なんか久しぶりに良いなって感じるHammockのニュー・アルバム。実はこのところあまり彼らの音楽が僕にフィットしていなくて、聴いていなかったということもあるけど、実際フィジカルとしてリリースされるのは4年ぶりらしい。

Hammockはテネシー州ナッシュビルを拠点とする、Marc ByrdとAndrew Thompsonによるシューゲイズ〜アンビエント／ポストロックを指向するデュオ。本作は彼らにとって通算12枚目のスタジオ録音とのこと。

この二人の奏でる幻想的で雄大でアンビエントな音像に、ドラマチックなオーケストレーションとJake Finchの控えめなしかし個性的なリズム、そしてChristine Byrdの幽玄なヴォーカルという組み合わせ。そのヴォーカルの効果もあってか、今回のHammockは少し人懐っこいというか、スッと入ってくる親しみやすさを感じる。もちろん彼ららしい音像であることは変わりないのだが。