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ズバリ、心肺蘇生 その①

 ほとんど全ての医療行為が延命だけの意味を持つ医療行為となりえると、お伝えしました。
 とはいえ、遭遇する頻度の高い医療行為は、ある程度決まってきます。
 今回はその中から心肺蘇生について、お話ししたいと思います。

 心肺蘇生法がどのようなものかはイメージしやすいかと思います。
 心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器、半自動電気ショック機械)なんかです。

 心臓マッサージは、心臓が止まってしまった時、正確には、止まって無くてもポンプとしての機能が無くなって全身に血液が送れない時、外から胸を押したり離したりして、ゴムボールの様な心臓から血液を押し出したり、圧迫を解除して心臓に血液を吸い込ませたりすることで、機能しない心臓の代わりに心臓のポンプ機能を行うという行為です。
 AEDについては、心臓が機能しなくなる原因の一つとして致死的な不整脈があるので、AEDの機械が電気ショックで治せる不整脈を自動判断して、周りにいる人に「AEDのボタンを押して、電気ショックして!」と指示を出すものです。

 人はいつ心臓が止まるか分からず、可能性はとても低いですが、街中で目の前の人が突然倒れても不思議では無いので、医療関係者だけで無く、全ての人ができる様になっていた方が良いと思います。
 町の広報や掲示板に貼ってあったり、役所や消防署に行くと、講習会の日程を知ることができます。

 次回、この心肺蘇生法は、どういう時に延命的な意味になるか
考えてみます。

心肺蘇生法の説明
心肺蘇生法の手順|日本医師会 救急蘇生法 (med.or.jp)

救急処置全般の説明
https://www.med.or.jp/99/

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