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足りないもの

朝、気持ちよく目覚めて、太陽礼拝をして、お庭の緑を眺めながら朝ごはんを食べる。食後にコーヒーブレイクをして、心地よい風が通るリビングで学びたいことの勉強をする。

お昼ごはんを食べて、録画していたテレビドラマとEテレの番組を見て、コーヒー片手に本を読む。いま読んでいるのは文化人類学者・松村圭一郎さんの本『小さき者たちの』。この前、小田原にある南十字というすてき本屋さんで、店内を3周してキミに決めた1冊。著者の故郷である水俣や熊本について見つめた本。まだうまく言葉にできないけれど、読みながら涙が出てきた。何の涙だろう。

夕方、Bank Bandを聴きながら海まで散歩。波の音を全身にあびる。海はやっぱり大きい。

足りないものは、たぶんいくつもある。けれど、明日もあさっても今日みたいな日が続いたとしても、いいんじゃないかなとも思う。夕方、海まで散歩できるという贅沢もあるし。

足りないもの。色々あるんだろうけれど、一番は、愛、だと思う。誰かを愛するということ。恋愛的な意味での愛も含まれるんだろうけれど、もっと広義の、わかりやすく言えば、人を想うということ。人の役に立ちたいとか、誰かに必要とされたいとか、孤独を感じている人の隣に寄り添いたいとか、ただただ人の話を聴いて、いいね!って言いたいとか。

話を聴くことを仕事にしたいと思って、カウンセラーの資格の勉強を始めた。「聞き上手」という長所を活かして恩返しができたらなと思っている。ただ、もっと"話をする"ハードルが低くてもいいんじゃないかなとも思う。美容院で定期的に髪のお手入れをするみたいに、定期的に歯医者さんで歯垢を取ってもらうみたいに、心のケアも定期的にする、みたいな。週末カフェでゆっくりする、みたいな感覚で、ちょっと話を聴いてもらう、みたいな。最近はそういうことをよく考えています。さて何から始めたらいいんだろう。

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