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突き抜ける、月抜ける。

同じ音には本質的に同じ意味があるといいます。

文字という形あるものよりも、
音に変わらないものが宿っている。

「闇(やみ)」は
「病み」にもなりうるし
「黄泉(よみ)」にも似ている。

最近よく耳にする「突き抜けたい」という言葉。

個性の時代、多様化の時代がやってきて
独自の人生を生きやすくなってきてはいるものの
いつも同じところでつまづく、あと一歩をなぜか拒んでしまう、抜け出したいけど抜け方がわからない、そんな自分の中にあるナニカから突き抜けたいのだと。

突き=つき=月

「突き抜けること」と「月抜けること」は
占星学の側面から解釈してもイコールのように思います。

占星学において月は、感情傾向や内面を意味します。

付き合う・・・月(感情傾向)が合う、月(内面)を合わせる
付き従う・・・月(感情)だけに従って翻弄されている
付き纏う・・・月は依存性も象徴する


月=感情傾向=反応パターン
=幼少期に無意識に培ったもの。


幼少期、一番身近で大切な人に愛されるために身につけたその性格を
私たちはあたかも生まれ持った性質だと思い込んでいる。
それは人間の根本的な仕組みとなっているようです。

月は、自分の性格である。
でも、自分の性質ではない。

間違いなく安心する場所、戻る場所、満たしてあげる場所。
これからも変わらず自分の中にあるもの。

月の器があるからこそ、太陽の意志力が芽生える。
今の自分の人格を形成してくれた、大事な土台。

ただ
月に留まったままでは、月従ったままでは、月纏っていては
地球のどこへ出向いても、社会でどんなことを成し遂げても
精神はカゴの中の鳥。

本当の自分の人生を、魂から悦びを感じる人生を送りたいと思うとき
月抜けることは必要不可欠になってくるのだと。

月を「飛び越える」でも「壊す」でも「消す」でもなく。

「抜ける」には、必ずそこを通過する必要がある。





決して地球に裏側を見せない月は
一番近くにあるものは一番知らないことを教えてくれている。
当たり前には無自覚であることを教えてくれている。

人類は、ひとりひとり
月のフィルターを通して世界を観ている。

その世界は全てではない。

月と同化していたことに気付いたときに初めて
月の全体像を捉えることができる。

月から抜けたときに初めて
両手で月を抱きしめることができる。

月の外側に出たときに初めて
月の裏側にも光が当たっていたとわかる。




月抜けて、月を抱きしめて。

突き抜けて、私という星を生きて。

そして自らの光で、月を照らして。



















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金星と火星から読み解く内なるカップル
2/18(土)16:30~
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ユリコスペイシー

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