水のpHを計ってみる

 pH試験紙で計っているので大雑把な値しかでない。機械で計らないと細かい数字はわからないのだが、そんなものはない。

 水道水をはかるとpH6-6. 5ぐらいだった。一日ほど寝かせるとpH6. 5ぐらい。夜くんで計ったらph7だった。沸かして冷ました湯はpH7.5-8になっていた。朝に計ったらpH6、沸かしたらpH6.5、採取所どころか水道管や時間によっても変わるらしい。ただしこの結果をみるのに風邪を引いたとき、ただの水より白湯の方が良いのは一度沸かすとアルカリに触れるので胃に優しくなるらしい。
 このお湯で紅茶を入れるとpH5-5.5になる。
 適当に重曹を溶かしたらph9-10ぐらい。
 午後の紅茶 EARL GREYはpH6ぐらい
 三ツ矢サイダーストロングゼロはpH4。
 コカコーラZeroはpH3(正確にはpH2. 7らしい。ただのコカコーラはpH2. 2らしい。コカコーラがゼロに比べて歯に厳しいと思っていたがそう言うことか)
 エビアンはpH7.5(公称は7.2) konozamaが輸送中に大破させたので入荷待ち

 エビアン2: 水道水1 硬度200ぐらいの水を作成。概ねロンドンの水の硬度になるらしい。pHは7ぐらい、沸かすと7.5、ティ-バッグで紅茶を入れるとpH6-6.5ぐらいの模様。酸性が弱くなる感じ。タンニンとカルシウムやマグネシウムが結合するかとか?

 出来上がった紅茶は、ミルクを入れないと飲めない……。何この泥水。実験するなら硬水用の茶葉を使おう。

 ちなみに酸性になると歯が溶けると言われるが身体に悪い訳ではない。柑橘類がpH2とか3だ。みかんはpH3でコーラを飲んでいるのと変わらない。しかも、ご先祖様は、そういう果実を食べてきたわけだ。だから歯が溶けてもそれを回復する手段があるので、歯が溶けるは心配しすぎだろう。そもそも人間の食べ物はほとんど酸性なのだ。それより虫歯菌の餌を退治する方が重要な気がする。それには唾液が重要らしい。

 さて、紅茶のpHが5-5. 5を差すと言うことは炭酸水をそのまま飲んでいるのとさほど代わりがない。ミルクで割るのは合理的のようである。レモンで割ると酸性に触れるのでレモンよりミルクを加えるべきである。コーヒーは更に酸性が強くpH4-5と言われている。正直胃が痛くなる数字だ、したがってコーヒーにミルクや砂糖を入れるのは合理的である。どうやらコーヒーをイキってブラックを飲む奴は酢をストレートで飲む意識他界系とかわらないようだ。それなら炭酸水を飲む方がマシだろう。

 ミルクは中性だが、ミルクで割ればpHが酸性から中性になるかと言えばそうでも無かろう。アルカリではないので薄まるだけ、それより胃の粘膜を保護して酸の攻撃から胃を守る作用の方が大きいのだろう。

 また人の舌は酸に甘味を加えると酸味が抑えられ美味しく感じられるようになっている。酸っぱいだけだと腐っていると判断し、甘いだけだと気持ち悪くて食べられないのだが、この二つを適度に混ぜると美味しく食べられる様になる。これは恐らく、ご先祖様が果物ばかり食べていたからかも知れない。ミカンがpH3にも関わらず食べられるのは糖分のおかげである。しかし最近のみかんは甘すぎてくどい。酸味は腐敗を感じる器官なので、腐りかけが旨いには人間の味覚特性が関係しているようである。ところで旨味と掛け合わせるのに適切な腐敗系味覚は何だろう。酸味ではないと思うぞ。

 砂糖と酸を混ぜると胃のあたりが優しくなる理由はよく分からないが、少なくとも酢をそのまま飲むより砂糖や蜜を溶かした方が胃腸には良いようである。

 どちらもそのまま取ると胃に悪いのに不思議である。原理はよく分からない。コーヒーもみかんも胃が痛くなるから食べられると胃腸に良いは別なのかも。と言いながらコーラを飲んでるけど。


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