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2022年、抱負。

2022年を迎えてから早くも2週間近くが経とうとしているが、この中途半端なタイミングで、guesthouse Nafshaとして今年の抱負を書いておこうと思う(年始逃した)。

今年のテーマは“積極的に”

まずはじめに、今年は「攻め」の年にしていきたい。「攻める」なんて言ってしまうとどことなく強めの、ちょっと恐い感じにも聞こえてしまうが、あくまで“積極的に”物事に取り組んでいきたいという意気込みということだ。

攻めその1:「春夏秋冬、季節の市」

例えばあくまで計画(妄想)段階だけど、イベントをたくさん打っていきたい。できれば春夏秋冬にそれぞれ一回ずつ「季節の市」を開いて、この岩瀬村の自然を色んな人に感じてもらえたらと思う。

攻めその2:「福島を感じるメニュー開発」

去年一年間、細々とだけどゲストハウス運営をしていて感じていた「料理」への課題も、今年は改善できたらと思っている。Nafshaは飲食営業許可を取っていないので、ここでお金を取ってお食事を提供することはできない。なのでオープンしてから今まで「ゲストの自炊で、いただくのは材料費」ということでやってきた。周辺に飲食店も何もないこの環境で、最大の楽しみと言っていいのが、夕ご飯。有難いことにこれまでどのゲストもオーナーと一緒に食事をとって下さり、2~3時間の歓談の時間を一緒に楽しんできたが、一方で自分たちが提供できる料理の(アイディアの)乏しさを心苦しく思っていた。
例えば、須賀川や福島県のおいしい食材を使ったメニューをつくって、食べていただけたら何て嬉しいだろう。お酒だって福島には美味しいものがいくらでもある。季節ごとのマリアージュを愉しめるお食事を提供できるシステムをなんとか構築できないだろうか…目下、そのことばかり考えている。

攻めその3:「ノンアルをどこまで愉しめるか」

福島にきてからずっと直面しているのが、「ハンドルキーパー問題」。公共交通機関の脆弱な地方あるあるの課題だと思うが、飲み会では誰が「飲まない=帰りの運転係り」になるかというジャンケンが、必ず発生する。みんながどんなに盛り上がってても、一人ぽつんとウーロン茶かオールフリーでしのがなければならないのは、私にとって拷問同然。バスや電車の本数を増やすのは激しめのデモでもしない限り難しいと思うので、ここはどこまで「ノンアルで愉しめるか」が勝負どころと常々思っている。結局のところ、ご飯と合って美味しくてアガる飲み物であればいいのだ。その選択肢が少なすぎることが問題なので、ノンアル拡充も今年のNafshaのポリシー(政策)として掲げていけたらと思う。できるかな~笑。

攻めその4:「発信がんばる」

シンプルしすぎて語彙力に不安を覚えるが、今年は発信、特に外部メディアへの露出を増やしていこうかと考えている。とは言っても取り上げてもらえるかは別問題で、あくまで意気込みの話(笑)。リノベーション段階から運営一年目までは、Nafshaという場所自体のカタチが自分たちでもつかみ切れていなかったので、外部メディアを通しての発信は控えてきた。というのも、何者かが分からないうちに急いて「名前」をつけてしまうことで失われることがたくさんあることを、これまでの経験から知っていたからだ。だから正直に自分たちの言葉で、「私たちがやりたいのは別にゲストハウスじゃない。この場所がどうなるのか、自分たちでも手探りでいる」ということを出来る限り伝えてきたつもりでいる。
曲がりなりにも一年続けてみて、少しずつ "Nafshaという場" の個性が見えてきたように思う。リノベーションも運営も、自分たちなりに妥協せず貫いてこれたのもあって、ここでようやく少し肩の力を抜けるというか、Nafshaという場が自分の力で立ってくれるような安心感が芽生え始めている。マス(多くの人)に届けるための芯が整った、という感じだろうか。

攻めその5:「来年以降を見据えた種まきを」

おまいらずっと種まきしとんな、いつ収穫すんのや!と突っ込まれそうだが(苦笑)、実はずっとやりたいと思っていることがある。ちょくちょくSNSなんかでは呟いていることだが、飲食店もスーパーも個人商店さえもほぼないこの岩瀬に、小さい日用品店を開きたいと思っている。そこでちょっとお茶なんか飲めたりしたら、喫茶店のない岩瀬の憩いの場になるのでは…などなど、脳内ではすでに夢シミュレーションがばっちり。あとはお金と事業計画(ほぼすべてやね)!という感じ。その夢の実現のために、今年は揃えたい雑貨・日用品のリサーチと、スモールスタートとしてチャイの提供なんかをぼちぼちできたらいいなと目論んでいる。なぜチャイかは知らんけど、なんかお告げがあったので(不安)。

まとめ

というわけで、今年の「5つの攻め」でした。改めて読み返してみると、結局のところは「住み続けたくなる故郷をつくる」ということなのですよね。
とは言えここに綴ったことは私たち夫婦だけでは実現が難しいことばかり。私たちのポリシーに共感してくれて、少しでも「手伝ってみようかな」と思って下さる方がいらっしゃれば、諸手を上げて大歓迎です!いつもお世話になっている大好きな皆様にはランダムオファーが届くかと思いますので、予めご容赦ください(笑)

2022年1月12日(水)
guesthouse Nafsha
オーナー 佐藤美郷

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