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夫が脱サラして書店をやりたいと言い出した④〜運命は偶然じゃなく必然でできてる?〜



やっべ!!!めっちゃ間開いちゃったじゃん!!!
共に去年の12月まで遡りましょう。


妊娠がわかってからの混乱も、師走の忙しさに助けられて徐々に落ち着いていったが、つわりと疲れはピークに達していた。

しかし子が楽しみにしているクリスマスと、年末恒例・バイト先でのおせち作りはなんとかやり遂げたいと、今思えばかなり無理していた。


保育園でも風邪が流行っていて、息子も常に咳やら鼻水やら色々出していた。そこのケアも神経を使っていたと思う。


夫はというと、内装業者さんとの打ち合わせに、立ち会いに、役所へ書類提出に……とめちゃくちゃ忙しそうだった。慣れない作業やリアルタイムで変動する連絡業務にとても戸惑っていたので、「大丈夫かいな」と正直思ってしまうくらいだった。



そして年末…おせち忙しいぞ〜と意気込んでいる夜、夫に一本の電話が入る。


「ごめん、おかあさんを救急連れてってくる」

「今週2回失神したって連絡きた」



アサシーーーーーーーーン!!!!!!!!!!はよ言えやーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!


※アサシン=お義母さん。詳しくは下記プロフィール記事をご覧ください。



夫よ、心を落ち着かせて行くんやで?向こう行って落ち着いたらすぐ連絡してな?と、私も覚悟を決めて送り出した。


結果から言うと、おそらく脱水だろうとの事だった。検査は色々やったが、明確な原因はフワッとしたままだった。

しかし少し前から実は体調が悪く、2日ほど飲み食いできていなかったとの事だ。お義母さんは食が細く、身体もとても細いので少しの絶飲食で簡単に脱水になるのは想像できる。


命に別状はなさそうで少しホッとしていると、自分の身体もなんだかめちゃくちゃ重いことに気づく。



熱測った。38.5℃。


終わりだーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!


その後夫も熱発。世紀末かよ。



息子だけは元気で、両親共に倒れている間、大家さんや、三重から助けに来てくれた我が母と一緒に楽しい時間を過ごしていたのであった。


2人とも倒れたおかげで、夫婦でゆっくり話ができた。ぼんやりした頭も、逆に余計な気遣いや打算抜きで話し合う手助けをしてくれた。


「お義母さんと一緒に住もう……」
「キッチンだけ別に作ってくれ…………」
「もう1人産まれるからこの部屋手狭だしね」
「家賃かからないのもありがたいしね…」


全ての出来事がパズルのようにハマっていって、もはや現実を拒否することも、戸惑いもなかった。


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