見出し画像

執着について

執着とは
「1番大切なものを置き去りにして2番目に大切なものを優先すること」

最近の授業(パン学校での東洋医学/東洋思想の授業)でそれを聴き、
心に刺さった学びの一つ。

私の執着とは?への理解は「1つの物事に固執し過ぎること、その結果、視野が狭くなること」
そんなようなものだった。
そして自分では、この1年ほどで執着を手放せるようになってきていると思っていた。

けれど、”1番大切なものを置き去りにして”2番目を~、で自分を振り返ってみると、いやいや…まだまだ執着してますよ私、ということがいくつも挙げられる。

最近のことで1つ。
友人による紹介で、先月から期間限定での仕事をしているのだけれど、限られた期間だからこそ最大限働こう!と分かりやすく気合を入れて、仕事とヨガクラス(受講とアシスタント)、それに2カ所借りている畑作業を入れ込んで、休日は週1日だけというスケジュールを組んでしまった。

それで行けるつもりで始めたものの、今やとても正直に反応を示すようになった私の体は、程なくして「ちょっと厳しいでーす。」のサインを出した。
元々ひどい頭痛持ちだったのだけれど、落ち着いていた頭痛が頻繁に起こるようになり、頭痛を引きずりながら仕事へ行く日々が続くと、自分の楽しみになるはずのやりたいことが思うように出来ない、やりたいことが出来ない日が続くと、そんな自分に腹が立ってきて、腹を立てている自分に嫌気がさしてしまう、そしてますます気分は下向きに、体調も下向きに。

なんと分かりやすい事例でしょうか。

自分の体と心が健康であること、これがまず1番大切。
東洋医学/東洋思想では「成功=悦であること」としている。
そして、健康であることは悦でいられる最低条件とのこと。
悦とは自分自身が幸福感、満足感を感じている状態のこと。

つまり、健康であることは、自分が悦を感じながら生きるための
大切な土台。
土台が整っていなければ、その上に何を築いても何かの拍子に崩れ去ってしまう。

1番大切であるはずの健康ではなく、2番目以降に大切な仕事で得られる収入などを選んでしまった結果、1番大切な健康を崩してしまった。
執着が体の停滞を生み、さらに、体の停滞が心の停滞を生み、それによって悦からどんどん離れていってしまった。
というお話です。

すでに東洋医学/東洋思想の授業を何回も聴いて学んできているのに、
何とも恥ずかしいけれど…
あっさりと過去のようにギアを踏み込もうとすること、そしてそこには執着があることに気付けてよかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?