デザインサイエンスは分断された科学よりも有用である

19世紀の科学の知見をDesign Scienceの様式で統合し、活用することで、近年の大規模な複合災害を予期できていた可能性をデータで示しました。科学を正しく使うことが、個別の科学の専門性を高めることと同様に、あるいはそれ以上に必要です。

どんな場所のリスク評価も上記の理論の上では可能です。相対リスク評価は、シームレスなスケールでの評価を可能にします。

科学は真摯に専門性を高めています。その代償として、その評価範囲は、より小さな空間や対象に限定され、細分化されるように思えます。一方で、既知の科学的知見であっても、Design Scienceの視点で統合、活用できれば十分に現在でも有用な価値を生み出すことができます。分析ではなく、応用・活用を大切に考えることこそ、重要な課題なのです。

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