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ライフミッション: 英語を教える 1

私は大学で英語を教えています。昨日、担当大学の夜間授業で、過去にここでご紹介したスピーチを生徒さんと一緒に観ました。

TED Talks - Amy Purdy Living Beyond Limits

大学生の他に、社会人として働きながら再び勉強を続け頑張っている人たちが夜間授業にはおられます。彼らを応援できるのは、大学という環境で教鞭を取らせていただける役得以外の何ものでもありません。

90分という講義の中で、私が提供できるものはなんだろう、といつも考えます。学生さんの中には選択の余地なく英語を受講している人(多分大半がそう)、早く英語の単位を取って、自らの専門科目に専念したいと思っている人(多分ほとんどの人がそう)、この授業の単位が取れたら、もう英語なんて触れることもないし、MITSIなんていう人物がいたことも忘れてしまう人(ほぼ全員がそう)。そんな方達に囲まれながらも、いただいた90分X15回の講義で、ほんの少しでも彼らの人生にポジティブなインパクトを与えられるものはないかなあ、と思いながら授業をしています。

このスピーチは私に勇気をくれるものの一つです。涙がこぼれそうになるくらい、心の琴線に触れるスピーチを学生さんと共有することで、教室にいる数十人のうち、一人ぐらいはこの感動を一緒に感じてくれる人がいる、と思う(思いたい?)。

その感動を生の英語で聞き取り、感じてくれたらどんなに素晴らしいか!そう思いながらこのTED Talksを観ました。私の人生のミッションは、別の言語を話すこと、別の文化を知ることで、今までにない人生の幅や豊かさを体験できる、そのことを体感してもらうことなんだよな、とつくづく感じた夜の授業でした。

通訳ガイドもそこに通じるものがあるのかなー。それはまた別のブログで。