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インバウンド旅行者向けのツアーを作ってみたら Part 2

外国人観光客の方向けにツアーを作ってみたらわかったこと。その2回目です。

前回の記事はこちらから👇

1 Clarity
2 Relatable
3 Freedom
4 Flexibility

2 Relatable

皆さんはニュージーランドと聞いて何を思い出しますか?どんなイメージが頭の中に浮かぶでしょうか?


美しい自然
キウイ
キウイフルーツ
Lord of the Rings

こんな感じかな?その中であなたの日々の生活と関連づいているものはどれですか?ニュージーランド産というラベルのついたキウイフルーツはスーパーで馴染みがありますよね。また映画 Lord of the Rings の大ファンならその景色は映画の中で何度も観たから目に焼き付いているわ!という方もおられるかも。

海外旅行って非日常を求めて出かける、というふうに言われます。普段の生活とは違う場所に身を置いてみたい、母国ではできない体験をしてみたい、なんて思いを持って飛行機に乗るとか。ここで「うんうん」と頷いてくださった方、ありがとう!

でもその非日常の中でも、私たちにとってRelatableなものを見つけた時の喜びってあると思いませんか。

「あー、うちの近くのスーパーで見たキウイがここでも売っている!」
「あの映画で見たあのシーンが目の前に広がっている!!!」

そんなふうに海外の全く「非日常」な場所で感じることができたら、感動がさらに増しますよね。

日本に来られるお客様も同じだと思うんです。日本といえば Geisha, Sushi, and Kimono・・・という程度の知識で日本に到着したお客様が日本という「異国の地」に身を置き、自分の体験や知識に関連づいたものを見たり聞いたりした時、それは記憶に残りやすいし、日本への親近感がグッと増します。

じゃあこの Relatable な感動をしていただけるために私たちガイドができることはなんでしょう?お客様のバックグランドがわかっていればその方の国の歴史、国ではやっているもの、どんなふうに日本を捉えているか、日本からのその国への輸入品として何があるのか、そんな知識があれば、話がしやすいかもしれません。そんな準備ができないことももちろんあるので、普段からさまざまなメディアに触れておくのが大事ですよね。

じゃあ、名前も聞いたことのないような国から来られたお客様だったらどうしましょう?私ならズバリ、お客様に聞いちゃいます!日本に対するイメージやこれまでの知識と今目の前にあるものとの比較、日本の印象などなど。これがice breakerとなって、楽しいお話のきっかけになるかも。お客様にとっても私たちガイドにとってもいい思い出の一つになるはずです。Hope you give it a try.

(写真:ニュージーランドといえばCockie Timeのこの赤いモンスターも有名かも。)

5月から「通訳ガイド養成オンラインワークショップ第2弾」を実施いたします。「今が準備に最適の時期」という声や「いや、まだまだインバウンドは戻ってこないよ」という声などなど、インバウンド観光業界にいる皆さんの耳には届いていることかと思います。そんな皆さんに私がお伝えたいのは、まずはやりましょう、です。周りの声に惑わされずに、まず今できることを実践する、これが私の今年の目標。通訳ガイド養成オンラインワークショップに参加いただいた皆さんにも同じ気持ちで、英語のポリッシュアップを実施しましょう。ここで英語力・ガイド力をアップしてどんな状況がきても対応できるガイドになれるよう、まずは今できることをやりましょう!皆様のご参加をお待ちしています。williamsmorikawa@gmail.com