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起業を考える高校生の葛藤

最初に、これは自分のメモも兼ねた投稿になっているので、多少文章として
おかしな部分もありますがご容赦ください

今回は素直に正直に、起業を考えている高校生が悩んでいることを共有したい
特に、私の経験や立場を参考にすると、現状日本から起業する人が少ない理由が
少し理解できると思う

前提と現状

前提として、私は起業がしたいわけではなかった
なぜなら、別に起業をしなくても便利な生活や快適な暮らしをこの素晴らしい日本という国で送れているからである

当たり前だ
しかし、その当たり前が起業という言葉を遠ざける
起業とは社会の役に立つ為や現状の問題を解決する手段として取り扱われることが多いが、本質的には「自己表現」に過ぎない

だからといって、簡単に起業ができる環境でないことも確かである
金、人、物、が揃いビジネスとしてのパフォーマンスやビジョンを達成することも求められる
その重厚で重圧な仕事を日本という快適な国の高校生がやりたいと思えるはずもない

ではなぜ私は起業がしたいと思うようになったのか
そして、何が環境として揃っていないのか
どうやったら自己表現できるのか

これら3つを中心に深掘ってみたい

私のビジョンと現実

ビジョン

私はまだ起業はできていない
なぜなら、起業に必要とされる要素がところどころ欠けているからである
そしてそのピースを埋めようと踠いている状況である

私の自己表現は「日本が誇るIPの一つであるアニメの未来を作り、普及させることでエンターテイメントの新たな世界を見せる」である

理由としては、まず日本のアニメのクオリティと物語の深さ、圧倒的な詳細設定
キャラクターの魅力、映像作品としての没入感など
他のエンタメに引けを取らない体験をすることができることが根底にある

これらの魅力を最大限に発揮させ、最終的には視聴者の人生を彩らせ、時には勇気づけ、少しでも物語からメッセージを感じてほしい
というのが最終目標である

では、ここでいう魅力を最大限に発揮するとは具体的には何か
そこで私は「仮想世界」での物語の擬似体験を作ることに挑戦したいと思うようになった
また、その世界を愛する者が集まり、さらに新たな世界をみんなで作っていく
コミュニティ・経済圏を想像することが私が夢見るビジョンである

ビジョンまでの経緯

私がこのビジョンを実現したいと思ったきっかけは自分のアニメ体験と留学で
感じたアニメへの想いが関わってくる

元々、自分はアニメが大好きであった
小さい頃から勉強をして、中学受験に失敗したときもアニメが心の支えとなった
特にSAOのような近未来を想像させるような夢のあるアニメや挫けそうな時に
背中を押してくれるグレンラガンのシモンのような熱いアニメが好きだった

これらのアニメで挫折しても救われてきた体験が、今の私を支え、さらにこの体験を他の人にも感じてほしいと思うようになった

また、全く別の興味や関心から留学を志した時に、日本人として日本の文化を共有する機会があり、その時に私は迷いなくアニメを選んだ
そして、アニメは海外の方からのウケが非常良かった

その時に私は、日本のアニメのポテンシャルと可能性、また世界観は世界でも
戦えるのではないかという微かな希望を持ち、それを表現したいという思いから
上記のビジョンを想像するに至った

現実と課題

しかし、ただの日本の高校生でアニメの絵も描けないような人が
このビジョンを実現するには何が必要なのか
それすら私には分からなかった

ただ、それは私だけではなく、多くの日本の高校生が抱くことである
なぜなら、完璧な人生のルートが洗脳の如く敷かれているためである

受験、バイト、大学、就活、安定、趣味、タイパ等々
これらの言葉だけでなんとなく、想像がつくであろう
これが私たちを縛り、苦しめ、自己表現をすることを遠ざけてしまう

さらに、この「縛り」以外にも大きな問題として、既存の権力 
既得権益者の大き過ぎる存在が「起業」という夢を遠ざける
これが事実であり、真理であると私は思っている

例えば、私の場合であれば、どうやってアニメを作っているかを調べるにつれて
出版社やテレビ局、一部のアニメ制作会社からなる「製作委員会」の存在が
アニメビジネスを構成していることが分かる

しかし、この製作委員会方式には下請けであるアニメーション制作会社の存在が不可欠であり、その制作会社が現状厳しい立場であることも同時に分かってくる

これは一つの社会問題であり、高校生の自分でも少しは役に立てる解決方法を探すことができるかもしれない
そう思い、この分野の研究から始めることにした

が、この研究が直接的に私のビジョンに繋がるとは言い切れないというか可能性としては低い
でもこの研究を続けなければ、社会への一歩を踏み出すこともできないのではないかと思う
つまりは、このような研究を通して業界関係者の方と繋がったり、大学に入ることで自分の社会的な立場を必要とするからである

ここまで現実的に考えると、起業への夢がさらに遠のくのである
では、どうすれば起業につながるのか
その環境を整理してみたい

起業環境

起業は自己表現とはいえ、社会的な役割や責任を伴うことも考えるべきであるが
一番必要なものは「人と金」である

特に、専門的なものであればあるほどそれらは必要である
そのためには人が必要であり、その人を雇うには金が必要なのである
また、そのビジョンに対して出資をしてくれる人も必要だ

これらを総合的に判断しても、学生が揃えられるような環境でないことは
分かると思う

起業家が1人で全てやることも難しいだろう
確かに一部にはスーパー高校生がそういったことをやる人もいる
しかし、その他大勢の高校生には無理がある

特に「起業仲間」がいることが起業をする環境として必要だと思う
お金の問題よりも、そちらの方が重要かもしれない
自分のビジョンに賛同してくれる人やそれをサポートしてくれる人がいなければ
事業を成長させることはできない

何から始めるのか

しかし、何かアクションを取らなければ始まらないのもまた事実
ということで、最初は「アニメの広告代理店業務」を行なっていきたいと
考えている

ターゲットは海外の若者向けに、日本のアニメ情報やアニメに関わるリアルをお届けするものにしたいと考えている
また、アニメ以外にも日本のカルチャーやアニメ以外のリアル・魅力を伝える広告代理店業務をオンラインでできればと考えている

先行事例としては「クランチロール」のアニメメディアや配信事業が挙がるかもしれないが、自分はもっとコアの制作の部分まで掘り下げたいと思っている

理由としては、現在のアニメ業界の制作環境や裏側にも興味を持ってもらいたいと思っているからである
また、アニメに限らず、日本のリアルの情報を受け取るのは海外の人は特に難しいのではないかと思う
というのも、当たり前だが、海外向けに配信をしている日本の情報サイトは情報に偏りがあるように思える

特に、アニメに関してはクランチロールが一強であるため、合弁会社である
アニプレックス作品へのリーチは他の作品に比べて短いように思える

また、海外ではよくある話だが、日本で流行っているアニメと海外で流行っているアニメが違っていて、海外に行ってもアニメの話が通じないことが多々ある
これはカルチャーや受け取り方の違いが各個人があるので仕方ないのかもしれない
しかし、この各国の流行のリアルというものを視覚情報として提供しているところは少ないように思える

これらの理由からリアルや魅力を伝えるをコンセプトに、広告代理店事業を始めは行っていきたい

長期的なゴールでは、ビジョンにも少し書いたIPビジネスにも可能性を感じているので、それらに取り組みたいと考えている


ここまで書いてきたことは、今後少しずつ事業として起こしていくので、今後も
投稿を続けて経過を報告できればと思っている




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