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リーダーなら「たる理論」を知っておこう。

おはようございます。今朝も勢いで書きます!

住宅会社やリフォーム会社では今、どのエリアでも間違いなく他社と競合する。需要よりも多くの供給がされる状態にあるのだから仕方がない。

大事なのは、そのような激しい競争が起きたときに、対策として何を重要視しなければいけないのか?ということ。

ここで、ふたつの考え方に分かれる。一つは、加点主義での取り組み。これは他の会社ではやっていないことに取り組もうとすること。そして、もう一つは減点主義での取り組み。これは、他社ではできているが、自社ではできていないことに取り組もうとすること。

例えば、加点主義であれば、女性営業がいないので、自社は女性営業を育成しようと考える。一方で、減点主義であれば、ショールームのウインドーに汚れが見えるので、毎朝、ピカピカに拭きとろうと考える、

このどちらを重要視して取り組むべきなのだろうか?

これは、多くの会社では加点主義の方に意識を向けて取り組んでいるはずだ。このような取り組みも必要なのだが、減点となるようなことが一つでもあると、せっかくの加点も意味を失くしてしまう。

それが、たる理論、である。

この絵のように、たるがあったときに1か所でも他よりも低い部分があると、そこから水が漏れる。他に高いところがあったとしても、水は溜まらない。

高いところが「加点」であり、低いところが「減点」ということだ。

このことはお客様の購買スタイルとも影響をしている。お客様は複数社ある会社の中から、いきなり1社の会社に決めようとはあまりしない。複数社ある中から、まずは検討できそうな2~3社を選ぶ。そして、最終的に、その中から1社を決める。

つまり、「選択 → 決定」 のプロセスがあるということだ。

そして、選択をするのは誰で、決定をするのは誰なのかも知っておかなければいけない。多くの場合は、最終的に決定をするのは、家族の中では旦那(男)である場合が多い。あるいは、夫婦で決めるというのも増えている。

一方で、複数社ある会社の中から、2~3社を選択していくのは誰か?これは奥さん(女)である場合が多い。「お前に任せるよ」と旦那が妻に言う。また、夫婦で選ぼうとしている場合でも、奥さん(女)が「嫌!」となれば、それに反対する旦那(男)は、そう多くいないはず。

つまり、決定される前の選択は奥さん(女)が握っていることになる。ここで嫌われてしまっては、加点にも気づかれないまま退散するしかなくなる。

ということで、競争が激しくなってきたときに最も重要視しなければいけないのは、減点されないことなのだ。そして、減点されないようにしていくことで、下限の品質を高めていくことである。

プラス発想は大事なの事だが、現実的に人の多くは欠点に目がいく。そして、その欠点は記憶にも残りやすい。

下限品質を高めよう!

楽しく欠点改善をして今日もステキな一日に。

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