり馬鹿にする人がいれば、崇高な魂の会話だと言う人もいる。この二人は同じ言葉を使って

          価値観の違いで解散しよう

          雑記0818

          きのう目と鼻の先のコンビニで強盗傷害事件があって、犯人はいまだ逃走中なのだけど、そんなのは些末なことだ。 わらわらと群がる警察官を道路脇からうかがう野球帽の少年、写真を撮ろうとするその手には獲物に狙いを定めた鷹のように雄々しく広げられたガラケーがあった。 ガラケーて。そんな日焼けした腕で。お母さんが心配するから早く帰りなさい。 でも好きなんだよなこういうの。もちろんガラケーのスタイリッシュで顔に沿ったフォルム、艶めく黒のボディ、下品に光る謎の着信ライトも全部好きなんだけど

          何かするのは「選ばれた人」だと思っていた

          自信がある、というだけで人生の大抵の事は上手くいく。 人間関係、恋愛、就活、創作、商売、etc。あらゆることが「自信がある人」を中心に形成されている。 逆に言うと、自信がない、というだけであらゆる物事は上手くいかない。自信がない人には何をやらせてもだめ、というより何もやらない。出来ない。出来る気がしない。 自信が無いと自己肯定感が低くなってきて「自分なんかが旨いもの食ってちゃ駄目だ……」「お洒落しちゃだめだ……」「遊んでちゃ駄目だ……」になる。ほんとになるんだよ。 そ

          何かするのは「選ばれた人」だと思っていた

          静かな場所で

          ただ静かに、美しく生きる。 それだけのことがなぜこれほどまでに難しいのか。 海へ散歩に行った。最近は週に一回のペースなので通っているみたいになってきた。 ここは大して都会でもないけれど、少し離れることで喧騒を忘れてようやく息がつける。波の音、水鳥の鳴く声、浜辺に佇む人。遠くには車が絶え間なく行き交っているのが見える。 海を眺めているとだんだんと時間の流れが遅くなってきて、やがて自分の生きる速度と重なり合う。息を吸い込むと呼吸の仕方を忘れていたみたいに、身体中に新鮮な

          静かな場所で

          刈り上げ君とチャーハン

          その日は素晴らしく最高な一日になるはずだった。 めずらしく早起きして、朝から喫茶店で美味い珈琲を啜り、ふたつもひまわり畑を見かけて、昼にはホラーと懐かしいワンピースの映画を観た。久しぶりに満たされている、と感じた。 夜には髪切り屋さんでイケてる髪型にしてもらい、そのまま外食をする予定を組んだ。すごく気分が良くて、これ以上のハッピーってなかなか思い付かない。 夏の青空のように晴れやかな気持ちで美容室へと足を運ぶ。 そして現在なんというか、後頭部に「刈り上げ」がある。

          刈り上げ君とチャーハン

          また無職になりました

          また無職になりました

          金曜の夜だしな

          ふわっと設定を書いて小説でも書いた気になるやつ、するか。 / 最近はよく本を読んでいる。といっても学生の頃みたいに多読ではなくて、キッチンの換気扇下にパイプ椅子を置いて、夜な夜な小さな明かりを灯して読むという有り様だ。 専らリハビリみたいに短編集ばかり読んでいる。50ページにも満たない物語が始まっては終わり、読み切ったという達成感、問題が解決したりしなかったりする尾を引く読後感、それに物語の世界に浸るのにちょうどいい安心感がある。 長編の小説ともなると、あちらの世

          金曜の夜だしな

          0727

          愚痴を書き連ねているので、他人の愚痴を聞きたい人や他人の弱みにつけ込みたい奇特な人間だけが読み進めたらいいよ! ↓ 最近は連日、仕事でミスをしている。毎日会社に怒られに行っていると言っていい。もちろん怒られてるだけで給料が振り込まれるならそれもいいのだけど、そんなことはないので必死で労働に従事している。今までこんなに他人に迷惑をかけたことがないので、申し訳ないやら情けないやらで気が狂いそうだ。 ただ先輩も先輩で、右も左もわからない新入社員を放ったらか

          間違う人、間違わない人々

          仕事帰り、大勢の人が電車を降りて足早にホームを抜けていく。駅構内の通路で周りに流されていく中、視界の隅におろおろと佇む外人さんが見えた気がして、少し行ったところで引き返して声をかける。すると日本語で書かれた札を見せてくれて、そこには無機質な文字で 「〇〇といいます。生活に困っています。お菓子を販売しています」 とある。どうやら個包装のお菓子5つほどを詰め合わせたものを500円で売っているようだ。 一瞬、あーよくある詐欺まがいのやつかな、と身構えたが、すぐさま反省してお菓子

          間違う人、間違わない人々

          雑記0714

          雨の日は、スーツを着たおじさんたちがいつも以上に我が物顔で、リュックサックを前に背負い腕を組み肘を張りながら“すべて”を押しのけて電車に乗り込んでくる。領域展開か? 毎日満員電車に乗るんだけど、降りた人たちが“絶対に”階段を横いっぱいに広がって上るの、あり得ないんだよな。階段下りるひと困ってるだろ。 雨の日って、なにか良いことありますか?教えるか、この身をもって体験させてください。 「カルト 対策」で検索をしているサラリーマンがいて、こういう人が一番ハマりやすいのだ