【承】SOUND VOLTEXの暴龍天を8年かけて取得した話

同タイトルの「起」に続くお話です。
構成としては、剛力羅~或帝滅斗取得あたりまでのお話になります。

最初の壁

ボルテを始めてから、操作感の難しさなどはありつつも
順当にクリア曲を重ねて段位を取り始めていました。
ただ、烈風挑戦段階で、これはクリア不可能だと感じた曲が出てきました。

それが、 Space Diver Tama です。

凛としてなどとは違い、この曲だけは数日かけてもゲージが伸びず
全然クリアの兆しが見えませんでした。
ノーツは少ないのですが、リズム難と局所的な運指の難しさに圧倒されていたのだと思います。

この曲が後にもご紹介する悪い癖のきっかけなのですが
自分がどう足掻いてもクリアできない、これはリズムと譜面がおかしい
と感じるようになっていました。

結局は、2~3週間別の曲もやりつつ粘着してクリア、段位取得とも無事に成し遂げました。
一度コツが掴めてくると段々できるようになってくるんですね、その後はクリア安定しないスコアがあがらない という結果が残りました。
これは他の音ゲー記事などでも多くご紹介されていますが
所謂「」というやつです。

音ゲーの癖に関しては、こちらの記事の解説などがわかりやすいかと思います。
つまりどんな状態になっていたかと言うと
同じ譜面をやり過ぎて間違った(ズレた)リズム・押し方を覚えている。そのズレた状態を意識的に押してしまっている。
という感じです。
これも音ゲーマーあるあるなお話なのですが、癖が付くと本当に抜くのが大変で
自分で意識して根気を持って止めないと全然治りません。(一般的なお酒・タバコ・ギャンブル等の中毒状態と同じものと思ってもらうとわかりやすいかもです)
これは後のスランプにも響いてくるのですが、こういったことを初めて体験した時代でした。

特に私は音ゲー歴も全然なければ負けず嫌いな性格ということも相まって
癖というものを理解できず(理解しようともしなかった)、のでたぶん暴龍天を取る近くまでは悩まされていました。

全部入れると長くなるので省こうと思いますが、
後に、孤独の番人Freaky Freak金縛りの逢をBooths of Fighters2 MINUTES FIGHTERS あたりも同じ状態に陥り大変なことになります。

Lv15(当時)クリア~剛力羅取得まで

そんなこんなでも地力は順当に上がり続け、Lv15挑戦段階まで到達します。

当時Lv15で初めてクリアした曲は 冥リミ でした。(これもやりすぎて階段に酷い癖が付いたんですけどね。。。)
ただ、ここから剛力羅取得までは大きな問題は起きませんでした。
おそらくLv15が楽しくていろんな曲のモチベがあったおかげかなと思っています。

Max Burning!! は初代KAC最優秀楽曲ということもあり、当時のボス曲でしたね。
この曲はとにかくクリアしたい一心はあって粘着していたような思い出があります。

そんなこんなで2014年5月26日 初剛力羅合格しました。
これでも当時最高段位だったのですごく嬉しかったです。

画像5

その後も、他の剛力羅コースのクリアを重ねて、Lv15全クリアを目指していきます。
ただ 2014年8月、ついに「或帝滅斗」「暴龍天」コースが解禁されたんですね。当時のコース表
ここで自分の中の栄光が潰えます。
当時は金枠剛力羅を取っていなければ(主にBoFが原因)、Black Empererなどもクリア出来ていなかったので、完全に諦めの領域に入っていました。

このあたりから段々モチベが低下していきます。

SOUND VOLTEX Ⅲの稼働開始と新譜面

2014年11月20日、ボルテⅢにバージョンアップします。

Ⅲから新譜面が登場します。
「つまみの開始方向に制限がなくなる」「つまみが画面外まで行くようになる」「視点の遠近変わる」「FX+BTの重なりノーツ」
といった要素が一気に出てきました。
今となっては18,19でゴロゴロ出てくる要素
最初の方の実装譜面はお試しということもあったと思いますが
正直私にとってはその譜面ですら地獄のようなアップデートでした。

まず、「FX+BTの重なりノーツ」です。
「F.K.S」にやたら苦戦した記憶があるので、譜面から引っ張ってきました。

タバコ押し

こんな感じのノーツですね。
私はこれ全然見えませんでした。
見えない = 押せない = クリアできない という負の連鎖となり、すごく嫌でした。
この配置は本当に認知が難しく、元々視力が悪かったことも相まって、本当に見えませんでした。
練習を重ねて現在では認知まで出来るようにはなりましたが
やはり咄嗟に出てくると全然押せません。
キュリオシティのこことか最高に苦手です。どれだけ覚えても癖抜いても未だにちゃんと押せません。

無題

次に、「視点の遠近変わる」です。
これの代表格は「イグジスタンス」です。
静的な譜面ではわかりづらいので、動画リンクを張っておきます。
1:43 あたりが問題の地帯ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=TSSc_0B4YDs

何が問題かというと、急に視点がズレることでノーツが見えづらくなります。
さらに、近くなることでノーツが通常より速く判定が通るように見えます。
実際は判定位置は変わっていないのですが、視点を変えず近くなる = ノーツが視野に入るのが遅くなる これによって自分の見ている位置は変わらないのに実質ノーツの判定が速くなったように感じられます。
当然目押ししていると遅ニア、エラーがよく出ます。イグジスタンスでは新要素でラス殺しを狙ったような雰囲気がありますね。
とにかくこれも全然ダメで、視点が急に変わると全然認知できなくて辛かったです。

つまみに関しては特に自分へは影響ありませんでしたが
この2要素がモチベ低下の引き金になりました。
本当にやってても楽しくなかったんです。
何せ音ゲーって、ノーツを認知して理解してリズム通りに押す、というのが快感であり楽しさ(少なくとも私は)なので
この重要な要素が自分の中で消えてしまい、せっかくのアップデートだったのにここからしばらくやらなくなってしまいます

休止復帰の繰り返しと或帝滅斗取得まで

ということがありましたが、一度2015年3月~12月頃まで一時復帰。
そのあとまた休止して、2016年6月~10月頃まで一時復帰。
また休止して、2018年2月頃にまた復帰、と
仕事等もありリアル事情で忙しかったところもありますが
ゲーム自体は楽しいけど、あんまり高難易度やりたくないなと、ずっとダラダラ休止復帰を繰り返していました。
この間にボルテはへアップデートされています。

この頃にはかなり曲も増え、練習できる幅も広がっていました。
ちなみにこれも知らないうちに、レベルが20分割されるようになり、難易度MXMが追加、もうLv18~はⅡ時代のLv15が無かったことにされたかのような譜面が蔓延していました。
Max Burning!! Quietus Ray等のⅡ当時の所謂ボス曲がLv17に配置され、東方アレンジMXMなどがLv18となり前者より難しい譜面になっているのが本当に驚きでした。

練習できる曲も増え、なんとなくⅢ要素のトラウマ感がなくなってきたので
2018年2月あたりから、また本格的に再開し始めました。

そして順当に地力を取り戻しパワーアップしていき
相変わらずBooths of Fightersには苦戦しつつも、2018年3剛力羅金枠取得。

画像3

そのまま勢いを維持して、2018年4月中旬に初或帝滅斗を取得しました。

画像4

本当に勢いがすごかったですが、このときのモチベはかなり高かったです。
やればやるだけ地力の伸びを感じられたので、一気に駆け上がることが出来ました。
Booths of Fighters、ゴーストルール、Chocolate Planetはかなり苦戦した思い出がありますが
それでもやりたい実力をあげたい、という気持ちが強かったです。

余談 - 承認欲求について

ちなみに、剛力羅取得あたりの話ですが
当時はtwitterでかなり画像をあげたり、無理にボルテプレイヤーと繋がろうとしていました。(おかげで今回の記事の際にいろいろ情報を発掘する事が出来たのですが)
ただ、現実で声をかけるわけでなく、twitter上でもフォローだけして友達になった気になっていたなど、つまりはコミュ障な点をかなり拗らせていましたね。
そのようなことをしつつ、画像をいっぱいあげて「やったー!」と叫んでおり
確かに当時は嬉しくて楽しかったのはありますが
その裏には  承認欲求 が強く絡んでいたのだと今は思います。

認めて欲しい、というのはある種人間として当たり前のことですが
やり方を間違っていると、真逆の結果を生み、自分自身も自己嫌悪に陥ることになります。
無意識にそのあたりが働いてしまい、譜面が理解できず地力が発揮できなくなった途端にモチベが落ちたのではないか
とも考察しています。
実際にリプやいいねなどでリアクションがないと地味なショックを抱えていたような気持ちもありました。
この拗らせは程度の差はあれ、結構長く続きます。

そのあたりも、この後の地力向上のための意識に関わってくる部分なので、また書かせていただきます。

第2部でも書いてみるとかなり長くなりましたが、目標地点までは書けましたのでこの辺までにします。
次回はいよいよ私の書きたいこと本命です。
Ⅴ稼働~金枠或帝滅斗取得、そして暴龍天までの厳しい道のりを惜しみなく書いていくつもりです。
引き続き、ご覧いただけますと幸いです。

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