恥ずかしくて"コンサが好き"と言えなかったあの頃の自分へ
本当はみよしくんまとめとか、彼女シリーズを先にアップすべきなのだけど、先週今週と立て込んでいて全部が中途半端なので、単発のこれを、東京に向かう道中で先にアップします(言い訳。笑
こういう記事は、前日までに上げないと気持ち悪いから←
コンサドーレとの出会い
遂に明日、ルヴァンカップFinalに、我らがコンサドーレが臨みます。
長いスパンで見て、色んなことがあったけど、タイトルを獲るチャンスのところまでやってきました…と思うと感慨深い。
父がサッカー部だったので、その影響で僕もサッカーを始めました。
そして、僕の記憶にある、初めて見に行ったコンサドーレの試合は、父に連れられたJリーグ初昇格を決めたJFLの試合(相手の記憶は無いのだけど記録によると大分らしいし、後日に審査会があったので厳密に言うと決めた試合ではない)。
今となっては信じられない、厚別の芝生席。
それが1997年なので、もう22年になりました。
少なくとも僕は。父はもう少し長いのかもしれない。
そこからは近づいたり離れたりしつつ、コンサドーレとの付き合いは続きます。
名古屋戦で見たストイコヴィッチのプレーに夢中になったり、オールスターでモリシ!モリシ!モリシマ!と浮気をしたりはしましたが。
岡ちゃんが札幌に来たり、山瀬功治を好きになったり、札幌ドームができたり、職業体験でコンサドーレに行ったり(応対してくれた人がめちゃめちゃ良い人だったのだけど、後に言いにくい事情で辞められたのもまた一興)…あんまり古い話をすると、老害になってしまうのですが、おっさん浸ってるなと思って、目をつぶってやってください。笑
コンサドーレは弱い
実は前段の試合、10月22日なのです。
ちょうどと言って良いくらいです。
Jリーグ昇格を決めてから22年かけて、リーグカップのfinalまで来ました。
初めてコンサの試合を見てから22年。
感慨深いですね←2回目
そんな年月の中で、何より思い起こされるのは、僕たち世代…のおそらく元サッカー部は特に…は、「コンサドーレが好きであること」が「恥ずかしかった」ことです。
小学生の頃フランスワールドカップで海外サッカーを知り、夜中にフジテレビやWOWOWでやっていた海外リーグの試合を録画して何度も見て、買う雑誌がサカダイからWSDになり、ダメ押しの中学生での日韓ワールドカップ。そして、後に日本シリーズ優勝を達成する日本ハムファイターズの札幌移転。
「弱いチーム」には誰も見向きもしなくなりました。
ベッカムのフリーキック見た?
とか
ミラノダービーすごかったな!
とか
やっぱ中田ヒデだなあ
って話すのが、かっこ良いと思ってた。笑
いや、コンサドーレも見てはいたの。
別に恥ずかしいと口に出したこともなかった。
親に頼んで、メガホンを買ってもらって叩いていたし。
宮澤という同い年のストライカーが入団したのも知っていたし。
でも、やっぱり恥ずかしかった。
「コンサ、また負けたんでしょ?」
そう言われるのが。
ユースは強いがトップはイマイチ。そんな時期。
「昨日の砂川がさあ」
なんていう話をすることなんてほぼ無かった高校時代。
そんなそんな時期に上京して大学に入った時、2人の友人に出会いました。
彼らとは地元の自称弱小チームを笑って話す仲となりました。
少なくとも神戸は弱「小」ではなくなりましたが。笑
まさにエレベータークラブであった時代、楽しくサッカーの話を出来たのは彼らのおかげと言っても過言ではありません。
そこから、地元にいる時よりもコンサを見るようになり、地元札幌も心無しか好きになり、月日が流れ、弟や幼馴染と一緒に遠征したりするように。
気がついたら、こんなところまで来られるようなチームになっていました。
本当に感慨深い←3回目
勝てるコンサドーレに
まとまりのない文章になってしまいましたが、そんな自分が、以下の斉藤さんの文章を読んでうるうるしてしまいます。
どんな結果になろうとも、ファン、サポーターは彼らがこのファイナルへと歩んだ足跡をきっと忘れはしない。
さあ、新たな1ページを書き記す時がきた。夢じゃない。世の中では「現実は厳しい」というフレーズをよく見聞きするが、すべてがそうとは限らない。札幌の選手たちが大観衆の埼玉スタジアムのピッチへと足を踏み入れる姿は、まぎれもなく素晴らしい現実だ。
文=斉藤宏則
コンサドーレがあったから、プロサッカーにハマったし、彼女をサッカー沼に落とすこともできた、と思う。
たぶん彼女が、この年齢で学生を続けている僕を、性懲りも無く根気強く見守ってくれている理由の1つにサッカーもある、と思う。
と思う。笑
話は少し脱線しましたが、同じく斉藤さんの別の記事では、キャプテンにまでなった宮澤のコメントが紹介されています。
「実際の戦績がどうかは別として、2008年に僕が札幌に入ってからは負けることのほうが多かったように思います。特にJ1では負けっぱなしでした。でも、今は勝てるんです。なにしろ今回も、あのガンバ大阪に勝って決勝に行くんですよ。過去に屈辱的な大敗をしたこともあるビッグクラブに、です。このチームで頑張り続けてきて良かったと心から思っていますし、ミシャにも感謝しています」
勝つことがどれだけ重要なことか。
ここで、某ドラマでの佐藤浩市のセリフを思い出します。
人間は弱い生き物だ。
誰もが自分に優しい言い訳を考える。
一度負ければ悔しい。
だが、二度目三度目と次第に悔しさはうすくなってくる。
精一杯やればいいと。
負けてもいいことを前提に考える。
いいか、それが最後の分かれ道だ。
勝者と敗者のな。
最後の一秒まであきらめるな。
負けて得られるものなどないと思え!
勝つこと以上に物事を進めることは、出来ないんですよね。
だから、明日も勝つ。勝ちを1つ重ねる。
川崎優勢と言われていようが。
負けて得られるものは、思い出と同情票だけ。
まだまだ勝ちたい相手がいる。
まだまだ獲りたいタイトルがある。
立ち止まっているわけにはいかないじゃないか。
ただ一先ずここで、10年前20年前に、コンサが好きだと言えなかった自分に伝えたい。
おまえが好きなコンサドーレ、川崎に勝ってタイトルを獲るぞ
あの憧れの決勝の舞台に。
ついに、「夢じゃない。素晴らしい現実」に。
最後に
最後により一層のポエムを記して、締めたいと思います。
今日は浸ろう。各々のサッカー人生に。
そして感じよう。タイトルにチャレンジすることを。
明日は誓おう。勝敗如何に関わらず、次の試合を見据えることを。
次に願おう。杯が我々の物になることを。
そして声に出そう。心の中でも。胸を張って。
We are Sapporo.
明日は早起き頑張ります。笑
川崎のみなさん、お手柔らかに。
まだまだ先は長い(と信じたい笑)けど
ありがとうコンサドーレ。
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