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『ROOM TOUR』 305 「不養生」というお部屋

こんにちは🌷
暖かい空気と日差しですね!もうすぐお誕生日でウキウキのMapleです🙌
キレイに咲いた桜が散り始め(早いですね😭)、ピカピカのランドセルを背負った小学生、大きめに買った制服に着られてる感がある可愛い学生たち、新品のパリッとした生地のスーツに身を包む新社会人たちを至る所で見かけるようになりました。たくさんの「新しい」が街に溢れる季節です。新しい環境にワクワク、でもどこかちょっぴり不安そうな彼らを見ていると、「頑張れ!」と心の中で応援してしまいます。新品の制服も鞄も、使っているうちにだんだんと身体に馴染んでいくことでしょう。新しい環境に戸惑うことも多いでしょうが、これから先が楽しみですね!

さて、話は変わりまして。
「体が資本だ!」というのはいつ如何なる時も当たり前ですが、皆さんは健康に気をつけた生活を送っていますか?日常で何か健康のために特別なことや、こだわっていることはありますか?
以前の記事でもチラッと話しましたが、Mapleは食品や日用品などはできるだけ添加物を使用していない自然なものを選ぶように心がけており、プチ健康オタク的な部分があります。「身体は日頃食べているものでできているから、質の良いものを食べろ!」「人間の持つ自己免疫力・自然治癒力はなめたらあかん!」という考えの家庭で育ったこともあり、子供の頃から野菜中心の食事、外で陽の光を浴びてよく遊び、体調を崩した時はできるだけ薬に頼らず「よく食べて、水分摂って、体を温めてたくさん寝る!」という、なんともワイルドな方法で今まで生きてきました。そのおかげもあってか、ちょっとやそっとじゃ体調を崩すこともなく(メンタルは少々弱いですが…)、元気に過ごしています。
両親からの教えももちろんありますが、私が実際に体験・体感して、自然なものや自然な方法が自分の身体に合っていると学んだと言う方が正解かもしれません。不眠症で悩んでいた時にハーブティーを飲んだり食べ物を変えたら改善したし、忙しくてコンビニやスーパーのお惣菜での食事に頼っていたらお腹や肌の調子が悪くなったし、添加物が入った調味料や食品でアレルギー反応のような痒みが出たり。帰国してすぐの時は塩素が強い日本の水道水で肌がボロボロになってしまい、塩素除去した水を使うようにしたらすぐに治った…など。今までの経験から、自分に合った生活方法・生活習慣を模索中です。


今回ご紹介するお部屋、305号室のテーマは「不養生」です!
さまざまな情報や説、意見で溢れかえる情報化社会。誰でも簡単に情報にアクセスできる世の中になりましたが、果たしてそれらはあなたにとって本当に有益なものなのでしょうか? 
健康に関する情報も様々なものが至る所に転がっており、昔から信じられてきた定説が覆ったり、中には真逆の説を唱えているものもちらほら。間違った健康神話を妄信して、かえって健康被害を受けては身も蓋もありません。
何を信じたら良いのか?本当の健康とは何なのか?一緒に考えてみましょう。

お部屋のランク

QUARTER SWING デラックスダブル 
(*予約サイトによって表記が異なるので、ご予約の際にはご注意ください。)
定員:1~2名様
クイーンサイズベッド(160cmx200cm)が1つ置いてあるお部屋です。
(* LITTLE SWING スタンダードダブルよりも床面積が広いです。)

公式ホームページの紹介文

過去の健康神話は現代で否定される場合が多い。現代の健康神話が未来で否定される場合も多くあるだろう。つまり、これが健康に良いという情報を全力で信じる人は不健康なのかも知れない。作品は、流れては逆戻りする情報の不完全さを通信用の線で表現した。Apple製品から流れる「情報のリンゴ」はかじられていない。

アート作品

伝達の不備


それでは、ROOM TOUR スタート!

さて、扉の前でお客様のご到着を待ち構えるのは…

タバコをぷかぷか🚬

タバコをぷかぷか吹かすセクシーナースさん🚬
「医者の不養生」ならぬ、「ナースの不養生」。笑
お酒とタバコは不養生の代表的な例でしょう。かくいう私もお酒が好きで、ついつい休日や家族・友人と集まる時は飲んでしまいます。
日が暮れてから駅周辺を歩いていると、酔っ払って人の迷惑になる行為をする人や、警察のお世話になっている人をよく見かけませんか?思考や判断の処理スピードが遅くなって自分も危ない目に遭ったり、お酒が原因で体を壊す人もたくさんいることは事実なので、「お酒って怖いな」って思うことはあります。しかし、それは自分の限度を考えずに無茶苦茶にお酒を飲んだ結果であって、必ずしも「酒=悪」という式は成り立たないと私は思っています。

そもそもお酒は古来より様々な土地や文化の中で育まれ、アルコールの防腐・抗菌効果や、アルコールが血中にまわると平常時とは異なる精神状態になったりすることから、「神様に捧げる神聖な飲み物」「神の領域に近づけるもの」として浸透してきました。神様にお供えするお酒は「御神酒(おみき)」と呼ばれ、神饌のひとつです。神様にお酒をお供えすることで無病息災や豊穣を祈ったり、お酒を飲むことで厄を払ったり、宗教儀式や祝事などでも使用されます。つまり、お酒は「神様と人を結ぶ飲み物」なのです。
日本に限らず、様々な国でお酒は神聖視されています。例えばキリスト教。キリストが最後の晩餐で、弟子たちに「これは私の体である」と言ってパンを配り、「これは多くの人のために流される私の血、契約の血である」と言ってワインを注いだというのは有名な話です。つまり、「パンを食べること=イエスを自分の体内へ受け入れること」「ワインを飲むこと=イエスと交わされる契約を受け入れること」と捉えられ、入信を示す儀式であり、とても重要な行為なのです。

宗教的な意味合い以外にも、日本酒やワインには抗酸化作用もあるので、老化防止・美容にも効果的。血行を促進して新陳代謝を上げてくれる効果もあり、決して体に悪影響しかないわけではないのです。ただし、安いお酒の中には添加物オンパレードと言ってもいいような質の悪いものもあるので注意が必要です。添加物や質の悪いアルコールが使われていないお酒を適量であれば問題ないでしょう。薬と同じで、用法・用量を守れば体に良い効果をもたらす「百薬の長」となり、守らなければ「万病の元」にもなり得るのがお酒です。

Mapleもお酒を飲み始めた頃は自分のアルコールのキャパがを知らなかったので、酔い潰れて記憶を無くしたり、二日酔いの辛さに泣いたこともありました。笑 
でも、その失敗からちゃんと学んで、今では自分に合った飲み方や適量を理解していますし、二日酔いになるようなこともありません。
自分の限界を知り、程よい量を楽しむ分には何ら問題はないと思いますし、むしろ頑張った自分へのご褒美にちょっとお高めのお酒を飲んだり、親しい人たちと楽しくお酒を飲むことは、人生の中で大切な時間なのではないでしょうか?

タバコについてはMapleは吸ったこともないし、これから吸い始める予定もないので詳しいことはあまり分かりませんが、お酒もタバコもストレス解消の為に続けているという方は多いのではないでしょうか。「体に悪いのは分かってるけど、我慢するのは逆にストレスになって体に悪い!」という台詞は、耳にタコができるくらいよく聴きます。
確かに好きなものを我慢することは辛いし、イライラしたり、集中力が続かなかったり、生活に支障が出ることもあるでしょう。しかし、体に悪影響があることは事実です。「依存症」という怖い病気もあります。
お酒に関しては1週間に何日か休肝日を作ったり、ビールの代わりにノンアルや炭酸水を飲んだり… タバコに関しては1日何本までと制限を作ったり、ニコチンパッチを使用したり… 無理のない範囲で控える努力は必要だと思います。
結果、「何事も程々に」が1番健康的なのかもしれませんね。

玄関

玄関には姿見があり、お出かけ前に身だしなみチェックができるので安心です😊
左の扉はお風呂です。

身だしなみチェック!

ベッド

お部屋の中はこんな感じ。

お部屋の全体像

大きめのベッドの真正面には窓。miss morgan hotel は窓が小さめのお部屋がほとんどなのですが、こちらのお部屋の窓は比較的大きく陽が入ってくれるので、きっとスッキリと目覚めることができると思います☀️
空気清浄機もあるので、花粉が飛ぶこの季節も安心です。

ベッドの奥にはソファゾーン。座り心地の良いソファが2つあり、真正面はテレビ・レコードゾーンになっています。

テレビ・レコードゾーン

レコードは数枚お部屋にご用意済みですが、1F ロビーのレコードギャラリーやフロント横からお好きなレコードを借りてもOK👌
スマートテレビは地上波、YouTube、NetflixやHuluなど見放題です!(貸出用のホテルのアカウントはございません。お客さまのアカウントでのログインをお願い致します🙇‍♀️)
アメニティコーナーからインスタントコーヒーや紅茶を持ってきて、ソファに座って温かい飲み物でほっと一息ついたり、お連れ様と語り合うのもいいですね!冷蔵庫にはペットボトルのお水(無料)と、冷えたタンブラーをご用意しております。
1F ロビーのキッチン横ではお酒やジュースも販売しております。また、カフェの営業時間内はこだわりの豆を使ったコーヒーや紅茶、スペシャルドリンクもご用意しておりますので、ぜひそちらもお試しあれ♪

👇メインアート

りんご🍎

Apple製品から伸びたケーブルで描かれたりんご。
Appleのロゴマークはかじられているが、ケーブルのりんごはかじられていない。

Appleのロゴマークといえば「一口かじられたりんご🍎」ですが、実は過去に数回ロゴマークの変更がされていたのをご存知ですか?ほとんどは色や陰影、光沢感などのマイナーチェンジなのですが、初期のデザインを見たらビックリすると思います。

じゃじゃん!

1976年 創業当時のアップルのロゴ

なんだこれ⁈ 全然違うじゃん!
MapleもAppleユーザー歴を約10年やってますが、初めてこれを見た時はびっくりしましたよ。
ロゴをデザインしたのはApple共同創業者の1人、ロン・ウェイン氏。りんごの木の下で読書しているのは、万有引力の発見でそれまでの科学の定説や概念を一変させたアイザック・ニュートン。フレーム部分には英語で

NEWTON --- "A MIND  FOREVER VOYAGING THRUGH STRANGE SEAS OF THOUGHT --- ALONE. "
(訳:ニュートン…"未知の思考の海を永遠に航海する精神…たった一人で")

と記されています。これはイギリスを代表するロマン派詩人、ウィリアム・ワーズワスの言葉です。

スティーブ・ジョブズは、大学を中退し、21歳という若さで学生時代の友人とApple社を創立。世界の長者番付にも記載され、一気に世界の注目を集めました。一時は当時のAppleの社長 ジョン・スカリーとの対立や、ジョブズ自身の言動が原因でAppleから解雇されますが、解雇されている期間にNeXT Computer を設立し、NeXT で開発した技術を経営が傾いたAppleに売り込んでAppleのCEOに返り咲くという、まるで漫画の主人公のような波瀾万丈の人生を送りました。更に、Appleから追放されていた期間にジョブズが買収したルーカス・フィルムのコンピューター・アニメーション部門は、なんと後に世界初の長編フルCGアニメ「トイ・ストーリー」で一躍有名になったピクサー!2006年にピクサーはディズニーに買収され、ジョブズはディズニーの役員になったりと、凄すぎる経歴です…!
困難が目の前に立ちはだかっても、自身の創造力と技術力に絶対的な自信を持ち、思い描くヴィジョンと新しい世界に向かってひたすら冒険を続けたスティーブ・ジョブズ。上記の詩はまさに彼にピッタリですし、分野は違えど世界に革新的なアイデアと大きな変化をもたらしたニュートンとジョブズには通ずるところがあると思います。(因みに、Apple社から「Newton」という世界初のPDA(iPhoneやiPadのプロトタイプのようなもの)が1993年に発売されましたが、経営が傾いたことやNewtonの売上自体も思ったほど伸びず、ジョブズがApple社に復帰した後、98年に販売終了しました。Newtonを構想したのがジョブズを追い出したスカリーであったことも、販売終了した理由の一つかも…?)

そんな初期のロゴですが、人間の持つ感覚の中で1番強いのは視覚と言われており、消費者に企業のイメージを印象づける上でロゴデザインは非常に重要です。ロゴがブランド価値を作ると言っても過言ではありません。
初期の複雑で芸術的なロゴデザインもステキですが、やはり単純で分かりやすいものの方が覚えやすいし、親しみやすい。それに、縮小したらごちゃごちゃして何のマークなのか分かりにくいだろうし、プリントする際にはズレができないように細心の注意が必要そうです。何より、ジョブズがこのデザインをあまり気に入らなかったそうで、「もっとスタイリッシュなデザインにするべきだ!」と主張したそうな。そんなこんなで、結局このロゴは1年も経たずに変更されてしまい、その後は現在の「一口かじられたりんご」に落ち着いたそうです。

今や誰もが毎日必ず1度は手に触れたり、目にするであろうApple製品ですが、その名前の由来は、

  • ニュートンがりんごの木の下で万有引力を発見したという話から。

  • ジョブズがビートルズのファンで、ビートルズのレコード会社が "Apple Records" だったから。(因みに、2社は商標権をめぐり1978~2006年にかけてイギリスの法廷で争っています。その後、2007年に和解。)

  • 電話帳の最初の方に社名を掲載したかったから。(特に、ジョブズが以前勤めていたアメリカのビデオゲーム会社、アタリ社よりも先にしたかった。)

  • ジョブズは果物を中心とする菜食主義であり、果実食主義を実践していたそうで、りんごは果実食主義者にとって主要な食べ物のひとつだから。

  • 社名がなかなか決まらない時にりんごをかじっていたから。

その他、2011年に発売されたジョブズの伝記には「Appleという名前は活発で面白そうだし、高圧的ではない印象であると考えた」と記載されていたり、”Apple" に決めた理由はいろいろとあるようですが、一番大きな理由はやはり”あれ”でしょう。

みなさんはリンゴと言えば何を連想しますか?
フルーツ?赤色?ジュース?パイ?ビートルズのリンゴ・スター? はたまた、「しりとりの最初のワード!」なんて答える人もいるかもしれません。(りんご→ゴリラ→ラッパ→…の流れは最早確定事項と言っても過言ではないでしょう。)

りんごとは、古来より「知恵の象徴」とされてきました。
「禁断の実」や「善悪の実」なんて呼ばれ方もしますね。
旧約聖書の「創世記」に登場するエデンの園の「知恵の実」のエピソードは、宗教を持たない人でも一度は聞いたことがあるでしょう。

神が創造した最初の人間はアダムとイブ。アダムは男性。イブは女性です。
彼らが暮らしていたエデンの園には、食べると永遠の命が手に入る「生命の木」と食べると神に等しい知恵を得ることができる「知恵の木」があり、神様は2人に「園にある木から好きな実を取って食べてもいいが、知恵の木の実だけは決して食べてはいけない。食べると死んでしまう」と言いました。
しかし、ある日イブは一匹のヘビに出会います。ヘビは「知恵の実を食べても死ぬことはない。それを食べると神と等しい善悪の知識を得ることができる。」とイブに話しかけ、その言葉に惑わされたイブは知恵の実を食べてしまいました。その実はとても美味しく、イブはアダムにも食べるように勧め、アダムも知恵の実を食べてしまいました。
その瞬間、2人は自分が裸なことに気づき、イチジクの葉で身体を隠しました。知恵の実を食べたことにより、2人の無垢が失われ、羞恥心が芽生えたのです。
それを知った神様は怒りました。ヘビには「永遠に地を這い、あらゆる生き物の中で一番呪われた存在となる」、アダムには「一生大地を耕し働き続けるがいい」、そしてイブには「これから先、一生夫に支配され、子供を産む苦しみを与える」と告げました。そして、最大の罰は「いつか必ず死が訪れる」ということ。更に、知恵を得た2人が、今度は生命の木の実まで食べてしまうのでは?と恐れた神は2人をエデンの園から追放しました。これが人類にとって初めての罰です。

解釈は宗派によってさまざまあるようですが、簡単にまとめるとこんなお話です。
ヘビに唆されたイブですが、最終的に食べると決めたのはイブ自身。アダムも同じです。神の言い付けを破った上、問いただされた2人は「ヘビに騙されたんです!」「イブが勧めてきたから」と言い訳をしました。神が怒ったのは知恵の実を食べたことではなく、自分の非を認めずに他人のせいにしたからなのかもしれません。宗教は「教え」です。このお話は正直であることの大切さを伝える意味もあるのでしょう。

因みに、一般的に「知恵の実=りんご」とされていますが、聖書やその他伝承において、明確に「知恵の実はりんごである」とは書かれていないそうで、(明確な場所は不明ですが)エデンの園があったとされる場所やフルーツの産地などから、りんごではなく、イチジクやブドウ、トマト、ザクロ、バナナであったなんて説もあるとか。りんご説が一気に広まったのは、「悪」を意味するラテン語の”malum”が「りんご」という意味もあるので翻訳時に誤訳されたからとか、ジョン・ミルトンの『失楽園』で知恵の実がりんごとしてはっきりと描かれたからだそうな。
これまた豆知識ですが、英語で喉仏のことを ”Adam's apple” といいます。アダムが知恵の実を喉に詰まらせて途中までしか飲み込めなかったから喉仏になったとか。一方、イブは実を全部飲み込んだので乳房ができたのだそう。また、実を完全に飲んでしまった女性の方が男性よりも罪が重いとされ、出産の痛みや月経の痛みという重い罰を与えられたとも言われています。血は赤いので、そこから「知恵の実は赤かった=りんご」と結びついたという説も存在します。

上記の聖書の話から、「テクノロジーの進化=人類の進歩」「Apple製品は現代の知恵の果実である」というメタファーをこめてロゴを「一口かじられたりんご」にしたであろう、という説はあまりにも有名です。また、「かじる」意味する "bite" と、コンピューターの情報単位である "byte" もかけられていますが、ロゴをデザインしたロブ・ジャノフ氏は、「他の果物と間違えられないよう、りんごだとひと目で分かるようにしたかったから一口噛んだデザインにした」という単純明快にな理由も語っていたりします。笑

今や欠かすことができないApple製品。誰もが簡単にさまざまな情報へアクセスすることができるようになりました。しかし、便利になったと同時に、情報が入り乱れ、「真実」というものが見えづらくなっているのも事実です。情報の精査が大切であり、使い方を間違えると大変な事件に巻き込まれたり、知らない間に誰かを傷つけてしまったり、いろんな危険が潜んでいます。「ネットリテラシーを身につけることの大切さ」や「使用者にも必ず責任がある」ということを忘れてはならず、「知識」や「知恵」を持つ努力をしなくてはなりません。

さて「知恵の実」であるりんごですが、実は栄養的にもかなり優れた果実であり、抗酸化成分による美肌効果、免疫力の向上、整腸作用、さらに高血圧や動脈硬化、アルツハイマー型認知症の予防などにも効果的であることが(現段階の)研究で分かっております。まさに「リアル知恵の実」!

反対側からの眺め

洗面台、お手洗い、お風呂周り

洗面台

コップや歯ブラシ、洗面台下のカゴの中にはフェイスタオルやバスローブ、スリッパやお風呂用のウォッシュタオルもセットされています。
アルコールジェルもあるので安心です。
隣の扉はお手洗いです。

👇お手洗い内のアート作品

ただただ青いこちらのアート。
この青は何の青なのでしょうか?
空? 海? 川? 雨? 地球? ブルーベリー? それとも、ドラえもんとか?笑

ビッグバンによって地球が誕生し、途方もなく長い時間をかけて環境変化を繰り返し、やがて太古の海に単細胞の生物が発生しました。これが地球初めての生命です。そこから多細胞生物に進化し、脊椎動物が生まれ、水中を出て陸で生活する生物が出てきて、やがて人類が誕生したとされています。
つまり、「全ての生命の源は海」であるということであり、陸で生活している私たちも海とは切っても切れない関係にあります。実際、人間の体も60〜70%は水分でできていますし、女性が妊娠した時、赤ちゃんは羊水という体液の中で成長します。さらに面白いのは、体液はイオン(電解質)を含むので、成分が海水に似ているということ。涙がしょっぱいのはその為です。これらは生命が海から誕生した名残であり、私たちは体内に海を抱えているとも言えるかもしれません。

さて、これらのことから連想される健康神話は「塩分」についてです。
「塩分の取りすぎはよくない」「減塩調味料を選びましょう」「高血圧になるから味は薄めに」という言葉はよく耳にしますし、テレビでは「血圧130超えたら…ハイ、胡麻○茶!」なんてCMが結構な頻度で流れています。豪華な俳優陣によるコミカルな演技がとても印象的です。
しかし、これらも例に漏れず「減塩の調味料は体に悪い」「血圧130は高血圧ではない」「日本人には塩が足りていない。むしろ積極的に摂るべき」といった反対の説が存在します。

塩にはさまざまな種類がありますが、大きく分けると「精製塩」と「天然塩」の2つに分類できます。「精製塩」は字の通り、精製された純度の高い塩のことで、大量生産しやすく安く手に入りますが、精製する過程でミネラル分は取り除かれてしまったものです。これは正直言って体によろしくありません。主成分(99%以上)は塩化ナトリウムという化学物質であり、食塩や食卓塩として売られているものがこれです。また、サラサラにするために塩基性炭酸マグネシウムが添加されたり、昆布の旨味成分であるグルタミン酸ナトリウムなどが加えられています。精製塩には塩化ナトリウムしか入っていないので、体内のミネラルバランスを崩したり、活性酸素を発生させ、生活習慣病の原因にもなります。
対して「天然塩」は、精製されていない自然な方法で作られており、ミネラル分を含んだもの。特徴として、ほんのりと甘味を感じるのと、粒子がバラバラでしっとりしたものが多いです。天然塩も主成分は塩化ナトリウムですが、体内で作ることができないミネラルを豊富に含んでいるので、高血圧のリスクが低くなります。ここで言う積極的に摂るべき塩とは、ミネラルを含んだ「天然塩」のことです。
つまり、「塩=高血圧の原因」と考えられがちですが、正しくは高血圧を招くのは塩化ナトリウムであって、純度が高い精製塩が良くないということ。塩そのものが悪いわけではないです。
そして「減塩調味料」についてですが、ほとんどが塩化ナトリウムと同様の塩味を感じる塩化カリウムに置き換えることで減塩しています。通常、人間の体は「ナトリウム2:カリウム1」のバランスを保っていますが、塩化カリウムを摂りすぎるとミネラルバランスが崩れてしまいます。特に腎臓を悪くしている方は要注意です。

ということで、塩を選ぶ時は裏の食品表示などとよく見て、私たちの体内の海に近い成分である「天然塩」を選ぶことをお勧めします。何より、ミネラルたっぷりの天然塩で作るお料理はとても美味しいです😋✨(もちろん、天然塩も塩化ナトリウムを含むので過剰摂取はNG!)

青に関してもう一つ…
憂鬱な気持ちのことを「ブルーな気持ち」なんて表現しますが、由来はご存知ですか?
実は、月曜日の晴れたキレイな青空 Blue Monday から来ているとされています。普通、キレイな青空を見るとウキウキハッピー♪な気分になりますが、注目すべきは「月曜日」というところ。その昔、肉体労働をしていた人たちが休み明けの月曜日に「あぁ…仕事やだなぁ…。雨だったら仕事が休みになるのに…」と雨が降ることを祈ったけれど、空を見上げると雲ひとつないキレイな青空が広がっていた…。ということから、ブルーに憂鬱の意味が加わったそうな。(アメリカの奴隷労働者が言い始めたという説もあるそうです。)
日本で言う「サザエさん症候群」が近いですかね?笑 

70年代後半に大ヒットした、渡辺真知子さんの名曲『かもめが飛んだ日』にはこんな歌詞があります。

人はどうして哀しくなると 海を見つめにくるのでしょうか?

渡辺真知子さん『かもめが飛んだ日』より
色褪せることのない名曲です!

「波の音には”1/fゆらぎ”という癒し効果があるリズムの揺らぎが含まれているから」「広大な海を見ていると、自分の悩みとか悲しみなんてちっぽけに感じるから」
それらも正解でしょうが、「生命が海から生まれたから」というのも答えの一つとしてあると思います。
どうやら人間と海と青は深〜いところで複雑な関係で結ばれているようです。

シャワースペース

シャンプー、コンディショナー、ボディーソープはシャワー横にセット済み。アメニティコーナーにはクレンジングや洗顔料などもございますので、荷物も少なくて済みます!(うっかり忘れ物をしちゃっても安心です。笑)必要なものを必要な分だけ、ご自由にご利用くださいませ。

可愛いハート型のバスタブ!

なんとも可愛いピンクのハート型バスタブ💖
もちろんこちらもジェットバス&照明機能付き!アメニティコーナーの入浴剤を使えばバブルバスも楽しめます♪ お気に入りの入浴剤やリラックスグッズを持参するのもオススメです👍✨
可愛くて機能性抜群のバスタブ。きっといつもよりも特別で楽しいバスタイムをお過ごしいただけると思います♪

👇アート作品のアップ

海外のおもちゃの自動販売機
日本で言うガチャガチャですね!

海外のおもちゃの自動販売機!私が暮らしていた国にも似たようなのがありました。(着色料たっぷりで体に悪いであろう…)カラフルなガムやお菓子の自販機もモールの中とかに設置してあって、小さい子供がコインを入れて何が出るかなぁ?とワクワクしながら回しているのをよく見かけました。

最近の日本のガチャガチャってクオリティー半端ないですよね?
細かいところまで再現されていてめちゃくちゃリアルだったり、「これ、需要あるのか?」と思うような変わったものがあったり… ガチャガチャ専門店も最近増えてますよね?近所の商業施設にも新しいのができていて、連日賑わっています。
あぁいうのって「可愛い!欲しい!」と思うのを見つけても、何が出てくるか分からないし、1回やっちゃうと「全部揃うまでやらなきゃ!」という謎の使命感というかコレクター魂に火がつきそうだし、決してお安くはないから躊躇してしまいます💦 
「ガチャ」というと、最近は「運」という意味でもよくSNSなどで使われています。親ガチャと言う言葉が有名かと思いますが、その他にも子ガチャ、隣人ガチャ、上司ガチャ、顔ガチャ、遺伝子ガチャなどもあるらしいです。 確かに人生には上手くいかないこともたくさんあるし、悲観的になってしまう瞬間もありますが、それを「〇〇ガチャに失敗した」と言い訳してしまってはいけない気がするので、私としてはこの「〇〇ガチャ」という言葉はあまり好きではありません。「起こること全てに意味がある」という考え方があります。自分の生まれ持った体、才能、置かれている環境、生まれた国、知り合った人… 全てに意味があると捉えて、納得がいかないことがあるのれあれば、それがどうして自分に起こったのか原因を考えたり、改善するためには何をしたらいいのかじっくり考えることが大切だと思うし、そういった心の姿勢は何よりも人生を豊かにしてくれると私は信じています。

アート真ん中のガチャには "Funky Jumping Beans" と書かれているように見えます。 Jumping Beans の日本語名は「メキシコトビマメ」や「メキシカン・ジャンピング・ビーンズ」と言い、蛾の幼虫に寄生された種子がまるで生きているように動くメキシコ原産の植物です。中の幼虫は種子が乾燥すると死んでしまいます。メキシコの暑い環境の中でも生き残れるように、熱から遠ざかったり、光から逃げるように種子の中の幼虫が動くので、豆がひとりでに飛び跳ねているように見えるのです。面白いですよね!(植物防疫法により、日本では種子の持ち込みは禁止されています。)
また、それを元にした玩具が1930~1950年代に流行し、海外のアニメ作品(カートゥーン)の中で定番のギャグとして描かれていたそうです。確かに、豆を食べたキャラクターが自分の意思に反して飛び跳ねちゃうってカートゥーンっぽい!トムとジェリーとか、ルーニー・テューンズに出てきそうです。

しかし、体を乗っ取られてしまうというということは、病原菌やウイルスが人間(宿主)の体内に入り込み悪さをするのと似ています。アニメの中では面白いで済みますが、自分の意思とは関係なく体をコントロールされてしまうのはとても恐ろしいことです。

ガチャ横に貼られた男性、私にはチャップリン、それかヒトラーに見えます。左右で顔が違うようにも見えます。因みに2人は同年同月、たった4日違いの誕生日で、黒髪、小柄、チョビ髭という共通点があります。

チャップリンは「喜劇王」として有名ですよね!サイレント映画時代を代表する大スターです。(彼の映画はまだ観たことがないのですが、調べているうちにとても興味が出てきました!)チャップリンは完璧主義者としても有名で、なんと3分間のシーンに1年以上かけ、300回以上も取り直したこともあるそうな。すごっ!
ちょび髭、山高帽、だぼだぼズボンにステッキという見た目から、ただのコメディなのかと思いきや、チャップリンが演じる「放浪の紳士 チャーリー」は、怖いのは苦手だけれど弱いものを救うために勇敢に戦うキャラクターであり、作品には社会への強いメッセージが込められたものが多いようです。生きること、勇気、優しさ、資本主義への風刺、機械文明や軍需産業、戦争に対する批判と警告、そして平和の尊さ。彼の作品に対する熱意と、一切の妥協を許さない姿勢、そして喜劇と社会批判を上手に融合させたことが、歴史に残る名作とチャップリンという唯一無二の喜劇王を生んだのでしょう。しかし、彼の影響力を恐れたアメリカ政府は「この共産主義者め!」とチャップリンを強く非難し、彼の活動拠点であったアメリカから約20年間、国外追放。その後、アメリカはチャップリンが83歳を迎える年にアカデミー賞特別賞を授与することで謝罪をしました。

対してヒトラーは(まぁ、言うまでもないでしょうが…)ドイツの国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)の指導者。圧倒的なカリスマ性と、共産主義の排除やユダヤ人絶滅などを掲げ、世界恐慌後の不況で苦しむ国民の心を捉えてナチ党を第一党に押し上げました。ホロコーストや人体実験を繰り返すその残忍性はあまりにも有名です。歴史の時間に見た資料や映像は今でも頭から離れません。加えて、ヒトラーの変人性も有名で、(真偽の程は定かではありませんが)UFOを作ろうとしていたとか、北極に基地を作り未知の古代文明を追っていたとか、オカルトチックな研究や実験をしていたという説もたくさん語られています。

見た目は似ている2人ですが、体に入っている魂は全然違います。人のパーソナリティを決定するのは遺伝もありますが、周囲の環境の方が影響が大きいと言われています(遺伝の影響は約30〜40%、周囲の環境が60〜70%)。ヒトラーもきっと赤ちゃんの時は無垢な心を持って生まれてきたのではないでしょうか?何かしらのきっかけがあって、心に悪魔が入り込み、残忍な思考にコントロールされてしまったとしたら?
人間は誰しも心に少し闇を抱えていたりします。心に悪魔が入る隙ができないように、普段から思考をポジティブに変換したり、笑顔でいることを心掛けたいですね。


以上、いかがでしたか?

「健康神話」というものは時代と共に結構変化するものです。
例えば、昔は「怪我をしたらまず赤チンやマキロンといった消毒液を塗れ!そしてガーゼを当てろ!」というのが常識でしたが、現在は真逆。擦り傷や切り傷など、「多少の怪我は消毒をしないほうがいい」とされています。消毒液を塗ると、傷口を刺激してかえって傷を悪化させてしまったり、バイ菌だけでなく体から分泌される傷を治してくれる良い細胞まで殺してしまうので傷の治りが遅くなってしまいます。また、皮膚表面に存在する常在菌という、菌が入らないように体を守ってくれる良い菌も殺してしまうので病原菌に感染しやすくなったり、そもそも消毒液が病原菌を100%殺すこと自体不可能ですし、多少傷口に病原菌がいても化膿することは滅多にありません。また、ガーゼは分泌される体液を吸い取ってしまうので良くないとされています。傷口が乾燥して瘡蓋ができてしまうと傷跡が残りやすいので、現代では「傷口は水できれいに洗い、傷口を乾燥させないように絆創膏を貼る」という「浸潤療法」が常識です。注意点としては、ずっと同じ絆創膏を貼ってると肌がかぶれてしまうので、こまめに貼り替えることですね。
(もちろん、深い傷や出血が多い時、動物に噛まれた傷などの感染の恐れがある時、腫れや痛みがなかなか引かない時などはもちろん消毒は必須です!)まぁ、これも完璧な方法ではないので、時代と共に変わっていくかもしれません。

そんな感じで、「よく考えればそりゃそうだ。」ということは他にもたくさんあります。医療関連で続けると、解熱剤とかもそうですね。熱が出たらすぐに薬を飲む人は多いですが、熱が上がる理由は体内に入った病原菌を殺すためです。それなのに薬で強制的に熱を下げてしまっては、菌がなかなか死なずにかえって風邪が長引いてしまいます。これを繰り返していると、自己免疫力が弱ってしまい、風邪をひきやすくなったりします。(もちろん、高熱が続いて本当に辛い時は使用するべきだと思います。)私も実体験として、熱が出た時に薬を飲まずに水分をたくさん摂ってひたすら寝た時は大抵1日で熱が下がるけど、薬を飲んだ時はなかなか熱が下がらず長引いたという経験が何度もあります。

ご時世的なこともあり、テレビをつければコメンテーターとしてお医者さんが出演し、お薬やマスク、ワクチン接種のCMが頻繁に流れていたり。「病気になったらとにかく薬」「薬を飲めば治る」「ワクチンを打てば大丈夫」という思考になりがちですが、果たして本当にそうなのでしょうか?
初めて会った人なのに「医者」という肩書きだけで信用してしまって本当に大丈夫なのでしょうか?本当に信頼できる人なのでしょうか?
なかなか治らなかった病気が、病院を変えたり、見てもらうお医者さんを変えたらすぐに治ったとか、歯医者さんで抜かなくてもいい歯を抜かれてしまったとか、そういう話もよく耳にします(私の身内にもいます)ので、セカンド・オピニオンを持つことも大切です。まぁ、病院や製薬会社は薬が売れれば儲かりますから、必要のないものまで「飲みなさい」「打ちなさい」と言っちゃうような悪いお医者さんも中にはいるでしょう。(お医者さん全員を批判しているわけでは決してありません!)

もうお気づきの方は多いと思いますが、Mapleは結構(いや、かなり)疑り深い人間です。笑 
急にテレビのいろんなチャンネルで同じことを言い始めたり、急に変なものが流行り出したり、情報が錯綜して一体何を信じたらいいのか分からなくなる時はありますが、上手い話には大抵の場合裏が存在するものです。
私はとにかくいろんな意見や説をインプットして、その中から時間をかけて自分に合ったものや自分に必要なもの、自分が一番理に適っている、信じられると思えるものを選択するように気をつけています。人間はどうしても最初に聞いたことや知ったことを信じて、それ以降に入ってくる情報や意見をシャットアウトしてしまいがちです。素直であることは大事ですが、「信じ込みすぎるのも良くないのではないか?」というのが私の意見であり、「一度手にした情報について、冷静に処理・精査する時間を設けること」「自分で調べて情報を集めること」「情報を自分で精査すること」「いろんな人の意見を聞くこと」が大切だと私は思います。

最後に…
前回の記事でも述べたように、私は新たな道へと旅立ちます。
miss morgan hotel は小さなホテルですが、毎日たくさんの人たちがいろんな場所から集まって、新しい出会いや交流が生まれたり、非日常的な体験ができたり…日々ホテルのストーリーが更新されています。私がいた約1年の間にもいろんなことがありました。個性豊かなアーティストさんたちに出会ったり、お客様からお褒めの言葉をいただいた時はウキウキ飛び跳ねそうになったり、時には失敗して落ち込んだり…。どれもステキで大切な思い出です。記事を書くというミッションを与えられたこともとても良い経験になりました。何より、miss morgan hotel という空間に私がいたことを一つの形として残すことができて嬉しいです。
今まで本当にありがとうございました。
みなさんも機会がありましたら、思い出の1ページを作りに miss morgan hotel (CAFEBAR 1215 も!)にぜひ一度足をお運びください。スタッフ一同、心よりお客様のご到着をお待ちしております🙇‍♀️✨

さて、そろそろチェックアウトのお時間が来たようです。
「笑うと細胞が活性化して免疫力が上がる」と言います。
最後は笑ってお別れしましょう!
それでは行ってきます。またいつか、どこかで会う日まで。

Maple🍁


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