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これであなたもリスニングマスターに!リスニング力爆上げのための「3つのポイント」


皆さんこんにちは!
ドラゴン桜チャンネル塾長の永田耕作です。 

皆さんは、英語は得意ですか?
 
僕は英語が大の苦手で、受験生時代はいつも苦しめられてきました。
 
僕と同じように英語があまり得意ではない人には共感してもらえると思うのですが、特に差がつくのがリスニングです。
 
単語や文法、重要例文を頭に叩き込めばなんとか戦えるリーディングとは違い、リスニングはきちんと対策をして、生きた英語に慣れ親しんでいなければ全く太刀打ちできません。
 
僕も実際、東大の二次試験の英語で、リスニングが15問中2問しか当たらない、というとんでもない結果を出してしまいました。リスニングを満点で通過する人がいることも考えると、これだけで天と地ほどの差がつき、合格できるかどうかに直結しかねないのです。
 
今回は英語を多くの生徒さんに教えているドラゴン桜note編集長の青戸さんに、リスニング力を爆上げするための極意を紹介してもらいました。
 
その極意を3つのポイントに分けて説明していきます。これをマスターして、リスニングを苦手から得意に、そして得意から超得意にしていきましょう! 

 

①知らないものは聞こえない、言えないものは聞こえない 

まず青戸さんは、次のような言葉を僕に投げかけてきました。
 
「知らないものは聞こえない、言えないものは聞こえない」
 
僕はあまり聞き覚えのない言葉でしたが、とある業界では非常に有名な言葉のようです。皆さんは聞いたことがありますか?
 
これは、「通訳」の世界でよく使われている言葉のようです。言われてみれば納得でした。例を挙げて説明しましょう。
 
皆さんは ”fasten” という単語を正しく発音できるでしょうか?
 
正直、僕も青戸さんからこの質問を受けて焦ってしまったのですが、この単語は「ファステン」ではなく、” t ”が発音されなくなり「ファースン」と読まれます。(英語を正確にカタカナで表すことは困難であるため、必ずしもこのカタカナ通りの発音になるとは限りません)
 
ここで皆さんに考えてもらいたいのは、もしこの ”fasten” という単語を「ファステン」と読むと思っていた場合、どうなるかということです。
 
”fasten” という単語は日本語で「固定する」、「留める」という意味を持ちます。仮にこの意味を覚えていても、正しい発音を知らなかった場合、この単語を聞いた時に脳内で「fastenとは別の単語だな」と認識してしまうのです。
 
つまり、単語の意味は「知って」いても単語の読み方を「知らない」から、そして自分で正しく「言えない」から聞こえないのです。
 
もう一つ例を挙げてみましょう。
 
皆さん、声に出して ”a little bit” という熟語を読んでみてください。
 
いかがでしょうか。一つ一つの単語の発音はシンプルです。先ほどのようにカタカナで表せば、”a” は「ア」、”little” は「リトル」、”bit” は「ビット」と読めます。しかし、英語では繋げて読むと発音が変わることが少なくありません。
 
英語の発音はイギリス英語、アメリカ英語などの種類によって変わってきますが、この "a little bit" はイギリス英語であれば割とカタカナの発音のように話してくれます。
 
しかし、アメリカ英語になると ”t” の音がラ行っぽく発音され(「フラップT」と言われる現象です)、カタカナで表すと「ア リルビッ(ト)」という感じに聞こえます。
 
このように、リスニングにおいて英語を正確に聞き取るためには、単語の意味だけでなく発音を「知っている」こと、そして自分で正しく「言える」ことが重要です。このポイントを意識して、単語の勉強をするようにしてください!

 

②リスニングができる人はみんな〇〇をしている 

次のポイントは、リスニングが得意な人に共通している勉強方法についてです。
 
皆さんは上の見出しの空欄に、何が入ると思いますか?
 

これはズバリ、「音読」です。これは僕も正解したので、少しホッとしました。
 
ただし、音読といっても単に英語を声に出して読むだけでは、効果は薄いです。リスニング力の爆上げにつながるのは「シャドーイング」という方法です。
 
シャドーイングとは、聞こえてくる英文のすぐ後ろを影のように追いかける練習方法のことを指します。影を英語で ”shadow” (シャドー)というのが名前の由来ですね。
 
この勉強法については、『ドラゴン桜2』でもナベアケミ先生が説明していました。

冒頭でも話した通り、僕は英語が苦手でした。そのため、発音記号と実際の発音を照らし合わせるのがとても難しかったのです。
 
発音記号にはアルファベットと同じつくり、発音のものもあれば、全く見慣れない記号も存在します。もちろん、きちんと覚えて対応させればとても使い勝手の良いものなのですが、それよりも実際の英語の発音を頭に叩き込むことが効果的だと考えます。
 
皆さんは、普段日本語を話しているときに、「この単語はこの発音だから…」と考えて話しているでしょうか? おそらく無意識に、自然にさまざまな言葉を発音していることでしょう。
 
英語も同じように、何度も聴いて発音して…を繰り返し、自然に話せるようになることが上達への近道といえるでしょう。マンガにもあったように、リスニングは反復がとにかく大事です。
 
はじめは完璧ではなくぼそぼそシャドーイングでいいので、練習を繰り返してリスニング力を上げていきましょう! 

 

③多聴と精聴のバランス 

最後は、リスニングの勉強のバランスについてです。よく読書では「多読と精読どちらが大事か」という二項対立の問いが出されます。
 
これは、速いペースでたくさんの文章を読むか、数は少ないけどきちんと噛み砕きながら文章を読むか、どちらが効果的かということです。これを、英語のリスニングにおいても考えてみましょう。
 
もちろん、大前提として多聴と精聴はどちらも重要です。しかしリスニング学習の最初のうちは、精聴を特に重視することをオススメします。
 
理由はシンプルで、自分が自信を持って聴き取ったり発音できたりする文章や単語を少しだけでも作る方が、しっかりした土台ができてその先に活きるからです。
 
例えば、①のポイントで話したような ”fasten” や “a little bit” を何度も繰り返して聴きながらシャドーイングをしていれば、発音のクセやスピードが違う人の英語を聞いても対応できるでしょう。
 
同じ音声素材にある程度慣れてきたら、少しずつ自分のテリトリーの単語、文章を増やすために多聴に移っていきましょう! 

 

おわりに 

さて、ここまで英語のリスニング力を爆上げするための方法について、3つのパートに分けてお話ししていきました。今回は青戸さんの特別講義ということで、聞いている僕が一番勉強になった時間でした!
 
この英語のリスニング力についての話は、僕が塾長を務めるYouTubeチャンネル「ドラゴン桜チャンネル」で青戸さんが具体例も交えながら説明していますので、ぜひこちらもご覧ください! 

今回の記事は、ここまでとなります。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!


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