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とにかく書き出すこと!手は答えを知っている

おはようございます。今朝も勢いで書きます!

あのことが心配だし、この事も気になる。
今のうちに何かできることがあるのではないか。
あんなことなんで言ってしまったのだろう。
あの人は一体何を考えているのか。
なぜこうなってしまったのか。
これからどうすれば良いのだろう。
本当に決めてしまって良いのだろうか。
もっとこうすれば良かったのではないか。
他にやりたいことは何だろう。
私が本当にやりたいことは何なのか。

など、人間には悩みや願望、想いなど煩悩をいつもたくさん抱えている。頭の中で、あれこれ悩み続けていても、それは煩悩のままで何も変わらず、ただ苦しい思いをするだけかもしれない。

そこで、思っている事や考えている事をとにかく書き出す。

人は量より質を求めてしまう。初めから良い答えを得たい、どうすれば良いかの最適の答えを得たいと思い、それをまた頭の中で考える。

しかし、当然、そのようなスペシャルな答えを出せるわけもなく、悩みや想いを抱えたままになる。量より質を求めるのは、その方が手っ取り早く、ラクに思えるからだろう。

でも、答えは出ない。

そこで、急がば回れで、量から入る。プロフェッショナルと言われる人も、初めから質が高いパフォーマンスを発揮できたわけではない。誰もやらないほどの量をやったことで、他の誰もができない質を手に入れている。かつてのイチロー選手もそうだし、いまの大谷選手もきっとそうだ。

最近、「100案思考」という本を読んだが、著者はコピーライター。ヒットコピーを生み出すプロの仕事が書かれている。そこでは、初めからベストな一案を考えようとせず、少なくとも100案を考え、そこから選べと書かれている。プロのコピーライターも量を出すことから始めている。

あるいは、元マッキンゼーのコンサルタント、赤羽さんのベストセラーに「A4メモ書き」がある。これは一枚のA4コピー用紙に、気になっている事の中から一つを質問にして書きだし、その答えを4~5個書き出すというもの。これを瞬時にやる。質問を書き出して、4~5つの答えを書き出す時間は1分。

やってみると分かるが、考えながら書いていると時間オーバーで絶対に書けない。これを毎日A4コピー用紙10枚分をやる。とにかく考えずに書き出す作業になる。

また、モーニングページという手法もある。これはA4サイズのノートを使う。いつも使っているノートよりも1サイズ大きなものである。これに毎日3ページ分、朝起きてすぐに思うまま考えが浮かぶままに書き出していく。これも考えながら書いていると時間がかかってしょうがない。だから、考えることなく、思いつくまま書き出していく。そうすると、不思議なもので、悩んでいることの考えがまとまったり、思いもしなかったことに気づいたりする。

A4メモ書きにしても、モーニングページにしても考えずに書き出すことが共通している。そして、これをすると確実に言動や行動が変わる。

ブルースリーの「考えるな!感じろ!」ではないが、「考えるな!書き出せ!」答えは自らの手が知っている!そんなことを教えてくれている。

自分の手を信じて、今日もステキな一日に。

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