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インバウンド旅行者向けのツアーを作ってみたら Part 3

インバウンド旅行者向けのツアーを作ってみたらシリーズ その3回目です。

1 Clarity
2 Relatable
3 Freedom
4 Flexibility

3 Freedom

自由が欲しいのは当然、国籍関係ないだろう!と思いますよね。

その通りなんですが、日本の観光客の方はとても律儀だし、ガイドさんにも気を遣ってくださいます。でも海外の方の中にはもっと自由が欲しい!と思われている方が多いように思います。

「自由に水の中を泳がせてあげましょう。同じ水槽の中で。」そんなイメージです。

ちょっとした自由時間を差し上げる、自分たちで散策する時間を作る、そして私が一番大事にしているのは、オプションを差し上げる (AもBもできるけどどちらがいい?)。この辺りを可能な限り提供してあげるのがお客様が「自由」を感じてもらえる鍵かな、と。

以前に引率ガッツリタイプのバスツアーに参加したことがあります。それも元夫(英国人)と。バスの中ではガイドさんが永遠に話し続け、観光地に着いたら自由時間は短く、歩いて回れる場所は限られているというタイプのツアー旅行でした。そんな感じが英国人の彼にはとても窮屈だった様子。

一方さらに遠い昔。私は高校卒業後の春、初めての一人旅でイングランドのオックスフォード行きの1日バスツアーに乗ったことがあります。たった1日のツアーでしたが、停まる場所ごとに自由時間があって、その自由さ加減に戸惑い、いつバスに置いてけぼりにされるかわからない、ととても不安な気持ちになったのを思い出しました。当時英語も半分もわかってなかったしね。

自由に探検したい人、ガイドさんにぴったりくっついて歩きたい人、色々ですよね。その辺りもさじ加減が難しいかも、ですね。オプションを差し上げる、そこがみそかなー。

5月から「通訳ガイド養成オンラインワークショップ第2弾」を実施いたします。「今が準備に最適の時期」という声や「いや、まだまだインバウンドは戻ってこないよ」という声などなど、インバウンド観光業界にいる皆さんの耳には届いていることかと思います。そんな皆さんに私がお伝えたいのは、まずはやりましょう、です。周りの声に惑わされずに、まず今できることを実践する、これが私の今年の目標。通訳ガイド養成オンラインワークショップに参加いただいた皆さんにも同じ気持ちで、英語のポリッシュアップを実施しましょう。ここで英語力・ガイド力をアップしてどんな状況がきても対応できるガイドになれるよう、まずは今できることをやりましょう!皆様のご参加をお待ちしています。williamsmorikawa@gmail.com