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人生で一番聴いたアルバム(山形ブラジル音楽協会編)

一番好きなアルバムではなく、今まで一番数多く聴いたアルバムを山ブラメンバー/関係者に聞きました。あくまで今まで一番回数多く聴いたアルバムです。

あの人があんな音楽を聴いていたとは、という興味で。意外なのもあればその人らしいのもあり、その人の音楽の原点とも言えるものもあれば、全く今の嗜好とは違うものもあるでしょう。しかし最も多く聴いたアルバムであるが故にその人のある時期の傾向がバレて、興味深いではありませんか。原稿をいただいた順に並べてあります。

ありがたい事に、山ブラファミリーアーティスト?の方にも4名参加していただきました。笹子さん、ゴローさん、harukaくん、藤本一馬さんありがとうございます。


会長: BOBBY CALDWELL / Evening Scandal (1978)

激甘のAOR。当時はほんとうに好きだったし、これを流しておけばお姉ちゃんにウケるって本気で思ってました。恥ずかしいですが、そういうお年頃だったので。いや待て、Chet Baker singsか?


haruka nakamura: Sachal Vasandani & Romain Collin / Still Life (2022)

今年最も聴いたというと、このアルバム。というのも旅先の寝る前などにリピートして聴くことが多いので、この歌声とピアノを子守唄にしていたからである。ピアノの傍に立って録音したという歌。ボーカルマイクに入り込んだピアノの音。マイキングが難しそうだけれど、最初の音さえ決まれば、こんな気持ちの良い音なら何曲もレコーディングしたくなりそう。これがこのシリーズの二作目であり、一作目同じ質感。合わせると、かなりの曲数がストックされている。どちらも統一感のある音像でブレがないので、一晩リピートしても安心して聴ける。The Sound of Silenceのカバーがニルスフラーム的なピアノで抑制してあり秀逸。


笹子重治: Jose Feliciano / alive alive-O! (1969)

エドゥ・ロボの「cantiga de londe」、バーデンの「a vontage」とかもありますが、実際にレコードがすり切れたのは意外?にもホセ・フェリシアーノの「alive alive-O!」あたりかも。


三友 敦之: ブライアン・イーノ 鏡面界 (1980)

高校時代にアンビエントに どハマり致しまして アルバイトの道すがら 六本木WAVEの アールヴィヴァンだったかな? に通っておりました。 中でもこれは ひたすら聴いたアルバムです。 家を継いでからも フロアでしょっちゅうかけてましてのでやはりこれが人生で1番多くかけた一枚かと思います。


Masahiro Saito: RCサクセション / シングル・マン (1976)

特定はむずかしい設問! モーツァルト『ピアノ協奏曲第20番』、ボブ・ディラン『追憶のハイウェイ61』、グレン・グールドのバッハ『ゴールドベルク変奏曲』、ローリングストーンズ『レット・イット・ブリード』などがあるなか、聴きはじめが中坊(ほかはハタチ前後)だったという耐久年数の長さから、このアルバムをそっと提出いたします…


榎本 善一郎: Pizzicato Five / Bellissima! (1988)

1998年9月20に当時青山の骨董通りにあったパイドパイパーハウスでフラゲ以来、確か3ヶ月ぐらいは本当に毎日聴いていました。南米のテイストはほぼありませんが僕の好きの殆どが詰まっています。


松木和久: クリエーション/スーパーロック (1978)

アーティストとレコーディング エンジニアの極限の緊張感で、息を止めて聴いていました。ダイレクトカッティング。チープな再生装置でしたが、ライブの臨場感と似ているかも。

*アルバム全体の試聴は見つけられませんでした。

副会長: LOS HERMANOS / Ventura (2003)

ブラジルのロックバンド、ロス・エルマノスの3枚目のアルバム。これまでロックを好んで聴くことはなかったけど、哀愁を帯びたメロディーラインとサウンドは、すっと心に入ってきて懐かしささえ感じ、耳にのこる歌声も好きで、何度も繰り返し聴いていました。現在は、活動休止しているバンドですが、メンバーの一人、ホドリゴ・アマランチ(Rodrigo Amarante)がノラ・ジョーンズ日本公演のオープニングアクトで来日したのを知って、最近思い出して、また聴いてます。


水戸久栄: GETZ/GILBERTO (1964)

べたべたでスンマセン😅
由美さんに教えてもらって、多分生まれて初めてブラジル音楽に触れた一枚です。好き過ぎてこの数になってしまいました。(一枚何処かに行ってしまった)このアルバムの曲は365日のうち364日位聴いてます。


五内川 真: Earth, Wind & Fire / Raise! (1981)

中学時代にレンタルレコードをカセットに録音して、ほぼ無限ループ状態で何度も聴いてました。ちょうど、そのころにCDが登場して、これを電気屋の店頭で聴いた時の衝撃は今でも覚えています。


ミハラ ヒデアキ: asuka ando / mellowmoood (2010)

今までに一番聴いたアルバムがいくつかありましたが、この数年で一番聴いたのはこれです。私がレゲエにハマるきっかけになった一人で、音はもちろんですが、歌詞も素晴らしいのです。ブラジル音楽好きな人はレゲエが嫌いだと聞いたので申し訳ありませんが。ゆめで逢いましょう。


川上直: TM NETWORK / CAROL (1988)

988年発表。初めて聴いたのは小学生の時で以来ずっと聴いてます。コンセプトアルバムなんて言葉も知らなかったけど、子供ながらになんかこのアルバムってはじめから終わりまで統一感あるなあとか物語みたいだなあって感じていました。のちに同タイトルの小説やアニメなどのメディアミックス作品群を知り、ますます沼にハマって行きました。今でも出だしの音を聴くたびにワクワクします。


戸田 健志: フィッシュマンズ / ゴールデンベスト (2010)

広く浅く音楽を聴いてきた私にとって、一番多く聴いたアルバムとなると、いつ、どの時代を切り取れば良いのかは、なかなかの難題であるが、LP版を買い漁り、クラブミュージックにドップリ浸って上京し、粋がっていたあの頃。もう日本の音楽なんて一生聴かないだろうななんて格好つけていた私に、佐藤伸治の訃報は日本語の音楽に再び触れる一つの大きな転機となった。 若くして夭折するから名曲となるのか、名曲を生み出す天才だから短命なのか。 いずれにしても私は長く生きて駄作を生み出し続ける凡人でいたいと考え始めた年頃になった今もまたフィッシュマンズを聴いている。


佐藤琢雄: pale fountains / pacific street (1984)

昭和60年、仙台に開店してまだ数日のタワレコで購入。15歳のお小遣いで買ったレコードはしつこく、しつこく聴きました。
一人で聴いて、弟と聴いて、末の弟と聴いて…。次点は園児の頃の「テレビまんが大行進(特に仮面ライダーアマゾン)」(母談)。


栗田 進: JACKSON BROWNE / RUNNING ON EMPTY (1977)

“一番数多く聴いたアルバム”と聞かれれば、多分、ジャクソン・ブラウンの“RUNNING ON EMPTY”でしょう。このアルバムを買ったのは、たしか82年だったと思います。テープにダビングして、毎日3回聴いてました。この状態が3か月はつづいたと記憶してます。そのあとほかのアルバムも全部買いました。どれも名盤だと思ってます。



古林玲: フィッシュマンズ / 空中キャンプ (1996)

フィッシュマンズの「空中キャンプ」です。1996年のリリース以来、今でもずっと現在進行形で聴き続けているアルバムです。何度きいても、最初の音が鳴った瞬間、何かが新しく始まりそうな予感、気分に心が静かに躍ります。そして又そうでない時も、どうしようもない気分の時も側にある音楽です。寄り添うわけでもなく、ただそこにいる‥。自分にとってそんな音楽です。


伊藤ゴロー: Ralph Towner / ANA (1997)

思い起こすとCDトレーにずっと乗っかっていた。 音の気配や音響空間といったものを意識して聴くようになったからだと思う。 レコードでは体験できなかったこれらの音響はやはり解像度の高いCDによるところが大きいのでは? 勿論レコードもlo-fiな音楽も大好きですが、爆音で静かな音楽を聴く時間は至福です。


Nino: MALAVOI / SHÈ SHÉ (1996)

何て難しいお題を....。正直そう思いました。
これまで一番聴いたとなると、当然古いものほど その機会が多くなるわけです。とはいえ最近の聴き方は、ほぼシャッフル(それもサブスク)が殆ど。
(これはこれで、ちょっと問題かも。)ほとほと困り果てていた時に、目に止まったのがこの一枚です。MALAVOIを初めて聴いたのは80年代の後半。そのストリングスの妙と、初めて聞く何とも不思議な言葉の響きに、一瞬にして魅了されてしまったことを思い出します。この作品はCDのジャケを見ると、96年のリリースでしょうか。MALAVOIを聴き始めてから、およそ10年後くらいの作品です。シャッフル漬けのこの頃でも、無性に聴きたくなることがあり、果たして最も聴いたかは定かでないのですが、最も長い期間、聴きたい衝動が続いた作品ということで紹介することにしました。個人的に96年というと、ほぼBAHIA系しか聴いてなかったように記憶してましたが、意外や意外、こんな作品も聴いてた(買ってた)んですね。自分のことながら驚いてます。


藤本一馬: James Tayler / October Road (2002)

小さい頃父親がよく聴いていた影響で聴き続けているJames Tayler。思えばいつも寄り添ってくれた彼の歌声とギターの音色。あえて選んだこの2002年の作品はこの20年ほどいつも手元に届くところにあった一枚。冒頭3曲が特に好きです。


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