土佐町みつば保育園 みらい会議 Mitsuba Preschool for our future

四国の山奥、土佐町にある保育園です。既存園舎が老朽化し、建て替えられることになりました…

土佐町みつば保育園 みらい会議 Mitsuba Preschool for our future

四国の山奥、土佐町にある保育園です。既存園舎が老朽化し、建て替えられることになりました。たくさんの人々を巻き込んで、みらいを創ります。 We design the new building for the preschool by discussing with people.

最近の記事

みらい会議の未来へ

2018〜2019年(平成30〜31年)に掛けて実施させて頂きました、土佐町立みつば保育園みらい会議にご参加頂きました皆さま、壁新聞やnoteをご覧頂きました皆さま、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。 町民・保護者・関係者から驚くほどたくさんのご意見・ご要望、ニーズをたくさんお預かりし、これは今後進められる建築計画における揺るぎない基礎となるものです。 ただし、一部議論を積み残している案件があります。地域と保育園の関わりを具体的にどのように創るのか?保

    • みらい会議 総集編

      2019年(平成31年)1月と2月に、これまで非公式を合わせて合計11回、人口3,851名(平成31年3月時点)の町で述べ200名近いご参加者にお集まり頂いた総集編として、ご報告会を実施しました。町民・保護者・関係者の皆さまのご要望やご意見を基に、みらい会議を企画・運営して来た株式会社イチバンセンが基本計画を取りまとめて、土佐町および土佐町教育委員会にご報告を準備していることが主な内容です。 みらい会議は多数決の場ではありません 少子高齢化・過疎化が進行する高知県土佐町にお

      • 第7回みらい会議 出張みらい会議!収穫祭後開催

        第6回みらい会議に引き続き、2018年(平成30年)11月13日に開催された第7回みらい会議の様子をお伝えします。  収穫祭終了後、13時より「みつば保育園ホール」にて開催され、計20名の保護者や町民が集まりました。夜開催の会議では参加が難しい保護者の方が初めてかつ多数参加していただき、たくさんの貴重な意見を聞くことができました。  司会である建築家・デザイナーの川西康之氏(株式会社イチバンセン)によるこれまでに行った会議の概要・先進事例の紹介の後、3グループに別れて着席して

        • 第6回みらい会議 理想の建築平面プランをパズルで

          第5回みらい会議は台風で中止となったため、2018年(平成30年)10月17日に開催された第6回みらい会議の様子をお伝えします。  第6回は計15名の町民が集まりました。参加者には「保護者や町民」、「保育士の先生」、「厨房を使う方々」という3グループに別れて着席してもらい、それぞれの立場からの意見を集約する形式としました。司会である建築家・デザイナーの川西康之氏(株式会社イチバンセン)による先進事例の紹介の後、卓上に置かれた平面パズルを自由に並び替え、各テーブルにおいて理想

          第4回みらい会議 みつば保育園+αがあったらえい

          第3回みらい会議に引き続き、2018年(平成30年)8月20日に開催された第4回みらい会議の様子をお伝えします。  第4回は計15名の町民が集まり、みらい会議が行われました。今回は前半に第1回~第3回みらい会議の総まとめ、みつば保育園にあったらいいなと思う機能の提案を行いました。川西氏および株式会社イチバンセンによる総まとめ発表後、先進事例を紹介し、それぞれのテーブルで、みつば保育園+αというテーマが与えられ、活発な議論がスタートしました。  下図が20日に出された全ての意

          第4回みらい会議 みつば保育園+αがあったらえい

          第3回みらい会議 みつば保育園改善点・要望たくさん集まる

          第2回みらい会議に引き続き、2018年(平成30年)7月24日に開催された第3回みらい会議の様子をお伝えします。 計20名の町民が集まり、みらい会議が行われました。今回のテーマは現在の保育園の改善点についてです。司会である建築家・デザイナーの川西康之氏(株式会社イチバンセン代表取締役)による前回の復習、先進事例の紹介の後、それぞれのテーブルで、保育室・屋内の共用部・屋外・職員室の改善点を考えるというテーマが与えられ、活発な議論がスタートしました。 下図が24日に出された全て

          第3回みらい会議 みつば保育園改善点・要望たくさん集まる

          第2回みらい会議 理想の保育空間、たくさん集まる

          第1回みらい会議に引き続き、2018年(平成30年)6月21日に開催された第2回みらい会議の様子をお伝えします。  第2回では、より町民が気軽に集まりやすい場所として、NPO法人SOMAが運営する「町の学舎あこ」が開催場所となりました。21日18時、計15名の町民が集まり、中学生たちが勉強しているすぐ隣でみらい会議が行われました。司会である建築家・デザイナーの川西康之氏(株式会社イチバンセン代表取締役)による先進事例の紹介の後、それぞれのテーブルに保育室・屋内の共用部・屋外

          第2回みらい会議 理想の保育空間、たくさん集まる

          第1回みらい会議 みつば保育園の将来を考えるみらい会議、始動

          土佐町立みつば保育園の将来を考える第1回みらい会議が、2018年(平成30年)5月に始動しました。町内唯一の保育園であり、賑やかな町の象徴となる施設にするため、従来の建築設計プロポーザルや専門家からの提案ではなく、町民の様々な想い、様々な立場からのニーズを把握し、町民や関係者で共有することが最初に必要です。そのため、町民参加型の集会『土佐町みつば保育園みらい会議』が開催されることになりました。 5月24日に開催された第1回目みらい会議では町民24名が集まり、活発な意見交換が

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          現在のみつば保育園

          土佐町にしかない幼稚教育をやろう

          四国山地の山奥、人口3,800人の土佐町に保育園はひとつしかありません。ほかに幼稚園はありません。土佐町の面積は約212km2、これは人口272万人の大阪市とほぼ同じ。東京23区の約1/3程度の面積。 みつば保育園の園児は約130名。四国は少子高齢化と過疎化の先進地、これから大きく増える見込みはありません。 こんな私たちですが、「土佐町にしかない幼稚教育をやろう!」と、うんと高い理想を掲げました。保育園の前には、プールよりも透明な川が流れているし、思いっ切りカヌー遊びができ

          はじめに

          はじめまして。私たちは、四国山地の山奥、人口約3,800人ほどの高知県土佐町にある町内唯一の保育園です。このたび、昭和50年代に建設された既存園舎が老朽化し、建て替えられることになりました。 周囲を豊かな大自然に囲まれた保育園は、園庭が広くて、柔らかな光が建物内に差し込んで、みんな大好きな空間です。子どもたちの元気は山々にこだまして、街の賑わいと生活の中心にもなっています。 建物が古くなったからと言って、単に建物が新しくなるだけではいかん。土佐町ならではの幼稚教育、土佐町