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歴史はPREP法で攻略せよ! 東大生が教えるドラゴン桜式「歴史の暗記術」

みなさん、こんにちは! 現役東大生ライターの布施川です。

みなさんは、歴史は好きでしょうか? 大河ドラマや歴史ものの映画など、歴史的な名作に触れて育った方も多いかもしれません。最近だと歴史好きな女性を「歴女」と呼ぶなど、「歴史が好きである」ということを大っぴらにする人も増えているように思います。これまではおじさんおばさんの趣味だったのが、段々と若い層へも受け継がれているのだと考えると、それこそ歴史の1ページを見ているようでワクワクしてきますよね。

かくいう僕も歴史は好きな方です。旅行先などで歴史にまつわる石碑などがあると必ず確認してしまいますし、高校の頃の歴史の勉強も、他の教科よりずっと好きでした。これまでは知らなかったことを知ることができるという部分に魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。

しかし、そうはいっても「好き」だけでは続かないのが歴史の勉強です。膨大な範囲に細かい暗記事項、人名、国名、建物名…。さらに、社会史ならば暗記だけではなく、暗記した物事の社会的な意義まで知らないといけませんし、文化史であれば、直で一度も見たこともないような絵画や彫刻も暗記をしなくてはいけません。

ひとたび受験の科目としてみると、これ以上ないほど厄介な強敵として立ちふさがってくるのが歴史という科目です。これを攻略するには一筋縄ではいきません。

それでは、どうやって歴史を攻略すべきなのでしょうか? その答えが、実は『ドラゴン桜』の中に書かれているんです。それはこのような攻略法でした。

マンガとしてはたった4ページでしたが、濃密な内容だったのではないでしょうか。龍山高校が提唱する新しい歴史の暗記術、それは「事件から暗記する」という方法でした。

確かに、人は理由から話されても理解しにくいものです。「今日は家を出た時に忘れ物をしてしまって、電車も遅れていて~」とダラダラと話されるより、「今日私は遅刻をしてしまいました! なぜなら~」と結論から話す方が、内容が伝わりやすいのです。

これはコンサルティング業界では当たり前に扱われているテクニックです。人にものを伝えるときにはPREPという順番で伝達するとよいと言われています。PREPとは、Point, Reason, Example, Pointの略で、Pointは結論、Reasonは理由、Exampleは例を表します。

つまり、PREP法とは、まず結論から話し、続けて理由を述べ、具体例を挿入して、最後にまた結論を繰り返すという方法のことを指します。何よりも正確かつ素早い情報の伝達を意識するコンサルティング業界では、新卒の段階からこのように話すように指導されるのだそうです。

歴史の勉強も同じです。まず「○○という事件がありました」という結論から学んでしまい、次に「なぜそれが起きたのかというと~」と事件の背景や歴史的な流れを振りかえり、そして「だから○○という事件が起きたのです」と循環して戻ってくるように考えてしまえば、どんなに小難しい出来事だったとしても、簡単に覚えることができます。

僕もこのような勉強法で、東大対策のための暗記に成功しました。
日頃歴史の暗記に悩んでいる方は、ぜひマネしてみてください!

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