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#5|現場初日

こんにちは、みささぎ・松本です。

本日現場初日。
私が着いた時には既に養生完了し、動線に当たる部分をばらし、廃棄する物などを解体屋さんが運び出し始めていました。

今回の家具の一部は、北海道の旭川の工場で作ってもらっています。そのやりとりを統括して下さっている近藤さんが秋友さんと共に来現。現場寸法に合わせて作る家具の一部のため、採寸に立ち会いました。


工場へ流す用の製作図を描いてもらったのですが、えらい短期間で上がってきて驚きました。そして細かく漏れがない。写真下のアイソメ風の組み立て図、これ手書きだそうです。すごい。

家具屋さん同士の会話は、とても勉強になります。
先に送ってもらったデスクのモックアップサンプルを見ながら、諸々打合。
デスクライトを挟めるように付けた桟は、フィニッシュ針跡が大きいのでピンネイルにしておこう、糸面とペーパー面の面取り寸法の違い等々。

今回の置き家具の多くはシナランバー板で製作ですが、いつもはCL(クリアラッカー)艶消しで仕上げるところを、近藤さんからの提案でUC(ウレタンクリア)艶消しとしました。

その塗装の出来がモックアップで見ると、とてもきれい。
で訊いたら、これはUCはUCでも150%艶消しのUCだそうです。元々昔から100%艶消し、という商品があり、近年それよりもツヤのないウレタン塗料が出てきて、120%や150%艶消しが出てきたそうです。

今回、全てシナランバー小口現しの上UC、なのですが、触ったときに小口現しとは思えない滑らかさ。下地処理をかなり入念にして頂いた賜物だと思いますが、上記塗料と合わせ、すばらしい滑らかさと表面硬度(シナは柔らかいはずなのに、直接シャーペンで書いてみても結構強い)です。

モックアップの写真は、岩切さんが先日撮っていたので、アップしてくれるはず。

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そんな打合が終わった頃、廃棄物積み出しも大方終わり、かなりスッキリ。


元々スリガラスで仕切られていたロビーと編集室が、仕切りを無くすことで予想通り、かなり抜け感が出そうです。

テトリスのように絶妙にギッシリ積み込んで下さった解体屋さんのトラックを見送り今日の現場を後にしました。


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