※2021月5月28日　時系列に誤りがありましたので修正しました

『納豆ご飯生涯無料パスポートが没収』

このニュースの見出しを見た時、
私は「あぁそんな事もあったな」と正直あまり関心はなかった。
どちらかというと記憶から消したい事件であったからである。

だがせっかくの当事者であるので私はしばらく様子を見てそして驚いた。
「なんか異常に炎上していないか？」
どうやら私以外にもパスポートを没収された人がいたようで、
口コミの投稿等でニュースの記事はかなり賑やかであった。

――どうしようか。私は迷った。
前述の通りもうこの件には関わりたくないと思っていた。
しかし情報がかなり錯綜しており、実際に起きた事とそうでない事が
入り乱れているような様子であった。
私は今まで書き込みをする事はなかったが、
勇気を出してまずは掲示板等に書き込みを行い事実を伝えることにした。

だが、当然の如く当事者であるという証明を行うことは出来ない。
ある程度真実味を帯びた内容を書くことで数人から
アドバイスを貰うことが出来た。
あの時深夜にも関わらず長文で捨てアドにメッセージをくれた方、
今も見ているか分かりませんがありがとうございました。

一通り事実を列挙しこの後どうなるかと事の次第を眺めていたが、
店舗から予想もしない発信がされた。
「パスポートを没収された人の理由は看板を蹴飛ばしたり、定員に罵声を浴びせたり、会計の列に割り込んだからである」

私は怒りがこみ上げた。
これは私個人で終わらせる次元の話ではないとあらためて決意をした。

しかし、炎上のスピードが速すぎて事実を書いても埋もれてしまう事が多く
なかなか正確な情報を伝えることが出来ずもどかしい日々が続いた。
そして、あるコメントを貰うことで事態は変化を迎えた。

「Twitterで投稿したほうがいいのでは？」

今まであまりTwitterを使ったことがなかった為、
使い方を調べアカウントを作成し投稿する事にした。
アカウント名はかなり悩んだがもし注目を浴びた時を考慮し、
実際に存在するキャラクターの名前などは避けるようにしたが、
あらためてそうして良かったと思う。

そうして私は事のあらましを丁寧に発信した。
おそらく半信半疑の人が多かったと思うが、
信じてくれた人も多数おり大変感謝しています。

そうしてTwitterで事実を発信していたが、
正しい情報を伝える方法にも限りがあり次の一手の模索を続けていた。