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フェーズがまたまた変わりつつあります!

俳優プロダクション、ミッシングピースの代表です。事務所の日常をお伝えしています。


人間の脳は1万年前のまま!


新しい仲間が増えているので新人研修をしています。一年に数回行うので新人研修がどんどんブラッシュアップされているように感じます。

今回、取り上げたのは「人間の脳」について。これはアンデシュ・ハンセン氏の「メンタル脳」や、アン・ウーキョン氏の「思考の穴」などから学んだ知識です。

ごく簡単に要約しますと進化には世代交代が必要で、健康であれば80歳くらいまで生きる人間は1万年前から100世代強しか世代交代していないので、進化できない。だから、1万年前のままの脳で現在の社会変化に対応しているのだとのことです。

人間の脳の目的は種の保存と生き残ること。(決して、幸せになることではありません)だから、変化を察知すると不安になって用心深くなるのだそうです。つまり、今まで生きてこれたのに、変化があるということは死ぬ確率が増えるかもしれないぞと警告しているのです。

そう考えると、不安になった時にそこから逃れようとすると、もっと不安になる意味が理解できます。不安になって用心深くなりなさいって脳が人間を動かそうとしているのに、それを打ち消そうとするから、もっと不安にさせて打ち消せなくさせるのですね。

前置きが長くなりました。。。(いつものことで、すみません)

だから。。。私は不安になった時、フェーズが変わってきているんだなと置き換えるようにしています。


フェーズってなに?

ビジネスでも使用されるカタカナ語「フェーズ」の意味を理解しましょう。「フェーズ[phase]」は、「段階」や「局面」「様相」といった意味の英単語。「物事の移り変わりを整理するための区切り」を表します。語源は、三日月や満月など「月の満ち欠け」を表すギリシャ語です。

Precious.jp

春になって、新人も入って、Yさんという強い味方も加わって、小林大斗の「十角館の殺人」は大好評で、鳥谷宏之が出演しているドラマ「RoOT」も「滅相も無い」も始まっていて、なんかいいことばかりなのに、ちょっと心がゾワゾワしてるなぁって感じ始めていて、呼吸が浅くなっていないかなどと自分に問いかけていたのですが、

これはミッシングピースのフェーズが変わってきたことを感じ取っているのだと分かりました。具体的には映画やドラマに出演する際、1シーン1セリフではなく、何日も稼働することが2月くらいから顕著になってきました。

私は毎日、出演実績メールなるもの<2ヶ月くらいに渡って、稼働日、稼働予定日と、日々の出来事やコメントを書き込んだもの>をスタッフに送っているのですが、俳優名と現場名を何回もコピペしてる指のタッチにふと、あれ?こんな作業、前にはあんまりやっていなかったなぁ(鳥谷と小林以外にはやってなかったなぁ)と気がついたのです。

1シーン1セリフで結果を出すことの難しさを知っているから、それで結果を出してきた、リピートをもらってくる我がミッシングピースの俳優たちが誇らしいのですが、

演技だけでなく、現場での在り方がとても大切な俳優業にとって、同じ現場に長く居れることをどうやって、一日の出演で学べるのか、難しいだろうと思っていましたので、このフェーズの変化をモノにしたい、モノにするぞと力が湧いてきます。

このフェーズの変化を共有して、進みます!

フェーズの変化というものを先取りして、認識して、意識して、事に当たるのは、フェーズの変化を乗り越える上に置いてとても大切です。この不安、この状況を俳優たちと共有して、このフェーズを乗り越え、次のフェーズを迎えたいものです。