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アドバンスト・ケア・プランニング(Advanced Care Planning : ACP、人生会議)の真髄

 前回、治療選択・決定方法で主流のインフォームドコンセント(IC)と、これから広まってくるであろうシェア・デシジョン・メイキング(SDM)を紹介しました。
 SDMは、患者側は色々納得した上で、医療側とお互いに共感して治療方針を決定していくので、患者側はあらかじめ自分の受けたい治療を考えておく方が、話をまとめるのがスムーズになります。
 なので、あらかじめ自分の受けたい医療を考えておく、アドバンストケアプランニング(Advance Care Planning:ACP、人生会議)が必要になってきます。
 で、ACPの本質はこれだと思っています。

 厚生労働省は批判を受けてすぐに撤回してしまったのですが、「命の危機が迫った時、想いは正しく伝わらない。」は、本当だと思います。
 死のかたちで出した①比較的若い人の急な心筋梗塞の場合は、あまり悩まないと思うでしょう。②元々ベット上生活の方の心筋梗塞の例では、どうでしょう?
 ちなみに、本人の意思が確認できない時には、家族が本人の意思を想像する事になります。

 具体的な人生会議をどうしていくか、次回からお話しします

 厚生労働省の人生会議に関するサイトです。
「人生会議」してみませんか|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

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