iPod nanoを買いました
大学の授業から帰ってきたら、3日前くらいにフリマサイトで買ったiPod nanoが、届いていた。
手に入れた機種は、2009年9月に発売された第5世代のものである。
なぜ今更iPodを買ったのか。
それは幼少期の願いを叶えるためである。
当時テレビで流れていたiPod nanoのCMは、小学生の私に鮮烈な印象を残した。
カラーバリエーションの豊富さ、コンパクトな形状、そして何より音楽が聴ける!
なんておしゃれな商品なんだ!と思い、すぐさま親にねだった記憶がある。
しかし、結局手に入れることはできなかった。
私がようやく買い与えてもらったのはiPod touchだった。記憶が定かではないが、iPod nanoよりも高機能だからとそっちを買い与えてくれたのかもしれない。
あのCMから2年後の2011年のことだった。
それでも、当時はそれなりに嬉しかった。
実際、iPod touchは小学5年生だった私に新たな世界を見せてくれた。
裏面がステンレスでツヤツヤしてたことも気に入っていた。
しかし、iPod nanoへの憧れはずっと消せずにいた。
(いつしか彼らがタッチスクリーンになって、iPhoneとおんなじような形状になった時は正直落胆したけれど)
2022年、AppleがiPodシリーズの製造・販売の中止を発表した。
一つの歴史が終わったという感じがした。
サブスクで無限の音楽が聴ける時代に、いちいちiTunesから音楽を取り込む労力がかかるiPodの役目は消えた、と思われた。
が、なんとY2Kブームで、2000年代レトロなガジェットが再び注目を集めた。
買うなら今かなという気持ちになった。
そして手に入れたのがこれ。
実際に手にしたiPodは、想像よりも1.5倍くらい小さくて、でも手のヒラにしっかりフィットした。
iTunesを使ってパソコンから楽曲をダウンロードするという作業は結構面倒だが、新しいCDを手に入れる楽しみが増えた。
スマホに頼りすぎていた生活から、少しずつアナログな要素を取り入れるのも良いな、と思った。
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