見出し画像

Q.80 カウンセリングで恋愛相談はできますか?

プロのカウンセラーが良くある質問についてお答えします。



恋愛相談とパートナーとの関係性

カウンセリングに恋愛相談を目的として来談される方は少ないですが、パートナーとの関係性について悩んでおられる方は来談されます。
たとえば現在や過去のパートナーとの関係、パートナーとの今後について、またはパートナーの選び方などの相談です。
恋愛相談という主訴ではないのですが、内容としては恋愛相談になっているケースはあります。


カウンセリングと占いの違い

ただしカウンセリングと占いの恋愛相談は大きく異なります。
占いでは1回受けると相談内容についてアドバイスや「このような状態である」という見解を頂くことができます。
しかしカウンセリングは基本的には1回で終わることなく、継続的な面接を受けることが前提です。
これはパートナーについての相談であっても同じです。

カウンセリングでは回数を重ねて、パートナーとの付き合い方、自分と相手の性格について振り返り、将来の見通しなどを、カウンセラーと話し合います。
そのため数回のカウンセリングで終わる人もいれば、何年もカウンセリングを続ける人もいます。


恋愛は自分が変わらないとどうにもならない

カウンセリングは「自分がどう変わるか」が大切です。
恋愛について悩んでいる方も、いろいろとアドバイスをもらったとしても最終的には自分が変わるしかないことに気付き始めます。


恋愛関係は結局は自分の内面が大切

「相手を変える労力をかけるよりも、自分が変わっていくことにエネルギーと時間をかける方が、自分の将来につながる」

こういったことに気付き始めた人が、カウンセリングに来られます。
パートナーとの関係性は自分のこころの状態によって変わります。
現在パートナーと出会っていない人、もしくは別れて現在シングルの人であっても、ひとりでいる時期にどのような考え方を身に着けているかによって、今後のパートナー選びに大きく影響します。

では、どのように自分を変えていったらいいのでしょうか。
「いろいろ試したけれども、わからない」
そのような方が「内面を振り返って自分を変える」方法のひとつとして、カウンセリングを利用します。


恋愛相談はカウンセリングの動機になる?

恋愛について悩んでいる人が、カウンセリングに行こうと思うことは、まだ少ないでしょう。
しかしカウンセラーとしては「恋愛の悩みはカウンセリングを受ける動機として正しい」と考えます。

パートナーとの付き合い方、そして自分の人生をどう生きるかというのは、カウンセリングで扱う悩み事の中心的なテーマです。

カウンセリングで恋愛相談はできるのか?という質問に対しての答えとしては、「それはカウンセリングを受ける理由に充分なるのでご相談ください」。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?