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レビューとレポート第55号

レビュー


[1]複数のフレームとの密かな戦い――「豊嶋康子 発生法――天地左右の裏表」東京都現代美術館 レビュー 
中島水緒 
https://note.com/misonikomi_oden/n/n3f4a42cc3688


レポート


[2]【ぶっちゃけすぎ】国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?―国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」記者発表会と参加作家の梅津庸一、小田原のどか、鷹野隆大とキュレーター新藤淳によるトークセッションのレポート
https://note.com/misonikomi_oden/n/n43d2994afaa6


[3]得体の知れない、無名の三人の歴史を振り返る――『天地耕作(あまつちこうさく)初源への道行き』 展示レポート 静岡県立美術館
東間 嶺
https://note.com/misonikomi_oden/n/n1fd85c20998e


[4]シュルレアリスム宣⾔100年 シュルレアリスムと⽇本 板橋区立美術館 レポート
https://note.com/misonikomi_oden/n/ne5d7e606fd0d


[5]「コレクションズ・ラリー 愛知県美術館・愛知県陶磁美術館 共同企画」愛知県美術館 レポート
https://note.com/misonikomi_oden/n/nbbe499682945



[特集]アートフェア

[6]「ART FAIR TOKYO(アートフェア東京)」記者会見/出展ギャラリー・主要アーティスト・特別企画発表
東間 嶺 
https://note.com/misonikomi_oden/n/n8951f955ee54


[7]蓮輪友子(YIRI ARTS)と枝史織(The Project YUGEN)――『アートフェア東京 2024』
東間 嶺
https://note.com/misonikomi_oden/n/n477dbee4f552


[8]ART FAIR TOKYO(アートフェア東京 2024年)レポート
https://note.com/misonikomi_oden/n/n3d78fb95ceec


[9]ARTISTSʼ FAIR KYOTO 2024 レポート
https://note.com/misonikomi_oden/n/n5672813b167d






お知らせ

開催中


ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?
―国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ

中世から二十世紀前半までの西洋美術のみを収蔵/保存/展示している国立西洋美術館には、いわゆる「現代美術」は存在しません。そこは基本的に、すでに死者となって久しい遠き異邦の芸術家らが残した産物が集っている空間です。この展覧会ではしかし、そんな国立西洋美術館へと、こんにちの日本に生きる実験的なアーティストたちの作品群 ― 故人のものも含みますが ― をはじめて大々的に招き入れます。

プレスリリース

会場:国立西洋美術館
会期:2024年3月12日(火) ~ 5月12日(日)

参加アーティスト
飯山由貴|梅津庸一|遠藤麻衣|小沢剛|小田原のどか|坂本夏子|杉戸洋|鷹野隆大|竹村京|田中功起|辰野登恵子|エレナ・トゥタッチコワ|内藤礼|中林忠良|長島有里枝|パープルーム(梅津庸一+安藤裕美+續橋仁子+星川あさこ+わきもとさき)|布施琳太郎|松浦寿夫|ミヤギフトシ|ユアサエボシ|弓指寛治

https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2023revisiting.html

画像:プレス向け内覧会で撮影



『シュルレアリスム宣言』100 年 シュルレアリスムと日本

本展は『シュルレアリスム宣言』の発表から100年を記念して、日本各地でシュルレアリスムがどのように紹介、解釈され、展開していったのかを絵画やデッサンをはじめとする作品や美術雑誌、書籍などの資料から読み解きます。それにより20世紀最大の美術運動が日本の美術史に大きな影響を及ぼしたことが見えてくるでしょう。
日本のシュルレアリスムを概観する約30年ぶりの展覧会1990年に名古屋市美術館で行われた「日本のシュールレアリズム 1925-1945」以降、靉光、瑛九、山下菊二など、画家の個別研究やテーマ展により、日本のシュルレアリスムに関する研究が進んできました。本展では最新の研究成果も交えて日本のシュルレアリスムの核心に迫ります。

PRより


会場:板橋区立美術館
会期:2024年3月2日 ~ 4月14日
※3月26日(火)から後期展示
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000016/4001737/4001747.html



コレクションズ・ラリー 愛知県美術館・愛知県陶磁美術館 共同企画

ノロ燐《胎芽供養堂》1973年 愛知県美術館


愛知県美術館と愛知県陶磁美術館のコレクションを合わせると、その数は17,000件以上にのぼります。本展は、そのなかから両館の4人の学芸員がそれぞれ独自の視点でテーマを立ててご紹介する、オムニバス形式の展覧会です。同じ愛知県立の美術館同士ですが、意外にもこのように大きな規模での共同企画を行うのは初めてのこと。愛知県陶磁美術館が休館中(2025年4月に再開予定)だからこそ実現したこの企画、2館のコレクションが出会うことで生まれる作品同士の共鳴を是非ともお楽しみください。

愛知県美術館WEB


会場:愛知県美術館
会期:2024年1月16日(火)~ 4月14日(日)
https://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/000431.html

画像:プレス向け内覧会で撮影



第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで⽣きてる」

このたび第8回展を迎えるにあたり、私たちは、強みであるこの「国際性」を大切にしながら、次の10年にトリエンナーレがどうあるべきかを考えました。その結果、当初から掲げる「現代アートの良質の入門編になる」という目標に、いま一度ていねいに立ち返ることにしました。
第4回展(2011年)から第7回展(2020年)までの10年は、展示の大きな部分を横浜美術館の会場が担いました。これからの10年は、もっと街なかのさまざまな場所に展示を広げていきたいと思います。美術館に行こうと身構えず、多くの方がふとアートに出会うタッチポイントを増やすべきと考えるからです。
しかし同時に私たちは、改めて美術館会場のメリットにも目を向けます。3年の工事休館を経て今回リニューアルオープンを迎える美術館は、新しいエレベーターや多機能トイレ、授乳室を完備しています。また、あちこち移動しなくてもここだけでたくさんの作品を見ることができます。初めてで戸惑う方、小さなお子さんと一緒の方、体調が不安な方などのためにこそ、美術館会場は力を発揮します。
こうした検討を踏まえて、私たちは、今回の第8回展を主に次の二つの部分で構成することにしました。

ADであるリウ・ディンとキャロル・インホワ・ルーが「野草:いま、ここで生きてる」をテーマに展開する展示(横浜美術館他、全5会場)
「アートもりもり!」の名称のもと、市内の各拠点が統一テーマ「野草」を踏まえて展開する展示

気候変動や戦争、不寛容や経済格差。私たちの暮らしを支えていた価値が、いま大きく揺らいでいます。見る人それぞれの解釈を許す現代アートの作品は、見知らぬ誰かとその不安を分かち合い、共に明日への希望を見出すためのよき仲立ちとなります。すべてがわかったわけじゃないけれど、新しい扉を少しだけ開けた気がする。会場を訪れた方たちにそんな感覚を持ち返っていただきたくて、横浜トリエンナーレは次の10年への一歩を踏み出します。

会場:横浜美術館、他
会期:2024年3⽉15⽇(⾦)-6⽉9⽇(⽇)
https://www.yokohamatriennale.jp/2024/

撮影:東間嶺



ホー・ツーニェン エージェントのA

シンガポールを拠点に活動するアーティスト、ホー・ツーニェンの個展を開催します。ホー・ツーニェンは、東南アジアの歴史的な出来事、思想、個人または集団的な主体性や文化的アイデンティティに独自の視点から切り込む映像やヴィデオ・インスタレーション、パフォーマンスを制作してきました。既存の映像、映画、アーカイブ資料などから引用した素材を再編したイメージとスクリプトは、東南アジアの地政学を織りなす力学や歴史的言説の複層性を抽象的かつ想起的に描き出します。

会場:東京都現代美術館
会期:2024年4月6日(土)~ 7月7日(日)
10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日

レポートはこちら

撮影:東間嶺



サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」/津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」
Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展

東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)は2018年より、中堅アーティストを対象とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」を実施しています。各回の受賞者は2組で、複数年にわたる支援の最終年に、東京都現代美術館で受賞記念展を開催します。
第4回受賞者のサエボーグと津田道子による本展は、それぞれの個展として「I WAS MADE FOR LOVING YOU」と「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」というタイトルを冠しました。隣り合うふたつの展覧会は制作に対する関心もアプローチも大きく異なり、それぞれが独立したものでありながら、展示室内での鑑賞者のふるまいが作品の一部となるという共通点を持っています。鑑賞を通じて自身に向き合うことで、動物も含む他者との関係性や、社会的に期待された役割などに目を向けることにもなることでしょう。

会場:東京都現代美術館
会期:2024年3月30日(土)~7月7日(日)
休館日 月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/TCAA_2022_2024/

撮影:東間嶺



国立ハンセン病資料館 2024年企画展
絵ごころでつながる - 多磨全生園絵画の100年

今からおよそ100年前の1923年10月31日、第一区府県立全生病院(現・多磨全生園)の礼拝堂で「第壱回絵画会」が開幕しました。この絵画会は、同院の入所者が描いた絵画を展示した初の催しとなりました。その後、戦時中に結成された絵画サークルの活動が戦後に本格化し、近年は集団から個人での作品作りへと変化し活動が継続されてきました。ハンセン病患者・回復者に対する強制隔離という苦難のなかの絵画活動は、描き手同士と、描き手と職員をもつなぎ、やがて描き手と社会をつなぐものになっていきました。
本展は、絵画会を起点とする多磨全生園の絵画活動100年の歩みを一望し、初公開のものを含む多くの絵画作品を関連資料とともに紹介します。

会場:国立ハンセン病資料館 企画展示室
会期:2024年3月2日(土) ~  9月1日(日)
休館日:月曜および「国民の祝日」の翌日(月曜が祝日の場合は開館)
入館無料
https://www.nhdm.jp/events/list/6494/

撮影:東間嶺



Scenery−景色とつながる4つのメソッド

かつて月見の名所として親しまれた東山丘陵地帯に、500坪の豊かな日本庭園に守られた築90年の数寄屋邸宅があります。ここは、映画・飲食業・不動産など多岐にわたる事業で成功をおさめた名古屋を代表する実業家・古川爲三郎(1890‐1993)が終の棲家として過ごした邸宅(現・爲三郎記念館)です。爲三郎は、仕事を通して社会に奉仕することを理念とし、名古屋の発展と文化振興を願って様々な文化事業や学校教育、福祉事業に多額の寄付をした他、名古屋市営地下鉄東山線の栄-今池間に予定されていた高架式に反対して地下式とするなど、名古屋の景観にも心を砕いてきました。爲三郎記念館の邸内で耳を澄ますと、この屋敷の下を通る地下鉄の音が微かに聞こえてきます。この微かな音のように、邸内には、明治に生まれ、大正、昭和、そして平成へと駆け抜けた一人の実業家の歩んだ激動の歴史と想いが、今なお、通奏低音として流れているのです。

参加作家:近藤正勝、中田ナオト、三田村光土里、米山より子

会場:爲三郎記念館(旧古川爲三郎邸)※古川美術館の分館
会期:2024年3月2日(土)~ 4月14日(日)
時間:10:00 ~ 17:00(最終入館16:30)
月曜休館

https://www.furukawa-museum.or.jp/archives/event/%E3%80%90scenery%E5%B1%95%E3%80%91%E4%B8%89%E7%94%B0%E6%9D%91%E5%85%89%E5%9C%9F%E9%87%8C-%E3%80%8Cart%EF%BC%86%E7%9B%86-de-cafe%E3%80%8D

画像提供:古川美術館



ブランクーシ 本質を象(かたど)る

ブランクーシの創作活動の全体を美術館で紹介する日本で初めての機会。写真作品も見所。


石橋財団コレクション選

昨年南天子画廊で特集され話題になった毛利眞美の作品を新収蔵。堂本尚郎とならんで展示。


石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 清水多嘉示

日本人としてはじめてサロン・ドートンヌに絵画と彫刻が同時入選を果たした清水の作品を多数新規収蔵しお披露目。出口の石橋正二郎胸像でお馴染み。

会場:アーティゾン美術館
会期:2024年3月30日(土) ~ 7月7日(日)
時間:10:00 - 18:00(5月3日を除く金曜日は20:00まで)
休館日:月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日

https://www.artizon.museum/

画像:内覧会にて撮影



𠮷本作次 絵画の道行き 

1980年代、美術の分野において、空間を演出するインスタレーションという展示形式が隆盛していく中、大画面に「物語」を紡ぐ具象絵画の一群が現れました。「絵画の復権」を強く印象づけた国際的な動向でもある“ニュー・ペインティング”の流れに乗り、名古屋において鮮烈なデヴューを果たしたのが画家・𠮷本作次(1959年、岐阜県生まれ)です。うねりを伴う力強いストローク(筆触)と重厚な質感、それとは対照的なグラフィカルなイメージや浮遊するような形態が展開する大画面の作品で注目を集めました。
1990年代以降は、新たな表現の模索のためドローイングを繰り返し、中国絵画の筆法から「線」の要素を取り入れていきます。またルネサンス以降のヨーロッパ絵画の主題と構図に着目し、静けさとダイナミズムを併せ持つ表現と寓話的画題へ変貌を遂げました。2005年からは名古屋芸術大学教授を務め、絵画論の講義を担当するなど、理論と実技指導の両面から後進の育成にあたっています。
本展では、絵画、ドローイングあわせて約200点の作品を通して、1980年代以降の日本の現代美術における絵画の展開を知る上でも欠くことのできない存在である画家の独自の「道行き」を紹介します。

WEBより

会期:2024年4月6日(土) ~ 6月9日(日)

時間:午前9時30分 ~ 午後5時
5月3日(金・祝)を除く金曜日は午後8時まで(いずれも入場は閉館30分前まで)
休館日:
毎週月曜日【4月29日(月・祝)、5月6日(月・休)は開館】4月30日(火)、5月7日(火)

https://art-museum.city.nagoya.jp/exhibitions/post/yoshimoto-sakuji/






これから

梅津庸一 クリスタルパレス

本展覧会では、美術家・梅津庸一(1982-)の、2000年代半ばより始まる仕事を総覧します。油彩による裸の自画像、多彩な抽象ドローイング、映像、陶芸、版画などの作品をとおして、梅津はこれまで、日本の美術(制度)史への愛憎半ばする批評的態度を表明してきました。また、その活動は作品制作だけにとどまらず、私塾の開設や、展覧会の企画、非営利ギャラリーの運営、テキストの執筆へも展開しています。彼の多種多様な活動を貫いているのは、「この国で美術家として生きることはいかにして可能なのか」という問いです。本展覧会は、そんな梅津からの問いかけを起点に、「人がものをつくる」という行為の可能性について根本から再考することを目指します。

会場:国立国際美術館
会期:2024年6月4日(火)~ 10月6日(日)
時間:10:00 – 17:00、金曜・土曜は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで休館日:月曜日(ただし、7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・休)は開館し、7月16日(火)、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)は休館)

https://www.nmao.go.jp/events/event/202400604_umetsuyoichi/


過去の展示風景

梅津庸一「ポリネーター」ワタリウム美術館(2021) Photo by Fuyumi Murata
梅津庸一 「緑色の太陽とレンコン状の月」 タカ・イシイギャラリー(2022)Photo by Fuyumi Murata
梅津庸一「遅すぎた青春、版画物語(転写、自己模倣、変奏曲)」銀座 蔦屋書店(2023) Photo by Fuyumi Murata



2024年度 Osaka Directory supported by RICHARD MILLE

KOURYOU《いわき伝説ノート・キツネ事件簿-TOPページ》2016年より継続中

大阪中之島美術館が関西・大阪21世紀協会と共同で主催する、関西ゆかりの若手作家を中心に個展形式で紹介する展覧会です。これからの時代を象徴する、新たな表現を生み出す作家を毎年紹介していきます。ディレクトリとは、IT 用語でデータを整理し分類するためのフォルダ等を意味します。本シリーズを通して、将来活躍が期待される関西の若手アーティストの情報を美術館というディレクトリに格納、保管し、さらに、ここ大阪中之島美術館から彼らの活動を広く世に紹介し、世界に羽ばたくことを支援していきます。

会場:大阪中之島美術館2F多目的スペース

第7期 : 小松 千倫
会期:2024年11月16日 (土) – 12月15日 (日)
第8期: 谷中 佑輔
会期:2024年12月21日 (土) – 2025年1月19日 (日)
第9期: KOURYOU

会期:2025年1月25日 (土) – 2月24日 (月・休)

https://nakka-art.jp/osaka-directory/

画像提供:大阪中之島美術館



前本彰子展 龍姫の水ノ珠

コバヤシ画廊
2024年4月29日 ~ 5月11日(祝日開廊、日休廊)






弊誌へレポートを寄稿してもらっている東間嶺さんが運営するオルタナティブスペースナミイタ、それが付属するアトリエトリゴヤ並びに隣接するアトリエ306へ、隣接する造園業者の敷地の火災が延焼しほぼ全焼しました。当該敷地を間借りしていた人物による失火が原因とのことです。これによりナミイタが活動できなくなっただけでなく、アーティストの数十年にわたる活動の記録と作品が破損、消失する事態となりました。
連日、罹災後の状況報告がnoteへアップされています。義捐金の募集もしているのでそちらをご覧ください。

ナミイタ
オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ Nami Ita』は、東京都町田市の外れに位置する異形の共同スタジオ『アトリエ・トリゴヤ』の内部一区画を改装したアーティスト・ラン・スペースです。2021年3月活動開始、2023年12月29日の火災延焼の罹災からただいま再建中。代表:東間嶺
https://note.com/namiita_2036

画像提供:東間嶺




表紙について

2月タイトル
時は2月、恋のキューピッドはスーパー激務!?
真面目な見習いモルガと自由奔放な先輩2人がボーナスを賭け、人間界と天界を引っかき回すドタバタコメディ!

解説
2月のラブイベント、バレンタインをモチーフに天使たちの物語を作りました。今回は、少女マンガ雑誌が本誌とは別に四半期に一度くらいのペースで出していた「別冊」の巻頭カラーを想定しているため、読切マンガの表紙を想定しています。「別冊」では、本誌連載マンガのスピンオフ的な読切のほか、新人少女マンガ家が本誌連載のチャンスを掴むべく読切で切磋琢磨する場でもあり、本誌とは違う見応えがありました。

この物語は以前に一度ネームまで切った作品が元になっているため、いつもよりストーリーが浮かびやすいかと思います。絵のあちこちにあるヒントから、ぜひ想像して楽しんでいただけたらと思います。

今回の作画は、「なかよし」で今も活躍されているCLAMP先生のホワイトの入れ方や色使いなどを参考にさせていただきました。筆先を使ってやや粗めの形のホワイトをたくさん飛ばし、華やかさと瑞々しさを表現しました。

宮野かおり

表紙制作中(デカい)




あとがき

原稿募集中です。掲載希望される方は下記連絡先まで。

弊誌お知らせへの掲載、あるいは取材を希望される方はプレスリリースを下記連絡先まで送ってください。
展示や内覧会についても招待いただければ取材へうかがいます。
美術館、ギャラリー、オルタナティブスペースどこでもokです。また美術に限定しませんのでお気軽に。

レポートを執筆してもらえる記者、展示レビューの執筆者を募集中です。



画像は全て許可を得たうえで掲載しています。無断転載はできません。

企画・編集:みそにこみおでん
スタッフ(校正担当):シロクマ

表紙絵:宮野かおり


連絡は下記へみそにこみおでん宛にお願いします。
E-mail: aspma260[あっと]gmail.com
X(旧 twitter):@misonikomioden
facebook: https://www.facebook.com/misomuoden

X(旧 twitter) 
https://twitter.com/review_report_

バックナンバー
https://note.com/misonikomi_oden/m/m075a5bacea51