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#43 公務員(市役所職員)になってよかったこと

今日も記事をご覧の皆さん、ご愛読いただきありがとうございます。

さて今回は私の前職である公務員に関する記事です。

僕は25歳から29歳5ヶ月まで地方公務員(市役所職員)でした。

初めての仕事ということもあり、本当に色々なことを学ばせていただいた仕事ですね。

昨今公務員に対する風当たりは増す一方、、僕も少なからずネガティブな気持ちになったことも事実です。

ですが、敢えて公務員になってよかったことを声高らかに伝えてみたいと思います。

それではどうぞ。


<①行政サービスに強くなる>

僕は市役所で障害福祉の担当部署に所属していました。

障害福祉の仕事だけかと思いきやそんなことは全くなく、

住民票、税金、健康保険、年金、介護保険、生活保護、、、

一つの仕事をとっても本当に色々な制度や部署が絡んでくる仕事でした。

当時は本当にヒーヒー言ってましたね。。

よく若いうちは苦労した方が良いと言いますが、振り返ると思わず涙が出そうな経験もたくさんしました。

おかげさまで、市役所内部の構造や他の公的機関や上級庁との関係性について理解を深めることができたと思います。

どこにいけば何がある。そこではこういうサービスを提供している。

このように説明をできるようになってから、来訪者から“ありがとう”と言ってもらえることが増えました。

行政サービスは社会の生活基盤であるにも関わらず、それだけ行政サービスは複雑だということ。

公務員になったことで、行政サービスを扱うプロであるという自覚が芽生え、どうすればより分かりやすく行政サービスを提供できるかという課題に本気で向き合ってきた経験は今の仕事でも活かすことができていると感じています。


<②ライティング能力が向上する>

公務員はなる前もなった後もとにかくライティング能力が要求される仕事だと思っています。

僕は元々作文が得意だったんですけど、公文書の書き方はまた勝手が違っていて、一苦労した事を今でも良く覚えています。

一時期、都道府県庁への転職を考えていた時期がありまして、小論文の対策を独学でしていたんですけど、

まずは型を身に付けようと思い、ひたすら例文を書き写したり、ワープロソフトでタイピングしているうちに、

①全体の構成を考える。

②それぞれの段落で伝えたい事を決める。

③主張を裏付ける根拠を示す。

などなどの、論文を作成するコツをマスターすることができました。

結果転職活動はうまくいかなかったんですけど、論文を作るコツを覚えたことで今は業務提案書の作成に転用することができています。

ライティング能力は現代で役に立つスキルの一つですよね。

公文書はどちらかというと、簡潔に書くより詳細を細かく書けた方が評価が高いように感じます。

現代求められているスキルとしては、分かりやすさと豊富な内容を足して2で割ったものを要求されていると考えています。

まずは多くの文章を書けるようになること。

そのために文章を書くコツを掴むこと。

記載内容を充実させるために普段から知識量を増やす努力をしておくこと。

これらを公務員の経験で身につけることができたことで、今もこうして文章を作る趣味を継続することに活かしています。


<③あとがき>

社会情勢が厳しくなると、行政サービスが増えることによって公務員の仕事が増加する構造になっていて、現役公務員の方々にとって大変な状況が続いていると思います。

僕はOBといえる立場の者でもないですが、経験者として公務員の仕事について語ることで世の中の公務員に対するイメージを少しでも良くできればと考えています。

その一方で、公務員になったことで苦労したこともたくさんありました。

どの仕事でもそうですが、メリットとデメリットをどのように折り合いをつけていくか。

大切なことは今の仕事から何を学び、どう活かすのかは自分次第だということ。

さあ今日もがんばりましょう。

それではまた。

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