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Xでも、Yでもない、Zな世界をみたい

3年前、ちょうど一目惚れで入った会社で働き始めた頃。

入社して1年経ったくらいだったと思う。一生懸命、満員電車に乗って通ってた。

モヤモヤするまいにち。
上手く言語化できない自分を責めていた。


そんなとき、渋谷でたまたま通りかかって参加したイベント。
廃墟ビルのような場所で、アーティストが何人も集まって展示をしていた。

現代アートにあまり明るくなかったため、知っているアーティストはいなかったけれど、アバンギャルドな作品が多くて、面白かった。

いい意味でカオスな会場、インドネシアと日本で二地域しているアーティストが話すという。

それが北澤潤さんとの出会いだった。

北澤潤さんは、インドネシアで活動している理由や、つくっている作品について、以下のように言っていた。

※当初トークイベントに参加した時の自身のメモを頼りに概要を執筆。

日常が規定されていることや、場やシステムによって自分の立場が決められている状態に違和感を感じる。人間らしい生き方をするために、今の世界以外のZの世界が存在していることを信じていきたい。

北澤さんはXでもYでもない、「Zの世界」を信じていた。

きっとその世界は、前提が前提でないという気づきがある、世界なのだと思う。

自分が変わることに、自分自身が一番寛容でいられる、世界なのだと思う。

XやYの世界でしんどくなっても、「Zの世界」で生きればいいんだ。

北澤さんのみている世界が知りたくて、イベントで出会ってから1ヶ月後のGW、一人でインドネシアへ飛んだ。

生きたい世界を模索することの大切さを気づかせてくれた北澤さんの言葉は、いまも大切に胸にしまっている。


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