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キッチンと私のストーリー2

キッチンと私のストーリー1はコチラから



キッチンに立つ度、しあわせな気持ちになる

当時は、接客方法もまったく自分流で、お客様にとってこれでは、失礼になるのではないかと疑問がありました。ちゃんと話を引き出すセオリーやどこに導くのか話の動線が見えないで、気持ちのやさしいおばさんが親切に接客してるだけで、どうも自分で納得が出来なかったのです。

自分で書籍を購入して勉強してましたが、うまくいかない。そんな時、会社から選ばれて毎月東京へ接客のプロに研修を受けることになりました。

実際にショールームでの接客をビデオで撮影、電話も録音、そしてなにもヒントがない想定お客様に対して、どれだけのことを引き出せ、的確な提案と次のアクションにつなげることが出来るのか、クロージングまでを決められた時間内でロールプレイングします。ここで学んだことは、札幌に帰ってきて実際の接客に活かしました。素直に実践すると、お客様の満足度が上がり、つぎから次へとお客様の予約が入りました。

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前述したお客様は、キッチン以外の水廻りの相談にもお運びになり、最終的にキッチンを入れてくださった後には、自宅に2回もお招きいただき「キッチンに立つ度、アナタを思い出して幸せな気持ちになる」「主人と会話ができたのは、アナタとの出会いがあったから」と、夫婦の生活まで変化したことをご報告くださいました。

またある壮年の方は「あなたは、どうやれば僕がこのキッチンを快適に使えるか、それしか言わないね、売ろうという気持ちが先走っていない」といわれて「糸目をつけずあなたの思うキッチンを見積もってください」とおっしゃいました。


こうして、お客様に教わりながら半年を経て、その年のショールーム営業部門全国第1位の結果となり社長表彰をいただきました。

股関節の病気と15年、コツコツと実績を積んで


その後、リーマンショックでショールームは閉鎖、40代半ばで再就職先は簡単に見つからず、キッチンアドバイザーを起業したい、シングルマザーとしても輝く星になるんだ、という私の気持ちとは反対に、とても厳しい現実でした。「40過ぎて採用する会社はどこにもありません。」とはっきり言われたり70社以上応募しても生活を支えるだけの場所をみつけるのは容易ではありませんでした。


そこから私は、キッチンの相談役になることをあきらめず、できる活動をコツコツしながら、また勉強を重ねながら、生活のため異業種のアルバイトを3つ掛け持ちました。


先天的な股関節の病気で、本当は長く立っている仕事や動く仕事はできませんでした。ショールームにパートで勤めていた時は、座っているだけと思っていたけど、お客様の仕様決めなどでは、3時間くらい立ったままということも珍しくありませんでした。そのたび、その痛みをこらえていました。 

足を引きづって3つのアルバイトをかけもち約15年、その間、ブログ「ミセスのミカタ」を始め、ブログからお声掛けいただいた依頼は喜んでやらせていただき、実績を積んでいきました。取引があった業者さんにお願いして、現場にも何度も連れていってもらいました。

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いろんな方との出会いを経て、5年前には「キッチン講座」をコツコツやりました。ただ楽しくて、利益など全く関係ありません。お客様のお悩みや不便さをキッチン講座を通して、お客様から教わりました。お客様には、感謝しかありません。

乳がんを乗り越えて「2021全国女性社長アワード優秀賞」

現在、子供たちは独立しました。孫も3人です。足も手術をして立てるようになりました。やっと、自分の想いがカタチにできる!と動き始めた矢先、2021年春、思いがけなく乳がんの宣告を受けました。そしてゴールデンウイークの時から100日間の壮絶な戦いが始まりました。この時の詳しいことは、こちらの記事に書いています。⇒


これでもか!というくらい最悪のことが続いたけれど、でもこれは、自分が変われる大チャンスと変わりました。体の不調がなくなり以前よりもっと元気になると、思考も変わって、生きることがとても楽になりました。 

  毎日楽しくて大好きな音楽を、聴きたくて空を見ては、幸せだなと思うようになりました。乳がんの手術が終わるまでは、壮絶な葛藤があったけれど、抗がん剤不要、無治療の診断結果を言われたその日に、全国女性社長アワードの推薦をいただき、2021年度全国女性社長アワードJ300にて、優秀賞を受賞しました。 


女性の起業を考える」シンポジウムでゲスト登壇

来年2022年2月7日 お茶の水大学、内閣府主催「女性の起業を考える」シンポジウムでゲスト登壇をさせていただきます。ここで5分間のスピーチをさせていただけることが、自分の景色が変わった一歩になりました。

この時の記事はこちら


ど素人からキッチンの世界に魅せられて、20年。キッチンが使いやすくなれば、料理もしたくなる!幸せな気持ちになる!とおっしゃってくださるお客様の声に支えられて、ここまで来ました。

1 健康をささえるキッチン

2 教育に貢献するキッチン

3 将来の主婦(夫)を育成するキッチン

3つのコンセプトで、展開をしていきます。

小さな不便を大好きな場所へ、キッチンが快適に変わると

仕事も家事も、スルスル進む!

より多くの方の潜在的な悩みを、顕在化して

シンプルで便利なヒントから、人生が動きだすキッチンの魅力を

発信していきます。




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