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~計算力を爆アゲせよ!②~ 計算の申し子・永田が教える100マス計算㊙活用法と驚きの効果とは!?


はじめに

皆さんこんにちは!
計算の申し子こと、ドラゴン桜チャンネル塾長の永田耕作です。

前回に引き続き、「計算力を爆アゲせよ!」というテーマで話をしていきます!

前回の記事では、計算のスピードを上げることが数学力の向上にも大きくつながるということをお伝えしました。ただ、こう思った人もいるのではないでしょうか?

「計算が大事なのはよくわかったけど、その計算力を伸ばすには具体的にはどうすれば良いの?」

そこで今回からは「実践編」ということで、実際に計算力を鍛えるためのトレーニング方法を紹介しようと思います。

今回紹介するトレーニングは、ズバリ「100マス計算」です!

皆さん、100マス計算を知っていますか?
また、やったことはありますか?

「100マス計算」とは、10×10の格子状のマスに、タテとヨコにそれぞれ0〜9までの10種類の数字を1つずつ書き、それらが交差する場所で足し算、引き算、かけ算、割り算の計算をした答えを書く計算トレーニング法のことです。

これを読んでくださっている人の中でも、「小学生の頃にはやったことある!」という人は多いのではないでしょうか。基礎的な四則演算の練習であり、短時間で多くの問題を解くことができるので、算数の入門的な勉強としてとても重宝されています。

しかし、今回僕は「100マス計算って小学生の勉強にとても良いよね!」と伝えにきたわけではありません。

この「100マス計算」、ちょっとした工夫次第で中高生や大学生、ましてや大人にも役立つ計算トレーニングに早変わりするのです!

そして、僕は実際に高校生時代から今に至るまでこの100マス計算を計算力向上のためにやっています。今回はそのやり方を説明していこうと思います!


①数字を2桁にしてみよう

さて、まずはとてもシンプルなものから行きます。通常の100マス計算(足し算)のタテとヨコに書かれた0から9までの数字に、もう1桁数字を横に書くことで2桁の数に変化させるのです。

すると、例えば「3+9 = 」という簡単な計算が、「43+59 = 」という歯ごたえのあるものに変化するのです。これは流石に「瞬殺」という訳にはいきませんよね?

筆算を使いたくなる人もいるかもしれませんが、そこはグッと堪えて、頭の中で計算して答えを出すようにしましょう。

このトレーニングを繰り返すことで、パッと暗算できる計算の「幅」が広がります。それが、難しい問題を解く時の計算時間の短縮に大きくつながるのです。

この方法は、タテとヨコに書かれた数字に適当に一桁追加するだけでできるので、とてもやりやすいです。また、今では数字を入れるだけで100マス計算を作ってくれるサイトもあるので、うまく活用していきましょう。

いきなり2桁+2桁は難しい…!という人は、片方だけ数字を追加して、「2桁+1桁」の足し算の暗算から始めてみると良いと思います!


②数字を引き算にしてみよう

100マス計算をやる時、タテとヨコの数字を「足し算」する人が多いのではないかと思います。

足し算以外の場合、かけ算を行って九九の練習をするパターンはあっても、引き算や割り算をすることはあまり多くありません。

その理由はシンプルで、「計算結果が負の数や分数になることがある」からです。

例えば、引き算であれば「3-7 = -4」、割り算であれば「3÷7 = 3/7 = 0.42857142…」というふうに、正の整数以外の数字が出てきてしまいます。

そのためあまり引き算や割り算は使われないのですが、僕は敢えてここで引き算にすることをオススメします。

「じゃあ、答えはマイナスになるものも出てくるってこと?」と思った方、実はそうではないんですね。

ここでは引き算の結果をそのまま書くのではなく、「差の絶対値」を書く、というルールを作ります。

例えば「5引く8」は「-3」ですが、「5と8の差の絶対値」は「3」になります。

これを考えることで、どっちの数からどっちの数を引けば良いのかが目まぐるしく変わるため、頭がより活性化されます。

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