毎年、新入社員に伝えている「3つの質問」。
おはようございます。今朝も勢いで書きます!
今年も3月が終わる。来週から、4月。また、初々しい新入社員がやってくる。この年齢になると、ちょっと前に来たと思ったが、またこの季節が来たかと、時間の流れをとても早く感じる。
さて、新入社員はまず研修を受けてから部署に配属となるので、一緒に働き始まるのは、もうちょっと先。そして、一緒に働くことになった新人には、私が必ず言っていることがある。
それは、「たくさん質問するように!」ということ。
これは新入社員に早く仕事を覚えてもらうためというのもあるが、我々、既存社員にとっても、新たな気づきになることが多い。思いもよらないところから質問されることがあるからだ。
それによって、基本的なこと、本質的なことを考える機会になる。
新入社員も一年も一緒に仕事をすると、考え方や価値観がお互いに分かってくるし、似てくるところもある。
その点、新入社員は異質な存在である。その異質さを活かすためにも、たくさん質問して欲しいと言っている。それから、質問には3つあることを伝えている。
新入社員の質問は、組織や既存社員に新たな気づきや考え方を与えると言ったが、もちろん、新入社員にとってもメリットはある。それは、やはり成長スピードを上げることだ。
質問魔は成長が早い。
ただし、下手な質問ばかりをしていても、ダメ。上手に質問をしてくる人間は、成長が早い。
そこで、伝えているのが、質問には3つあるということ。
まず一つ目の質問は、≪分からないことを聞く≫というもの。これは、質問の基本。これができないようでは、仕事に支障をきたす。分からないことがあれば聞くのは、当たり前の質問である。
二つ目の質問は、≪確認のために聞く≫というもの。念のための質問とも言える。たぶん間違いはないのだが、もしかすると勘違いをしているかもしれないから聞くというこものだ。これもできないと仕事に支障がでる。しかし、なかには、聞くのが申し訳ない気持ちになったり、面倒に感じたりもするのか、聞かない新人がいる。
そして、三つ目の質問は、≪相手の考えを知るために聞く≫というもの。自分にも考えや答えは持っている。しかし、その人はどのような考え方や答えを持っているのかを確認するために聞く。
これができる新人が少ない。成長スピードは、いち早く仕事で成果を上げている人の考え方や価値観を自分の中にインストールすることで早まる。このときに大事なのは自分のなかにも答えを持ちながら聞くこと。
それで、自分とその人との違いを知ることになる。この経験が自分を客観視することになり、自分の考え方や価値観を知ることになる。それがあって初めて、自分の考え方や価値観を変えられるようになる。
質問を使い分けて、今日もステキな一日に。
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