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なぜ新卒で単身沖縄移住なのか

新卒後実家を出て沖縄県に移住。その一番の理由としては、大学3年の終わり頃、就職先をどこにしようかと全国を選択肢に考えた末、正直最初は気候や興味本位もありましたが、とあるYoutubeを見て(https://youtu.be/5q447LL4O7o?si=WkVGijHZuC2wKzBT)公衆衛生看護婦という駐在看護婦の歴史をもつ現在の沖縄県(当時は琉球列島米国民政府)に「なんだこのかっこいい保健師さんたちは!!!」と強烈な憧れを抱いたからでした。
当時皆さんがご存知のように戦後沖縄は米国民政府(USCAR)の統治下であったわけですが、公衆衛生看護教育の視点で言えば公衆衛生局に赴任されたワニタワーターワース女史を筆頭にケーザー女史らが保健婦駐在制度における公衆衛生看護婦(現在の保健師)教育を行っております。当時この教育の第1期生の年齢は様々であったようですが、通訳がつきながらケーザー女史が英語で講義を行い公衆衛生看護におけることすべてを学生たちに熱心に指導していたというのです。つまり、沖縄県の公衆衛生看護婦は当時にして公衆衛生と看護の先端を行くアメリカの指導を受け、今でも”公看魂”として語り継がれてきています。
私は幸運にも恵まれ、沖縄県で保健師という職業につかせていただき、駐在保健婦制度を経験された先輩方の元で働かせていただけたり、当時ケーザー女史から直接講義を受けたという大先輩方の講演会にも出席させていただきました。
私にとっては、目の前の業務だけでなく、実際にこの地に来たからこそ学び肌で感じながら保健師のキャリアをここ沖縄県で始めさせてもらえたことにこの上ない感謝と、この恩をどう今後還元させていけるかを考えております。
私は今後どの場所においても、ここ沖縄県で培った保健師としての経験に生涯を誇りを持ちながら看護職として全うしていきたいと思う今日この頃です。

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