ああ、私は今何も無いんだなあ。と感じる

良くも悪くも、プライベートで自分以外の人間によって私の情緒が乱されることは無くなった。これは多分すごくいいことだ。

でもなんだろうか、何も面白くない。
学校生活もやる気が漲る訳ではなく、大好きだった音楽は、ただの音でしかなくて。自分の事を誰かに話そうという気さえ無くなった。別に、特段困るような事は日常の中に無いのだけれど、面白さとは程遠い、無味な日常だなあ。と思う

数日前、2回程ライブに行った。とても楽しかった。はずなのに、心の底から楽しかったんだ。と実感することは無くて、自分の中の感受性というものがどんどん鈍くなっているのが分かる。

音楽が私を支えたはずなのに、今は音楽を通学と帰路以外に聴くことは減った。なんだろうか、大事なものを失った感覚だ。

最近、ひたすらアニメを見ていた。自分には無い主人公たちの勇気や情熱を見て、私も勇気を貰った。何度も何度も見て、力を貰った。けれど、自分のことになると、なんの力も漲ることは無いのだ。

文章も、面白くない。何も情緒的ではない。

私の中のあらゆる色が、どんどん色を無くしていることだけが、私を証明している。

おわり

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