サウナ好きがフィンランドまで行ったはなし その4
Pohjola's Pirttiを後にして向かった先は
こちらもサ旅に載っていたあの7つ星スモークサウナを有する
Isokenkäisten Klubi。
こちらでのサウナ体験も日本では(物理的に)出来ないものでした。
まずは前室でウェルカムドリンクのコケモモ水をいただきながら
このスモークサウナの歴史と説明を聴きます。
スモークサウナは毎朝薪を6〜8時間ほど絶やさず燃やし
ゆうに1tを超える石を温めつつ
煙突のないサウナ小屋にその煙を充満させてセットアップするそう。
追い焚きはせず石の余熱だけで入るサウナなので
ロウリュは投げたり回しかけたりせず
石の鳴く一点を探り、そこにゆっくり水を落としていきます。
中は薄暗いのでまず嗅覚と聴覚、触覚が敏感になり
熱と蒸気がじんわり肌に貼りつく感覚を味わいます。
スモークサウナ特有の薫香とロウリュの水音
そして蒸気、熱、銀世界
そのすべてが幸福を象ってました。
ではいざアヴァントへ
クーサモに来てから既に一度死んでいますが
ここでもう一度死にました。
そしてまた何度でも生き返ります。
あれだけ映像で見てきたアヴァントも
言葉なんぞで表現するのは正しいのか?と思うほど筆舌に尽くしがたい体験でした。
ただ間違いなくあの時、わたしは俗世から離れていました。
(なお俗世から離れすぎたせいか、アヴァントの氷で掌を切りました)
存分にサウナを味わったあとはダイニングで郷土料理のディナー。
こちらはトナカイ肉の煮込み。
トナカイ肉はジャーキー&ケバブを足したような味でした。
ベリーのソースは鉄板なんですね。
夜は泥のように眠る…と思いきや
オーロラが見える!との事で、恐ろしく寒い中
アヴァントのすぐ近くから空を眺めたり
旅疲れもサウナ疲れも忘れて楽しんでおりました
(ぼんやりですがオーロラ見えました!)
…そういえばわたし、旅行ハイになるタイプだったわ。。。
翌朝はポリッジやカルヤランピーラッカなど
郷土料理を含んだミニブッフェ形式。
飛行機の時間の関係で駆け込むようにいただきましたがどれも美味でした!
濃い経験をどっさり積んだクーサモを後にして
ここからはヘルシンキ、そしてタンペレへ移ります。
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