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ゴジラ-1.0から見る日本の社会

先日『ゴジラ-1.0』のポストを書いたら
コピーを書かれた佐藤さんからリプを頂いた。
めっちゃ嬉しかった。(@copykakuzatou

生きて、抗え。

 映画を通して、この言葉は心に刺さる
コピーって凄いと思う。
研ぎ澄まされた、わずか7文字で人を感動させる。

 『ゴジラー1.0』は
怪獣映画ではなく日本映画だ」と
Youtubeで岡田斗司夫さんが熱く語っていた。

そう、『ゴジラー1.0』は
ゴジラが主役の怪獣映画ではない。

太平洋戦争での戦いの中
命を粗末に扱ってきた日本の国家に対して
市井の人々がゴジラとの戦いに
命がけだけど、命を大事に戦った
人々の物語なのだ。

戦争で日本とアメリカの大きな違いは
もちろん物量もあるのだけど
命に対する考えの違い。

アメリカは戦闘機同士の戦いに負けても
パイロットは必ず脱出して
海の上に落ちたところを回収していた。
その場で負けてもその経験
次の戦闘に活かせるから。

日本は負けることを恥じと考え
刺し違えたり、果ては特攻することを
とした。

開戦当初の優秀なパイロットの力量で
優位に戦えていた戦闘が
その人たちがいなくなって
同じレベルで戦えるわけがない

会社で長く働いていればわかるが
人を育てるのは物凄い時間と工数がかかる。
優秀な人ならなおさら価値は高い。

勝てる見込みも、戦略もないまま
無駄な縄張り争いのために
多くの人々の命を無駄に扱い
誰も責任を取らなかった、
あの戦争に対してのメッセージ

それが『生きて、抗え。

これは今の日本にも通じる事。
優秀な人を酷使したり、
気に入らないと心理的に追い詰めたり
どんどん人を壊していく
ブラックな職場って確実に存在する。

どんなにホワイトな会社でも
上司によってはブラックにも変わる。

生きて、抗え。

現代の会社や社会にも通じる
研ぎ澄まされた言葉だなぁ、
って思った。

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