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撮った写真を「データ」から「作品」へ【フォトブックが楽しい!】

noteさんの「春の連続投稿チャレンジ」、最後投稿では #私の作品紹介 をテーマに記事を書こうと思います。

「作品紹介」と書いてしまうと、何かしらの手作りの品だったり、おつむを使って紡いだ文芸系の作品だったりを連想されてしまうかもしれません。

ちなみに、年頭に「50歳だけど短歌を始めたい!」という記事を書きました。

短歌はあれからちょこちょこ「メモ」アプリに書き留めて、『NHK短歌』に投稿したりしています。

ただ、詠んだ歌の公開は、まだ勘弁してください…。
(そもそも作品の体を成していないものばかりな気がしまして)

今回は、「私の作品紹介」というより、僕なりの「私の作品」の活用方法についてnoteしたいと思います。

タイトルにも書いたとおり『写真』についてです。


スマホ時代の「写真」の活用

皆様、「撮った写真」どうされていますか?

「あー、面白い形の雲ー…(パシャ)」
「うわ、美味しそうなケーキ!(パシャ)」
「撮るよ~、はいチーズ(パシャ)」

などなど、今や日常のどんなシチュエーションでも、スマートフォンで簡単に(しかも高画質な)写真を撮影することができる時代です。

スマホの「写真」アプリには、スナップのように撮影した写真も含め、大量の写真たちがカメラロールに並んでいることでしょう。

今の若い世代の皆様であれば、それらの写真をLINEでお友達と共有したり、InstagramなどのSNSにアップロードしたりして、楽しまれているのでしょうか。

もちろん、50歳になった僕も、写真をLINEで共有したりインスタにアップしたりしています。

でも、それらってすべて『スマートフォン』の中で完結しているんですよね。

要は、「写真」=「データ」の域を超えていない。
それが、50歳のおじさんにとっては、何というか、「写真」という「作品」の存在が軽くなっているような気がしてなりません。

フィルムカメラで育った世代だからこそ

<「写真」という「作品」>と書きましたが、何も高いカメラ機材で希少な瞬間を狙った写真だとか、綺麗なモデルさんを撮影したポートレートとか、そんな大それたことではないのです。

食事やお子様、その辺に咲く花など、他愛のないスナップでもいいと思うのです。

何が言いたいかというと、どんな写真であっても、撮影したものを「記録媒体」に留めるだけではなく、「プリント」という物体で形に残したいということ。

やはりこれは、フィルムカメラで育ったことが大きいような気がします。

フィルムは、一本24枚(もしくは36枚)しか撮影できません。
他愛のない景色や対象物でも、貴重な「一枚」を失敗しないよう、ファインダーを覗き、脇をしめ、息を堪えてシャッターを下ろす。

それらは、写真屋に出して印画紙に現像するまでどのように撮れているかはわかりません。

現像された写真を手にして、対象物がブレていたり、突然横切った人が映り込んでいたときのガッカリ感や、思いがけず綺麗に撮れた一枚を目にしたときの高揚感。

どんな写真であれ、それを手にした瞬間、「僕の作品」となります。

そんな写真が、今も我が家にたくさんあります。

デジタルカメラやスマートフォンのように、容易に撮り直しができないからこそ、どんな写真でも「僕の人生の貴重な一瞬を切り取った作品」です。

写真を「データ」から「作品(フォトブック)」に昇華させよう!

ただ、偉そうなことを書きましたが、そんな僕も、近年はデジタルカメラやスマートフォンでカシャカシャ撮った写真をメディアに溜めるだけということが少なくありません。

やはり「写真」は、「作品」として手元でいつでも(非デジタルの状態でも)見られるようにしておきたいもの。

ということで、僕は、例えば旅行に行ったりイベントごとに行ったりしたときは、【フォトブック】という形で、「僕だけの作品」として留めておくように心がけています。

愛すべき僕の作品(フォトブック)たち

僕は主に『しまうまプリント』さんを利用していますが、何でもいいと思います。

今ではアプリだけで作成から注文まで完結して行えるサービスもあります。

とにかく、自分で撮りためた写真が一冊の本として手元にあるというのは、フィルムで育った世代からすると考えられないほど嬉しいことです。

また、フォトブックの作成に際し、数ある写真の中から「これっ!」と思う写真を選んだり、並びを考えたり、キャプションを付けたりする工程も、時間はかかるもののかなり楽しいです。

その写真を撮影したときの気持ちだったり情景が蘇ったりして、旅やその出来事を2度楽しめるのも利点です。

おわりに

お子様などご家族がいらっしゃる方は、すでにフォトブックを利用されていると思われます。

ですが、フォトブックは、被写体にかかわらず「写真」を撮るすべての方にご紹介したい「作品」の活用方法です。

何気ない風景でも、例えば今の時期であれば近所の桜の写真であったとしても、「自分の人生の一瞬を切り取った」作品です。

そして、それをフォトブックという作品にまた昇華させる。

そう考えると、スマホのシャッターボタンをタップする意識も、少し変わるような気がします。


…と、なんだか偉そうな記事になってしまいましたが、別に「若者世代の写真意識へのアンチテーゼ」とかではありません。

むしろ、最近パシャパシャと軽々しくシャッターを切るだけの自分への戒めとして記事にまとめました。。

とにかく、今回書きたかったことはこの一言に尽きます。

「フォトブック、楽しいぜ!」

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