【転】SOUND VOLTEXの暴龍天を8年かけて取得した話

同タイトルの「承」に続くお話です。
今回は、或帝滅斗~或帝滅斗金枠、その後あたりの話になります。

ボルテⅤの稼働開始

2019年2月28日、Vivid Waveの稼働が開始します。
実は前回の話からⅤの稼働までまた休止期間がありました。
この時は、モチベ低下というよりはリアル事情です。

ちょうどこの頃、今の奥さん(もちろんゲーマー)がボルテに興味を持ってくれて、一緒に始めたと同時に私は復帰という感じになっていました。

最初は一緒に出来ればいいと思ってたので、あまり称号は狙っていませんでしたが
段々勘を取り戻すにつれて、暴龍天を目指したくなっていきます。

UIがまた更に変わって、楽しい雰囲気になりモチベも高く続けていました。
この再開時の実力はLv17中適正あたりで、まずは剛力羅を取り戻すのが大変でした。
ともあれ、3カ月くらいで金枠剛力羅までは取り戻します。

その後1カ月くらいで、INF-Bコースで或帝滅斗も取り戻します。

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あがらない地力、金枠までの絶望

さて、ここから金枠或帝滅斗を目指していくわけですが
ここがかなり苦労の期間でした。

結論から先に申しますと、1年2カ月程かかりました。
今まで1つのスキル(目標)でこんなに期間がかかったことなかったので
かなり時間がかかったと思っています。

まずは金枠に向けてLv18のクリア埋めを目指していきます。
ひとまずの目標は全曲クリアでしたが、これが中々の大変さでした。
Lv18あたりになると、局所殺しや鍵盤の複雑さ・大量ノーツ数による重ゲージなどが目立つようになっており(Lv17でもありはしますが)
Lv18上位あたりは 複雑な配置の認識、鍵盤力、各曲の研究などがさらに求められるようになります。
一曲ごとを丁寧にクリアしていかないといけない時期なのですが
大きく3つの理由によってこの道のりがかなり長くなってしまいます。

1. プレイ時間の減少

このあたりの時期、ちょうど新型コロナウイルス感染症の拡大初期もあり
外出自粛が多かったのもあり、プレイペースが落ちていきます。

一応毎週は通っていましたが、それでもゲームセンターでプレイするのは週1回程です。
家時間が増えたこともあり、コナステ版ボルテも自宅に導入しプレイなどもしていました。
ただ、ボルテをプレイするという意識の点では良いですが
モニターもコントローラーも音響も、やはりゲームセンターには勝てません。
特に打鍵音の悪さが気になり集中できなかったりして、それを改善しようと改造したもののボタンがハマるようになったりして失敗したり
結構頑張って構築したものの目に見えた成果は薄かったです。(少なくとも私には)

そんな感覚もあり、やはりゲームセンターでのプレイに重きを置きます。
ただ、週1ですから簡単には地力が伸びません。
ここは体感してみるとわかりやすいのですが、1週間空くと前回の感覚を身体が忘れてしまいます。
その日の初めにウォーミングアップして、慣らしの適正曲やって、挑戦曲を詰め始めて、という感じですが
だいたい、1週間前にやった挑戦曲に対するイメージを欠いています。
さすがに実力が大きく下がるほどの差はありませんが
地力をあげてまた少し下がっての繰り返しになるため
地力の伸びが非常に悪くなりました。(個人差はあります)

2. 精神面でのスランプ

週1では伸びづらいという事実はそうとして
一番の問題は、この事実を理解してプレイできているかどうか、という点です。
自分の意識では週1はやってるんだからもう少しくらい伸びないか?と思い始めてしまいます。
私はここの事実から目を逸らしていたため、かなり精神的につらい時期がありました。

ちなみに、これは同じケースに限らず、いろんな場面で考えることがあり得ます。
例えば、自分の称号・VFに対してこの曲の出来が悪すぎる、といった具合です。
何か自分で勝手に決めた線(事実)に対して、主観的な自己評価を下してしまうんですね。
さらに言うと、他のプレイヤーで似た線を持った人がいて、自分より高い成績を出していると、この気持ちは冗長されやすいです。
簡単にまとめると、自分で自己目標のハードルを上げすぎている、ということです。

正直個々の才能はいろんなところにあります。
鍵盤が得意な人、つまみが得意な人、クリアより適正スコアを高く出せる人、これは音ゲーに限らずです。
それは一つの共通的な線で測るにはとても難しいものであり、それを自己基準の線に当てはめてしまうと精神的にとてもつらくなります。
この辺のメンタルケア的なスキルは私自身かなり身をもって経験した部分ですので
また別記事にしてまとめたいと思います。

このことに中々気づけず、スランプに陥ってしまいます。

3. 曲の癖が付く

これは前記事でも紹介したことですが、また曲の癖が付いてきます。
音ゲーやっている上では、どれだけ上手くなってもついてくるものらしいです。

私も性格的に負けず嫌いなところが強いため、出来ない曲はとことん粘着します。
これが裏目に出てしまうんですね。確かに曲をクリアするためにある程度の研究は必要です。
ただ、粘着は程ほどの方がよいです。前回でも少し書きましたが、やりすぎると間違ったやり方を理解してしまうため癖に繋がってしまいます。

この時期一番酷かった癖の曲は、Booths of Fighters(EXH) です。
お馴染みの同時押し乱打の箇所ですね。
Lv17のはずですが、実はLv19弱適正あたりまでクリア安定しませんでした。
とにかくやりすぎて乱打地帯のタイミングがズレすぎてしまい、意識的に修正しようにもどうしようもないくらいまで来ていました。
通算プレイ数は200回近くあったと思いますが、勝率3割あったかどうかだった気がします。

その他にもオニユリ(MXM)SnowStormリミ(GRV)、あたりはスキアナ曲ということもあり
結構癖が付いてしまいます。

近視・視野欠けの発覚

いろいろと大変な時期ではありましたが
なんとか続けているうち、ジリジリと地力があがっていき
初めて金枠或帝滅斗を取得することが出来ました。

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ここでボルテ人生初めて暴龍天への挑戦権を得たわけですが
さらにまだ長い道のりになります。

この頃にはLv18も9割くらいクリア埋め出来ていました。
今度は暴龍天への挑戦のためにLv19クリアを目指していきます。
Lv19はLv18よりさらに過酷で、そもそも曲数が極端に少ないため、練習がしづらいレベル帯です。
そのため、Lv19クリアを狙うにはLv18のハード埋めなどで練習を重ね
エラーによるノーツ零しを減らすということを身に着けていくことにしました。

ある程度順当にクリアを重ねられていったのですが
どうしてもLv19の中~上位あたりは譜面認識が出来なくなってきました。
どうしてこんなに見えないんだろうと悩んでいたところ
これは本当に偶然でしたが、奥さんが仕事上で視野検査に関することをしており、試しに私も視野検査してみることになったんです。
すると、まさかの視野欠けが発覚してしまい、病院でみてもらうことに。
精密検査結果としては、強度の近視を元々持っているとのこと
そしてその影響で視野欠けが発生している可能性が高いこと。

衝撃の事実でした。

確かに小さい頃から視力は悪かったのですが
そこまで精密な検査をしたことがなかったので、そんなに酷いとは思っていませんでした。
今でも譜面によっては見えづらいものもあり、当時譜面認識が難しかった理由の一つはこれが大きいのではと考えています。


このあたりで転の話は終わりにします。
ここからは最後の暴龍天まで駆け上がる話を書いていきます。
また読んでいただけますと幸いです。

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