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yamabra disk: UBIRATAN MARQUES / Dança do Tempo

本作はピアニスト/指揮者/作曲家/編曲家そして教育者としても知られるUbiratan Marques(ウビラタン・マルケス)初の、待望のオリジナル・アルバムです。

Ubiratan Marquesは、以前僕も紹介したOrquestra Afrosinfonicaの創設者。独学で音楽を勉強し始めた後、1986年にバイーア連邦大に入学。1994年からはサンパウロのトム・ジョビン自由音楽大学で、オーケストレーション、編曲、ピアノなどを学んだそうです。その後1998 年にサルバドールに戻り、国立音楽大学を設立。10年間に渡り人材の育成に尽力したそうです。

↓この動画は本作のものではありませんがご参考まで。


本作のメンバーはUbiratan Marques(Rhodes, piano)本人と、Rowney Scott (sax soprano)、 Reinaldo Boaventura (percussão)、 Alexandre Vieira (contrabaixo, voz)などOrquestra Afrosinfonicaのメンバーが中心との事です。

プロフィールだけ見ればさぞや厳しい音楽かと思いきや、アフロブラジルのリズムはやや控えめに、Rhodesとソプラノサックスコントラバスとの美しい関係性を基調にした、なんとも優しい音楽ではありませんか。それだけではなく、アフロブラジルの伝統を維持しながらもジャジーで洗練されていて、音楽として面白く、実にかっこいいのです。気が早くて申し訳ありませんが、来年のブラジルディスク大賞では、これを一位にします。忘れるなよ、俺。


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