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『岩田さん』を語りました


前田が本気で受ける授業

ミッチーが所属するクリエイター集団 前田デザイン室では、毎月1回「前田が本気で受ける授業」というイベントを開催しています。

前田が本気で受ける授業とは、前田デザイン室のメンバーが先生役となり、おすすめの書籍を室長の前田高志さんに授業するというものです。その様子は前田デザイン室のFacebookでライブ配信され、メンバーのみなさんと双方向でコミュニケーションをすることができます。

「先生」、「授業」と聞くと固くて難しそうですが、実際には自分の大好きな何かを前田さんに紹介するつもりで雑談すればOK!というものです。「先生役をやってみたい!」というメンバーさんはぜひ気軽に立候補してみてください、お待ちしております。

6月はミッチーが先生役となり、授業をやらせていただきました!
ミッチーのオススメの書籍、大好きな何か、それは『岩田さん』です。

岩田さんへの思い

書籍『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』は任天堂の元社長、岩田聡さんのことばを集めた本です。

岩田さんは天才プログラマーであり、経営者としてゲーム人口の拡大を成し遂げ世界中の人々を笑顔にした方であり、誠実かつお茶目なお人柄でゲームファンをはじめ多くの人から深く愛された方であり…ミッチーもとてつもなく影響を受け、尊敬しています。

今だにほぼ毎日「社長が訊く」、ほぼ日の岩田さんのコンテンツ、その他Webに存在する岩田さん関連の記事を読みに行ってしまうし、Nintendo Directをはじめとする岩田さんのお話しを"直接"聞ける動画コンテンツもよく見返しています。

勉強になるということもあるのですが、めちゃめちゃ面白いんですよね…! 岩田さんが深く関わった記事や動画は、コンテンツとしてエンターテイメントとして最高に好きです。

僕が前田デザイン室に入会したのも岩田さんの影響が大きいです。それについては、自分自身のnoteの記事から引用します。

もともと僕はものづくりの裏側を読んだり聞いたりするのが好きでした。そして大の任天堂ファン!

ということで、任天堂の社長(当時)・岩田聡さんがさまざまなプロジェクトの経緯や背景を開発スタッフに訊くインタビュー企画「社長が訊く」がめちゃめちゃ大好きです。

ただ、残念ながら岩田さんは2015年に病気でお亡くなりになってしまい、「社長が訊く」はそれ依頼更新されることはありません。大きな喪失感を覚えていました。

「社長が訊く」の続きはもう読めないのか…という喪失感も手伝って、ネットで任天堂関連、岩田さん関連の記事を探しては読んで、探しては読んで、もう同じ記事を何回読むんだってくらい読んでました。

そんな中、stand.fm(スタエフ)という音声配信サービスで、「任天堂」というキーワードで検索したら引っかかったのが前田さんでした(こちら)。
これが前田デザイン室・室長の前田高志さんを知ったきっかけです。

(中略)

ものづくりの裏側を知りたくて、イキオイ大事にいざ入会!

「社長が訊く」の続きはもう読めないけれど、ものづくりの裏側を深く知ることができるのでは?それどころか参加できるのでは?もしかしたら「社長が訊く」みたいなコンテンツを自分が作ることができるかも?と考えました。

【前田デザイン室】ものづくりの裏側を知りたくて(ミッチーの前デライフふりかえり!その①)
https://note.com/mitchy_wakuwaku/n/na317cf7f0718

授業で紹介した岩田さんのことば(の一部)

ということで、「前田が本気で受ける授業」では90分の授業時間の間、前田さん、前田デザイン室メンバーさんをお相手に、『岩田さん』を思う存分語りました。

授業の詳細はこちらでは割愛させていただきますが、『岩田さん』からいくつかのことばをピックアップしてご紹介するとともに、自分なりに感じたことや、活かしていることを具体例を挙げてお話ししました。

授業で取り上げたことばの一部。
『岩田さん』より引用

P.90 「目の前になにかの問題があったら、「自分だったらどうするだろうな」というのを真剣に考えずにはいられない」
P.214 「わたしはきっと当事者になりたい人なんです」
P.215 「自分が誰かと仕事をしたら『つぎもあいつと仕事がしたい』と言わせようというのがモットーだったんです」

P.30 「やっぱりみんな納得して働きたいんですよね」
P.28 「一対一で面談するとはじめて語ってくれることがある」

P.60「自分以外の人に敬意をもてるかどうか」
P61「この敬意が持てるかどうかで、働くことに対するたのしさやおもしろみが、大きく変わってくるような気がするんです」
P.63 「ひとりひとりのみんなが違う強みを持っている、ということを前提に」

P.213 「名刺のうえでは、わたしは社長です。頭のなかでは、わたしはゲーム開発者。しかし、こころのなかでは、わたしはゲーマーです」
P.219 「わたしが経験してきたことで、無駄だったと思うことなんてないですよ」

この本だけに掲載されている任天堂の宮本茂さんとほぼ日の糸井重里さんの特別インタビューも素晴らしい内容で、授業でもことばを引用し、紹介させていただきました。

とても楽しくて、あっという間の90分でした。

全ページ語りたいし、本に掲載されていない岩田さんについても語りたいし、みんなの思う岩田さんについてもっと知りたいなと思いました。

授業終了後、前田室長との一枚。
(Zoomの背景が逆さになっているミッチー笑)

アーカイブ動画は前田デザイン室限定公開中!

「前田が本気で受ける授業」のアーカイブ動画は前田デザイン室メンバー限定で公開中です。過去の授業もオススメですよ。

岩田さんにもらった笑顔

今日は岩田さんが亡くなった日(2015年7月11日)から、ちょうど8年目。今でも色々なところで岩田さん(SATORU IWATA)のお名前をお見かけしてはハッとします。

岩田さんが亡くなる直前まで蒔いた種が咲き、今も世界中の人々を笑顔にしていることに、本当に良い意味で驚くとともに幸せな気分になれます。

岩田さんありがとうございます。『岩田さん』がもっともっとたくさんの人に届きますように。

たくさんの温かいリアクションに感謝

授業について、たくさんの方に反応いただけてうれしいです。
前田さん、授業をとりまとめてくださったテルさん、前田デザイン室のメンバーさん、貴重な機会をいただきありがとうございました!

↑こちらの前田デザイン室週刊NEWSにも取り上げていただきました、執筆担当のまきさんありがとうございます。

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