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Z世代から学ぶこと!!三星グループのインターン生

こんにちは~。三星毛糸のJ(ジェイ)こと中村順平です。
今日は養老公園でnoteを書き始めました。
養老公園には、日本の滝百選及び養老の滝・菊水泉として名水百選に選定されている「養老の滝」があります。神奈川県出身の私は「養老の滝」と聞くと居酒屋「養老乃瀧」しか思い浮かばなかったのですが、リアルな滝として「養老の滝」があると知って早速観光も兼ねてきました。
電車の中で「今日のテーマはZ世代にしよう」と決めてやってきたんですが…なんとビックリ。
Z世代の同僚で、隣の席の平澤さんと偶然(本当に!!)養老の滝で会う事ができました。
お互いプライベートなのに、こんな事もあるんだな…と、大いなる偶然を感じながら三星グループに来てからの出会いを書かせてもらいます。

三星グループでは様々なインターンがやってきます。一緒に学んだZ世代のインターンの3人について、インタビュー記事も交えながらお伝えしたいと思います。
「若い力が、会社や社会を盛り上げる」というのは本当ですよ。
本日の目次は3つ(Mitsuboshi)

1, 隣の席のインターン 平澤さん

まずは、偶然養老の滝であった隣の席の平澤さんのご紹介です。
私同様、ベンチャーに出向中している会社の仲間に話を聞くと、東京のベンチャーやNPO法人では大学生が経験を積むためにインターンをしているそうなんです。
(私がなぜ出向しているのかは、こちらの記事を読んでみて下さい)

平澤さんもそんな大学生インターンだと知って、「なぜ平澤さんは岐阜羽島に来たんだろう?」と気になった私は、早速声をかけてみました。
平澤さんは元々この尾州の出身で、ご両親も繊維関係の仕事をしていたそうです。
大学は東京の有名私大のW大学に在籍していますが、尾州の織物の技術を学びたいと大学を休学して昨年の6月からインターンで織物技術を学んでいるのです。
そんな彼の日常については、彼自身が後日このnoteで語ってくれると思います。
それまで楽しみにしてくださいね。

オリスタ(織物工場)で作業する平澤さん

さて、今回のテーマである「Z世代」に焦点を当てていきましょう。
平澤さんとはチームミーティングなどで一緒にディスカッションする事があるのですが、その場で私が学ぶ事が多いのは情報収集の方法やZ世代ならではの感性です。
例えば、私(40歳の男性)の情報収集元には偏りがある気がします(自覚あり、たぶん年を重ねるごとに同じように思う人が多いと思います)。
最新ニュースはTV(主にテレ東)、ネット上では主にYahooなどのニュースサイトから情報を得ています。SNSはFacebook、twitter、Instagramはそこそこチェックしています。
Z世代はどうなんだろう?と情報収集方法を平澤さんに聞くと、
「NewsPicks」や「noteの記事」なども視野に入れている、と教えてもらいました。
例えば最新ニュースやそれについてのコメントを頭に入れたい時はNewsPicksを見るようにして、単一的に答えが無いような内容であればnoteをチェックして、同じような環境に置かれた際にどのように考えるか!などなど。
これらは私があまりチェックできていなかったポイントでした。

その他にも、自社ブランドの広告の出し方を検討する際も「Z世代ならでは」の意見を聞いています。
平澤さん以外のメンバーは年齢が近いので感覚が似てくるのですが、実はこれって危険なんですよね。同じ世代で意見が一致しても、他の世代には受け入れられないことは多々あると思います。ダイバーシティの環境の中でブレストできることは非常に良い経験になりますよ。

2, 「この服、安すぎませんか?」繊維に魅せられた 上川さん


次に紹介するのは、4月より新しく三星毛糸に入社予定の上川(うえかわ)さんです。
入社前に三星グループへ4日間のインターンに来てもらいました。
短い期間ですが実際に一緒に働いて頂くことで三星グループのことを知ってもらう事ができ、お互いが納得した上で入社をすることが決定しました。
今回はインターンで来た際のインタビューを少しご紹介します。
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中村)三星グループに興味を持ったきっかけを教えてください。
上川)京都の学校で織物の勉強をしていて、2022年9月の学外研修時に羽島市にあるいくつかの会社を見学しました。その時に「尾州って面白そう」と感じました。
そんな時に10月にひつじサミット尾州というイベントがある事を知り、ふと「1人でもいいから行ってみようかな」と思ったんです。
そのことを学校の先生に相談したらテキスタイル マテリアルセンターの方を紹介いただき、イベント時の案内をしてもらう事が出来たんです。

その日に三星グループ代表の岩田さんとも話す機会があって、話がすごく盛り上がりました。それがきっかけで、三星毛糸に行ってみようと思ったんです。

中村)三星毛糸を見学した時の印象を教えてください。
上川)会社案内の最後にMitsuboshi1887のショップに通され、製品を見た時の印象が強かったです。触れなくてもわかる生地の高い品質と、値札に書いてある価格が全く釣り合っていない事に非常に困惑しました。生地は品質によって値段が違うのは学校でも勉強しているので、あまりにもお値打ちな事がよく分かって…。
「自社ブランドの服は安すぎませんか?」
と、当日質問しようと思ったほどです。

中村)おっしゃるように、同じ品質の商品をブランド品として買うと、3倍くらいの値段がすると思います。
この値段でお出しできる一番の理由は、生地メーカーが直販しているからなんですよ。

中村)4日間で一番印象に残ったことを教えてください。
上川)オリスタ(織物工場)で機械織りを実際に触らせてもらい、自分でオサ(織物を織る時に糸を通すパーツ)を通した糸が生地になっていくところを見られたのが特に印象に残ってます。

機械織りに初めて触れる上川さん(左)と教える平澤さん(右)


私は手織りをずっとやってきており、機械織りと手織りは相容れないものだと思っていました。ところが、布が出来上がるまでの過程を見ると手織りと変わらない。むしろやる事は一緒なんだ、と思いました。
また織られた生地が出てくる所を見て、とてもワクワクし、「ここで働けるぞ!」という確信が持てました
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生地に触れてワクワクするって良いですよね。三星の伝統と若い感性が混ざり合い、新たな商品が出来上がる事を楽しみにお待ちください。

3, 「ひつじサミット尾州」のインターン 香山さん


最後にご紹介するのは都内の大学で法律を学ぶ香山さんです。

香山さんは10月に開催予定の産業観光イベント「ひつじサミット尾州」のインターンに応募してくれました。普段は大学に通いながらイベントの情報発信などをお手伝いをしてもらう予定です。
今回は2月の某日に三星グループに会社見学に来てくれた時のインタビューの様子をお伝えします。

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中村)三星グループを知ったきっかけを教えてください。
香山)大学の授業で、三星グループの岩田社長が来た時に講義を受けました。講義の最後に「ひつじサミット尾州」のインターンを募集している事を知りました。

中村)どのような点で繊維に関連するインターンに興味を持ったのですか?
香山)今の時代は大量生産大量消費の服が当たり前で、自分もその中にいたので違和感を感じていなかったんです。
ある時、3シーズン着れない服を持つのはちょっとむなしいと感じ始めました。そんな折、岩田社長の授業を受けて「ひつじサミット尾州」や「ReBirth WOOLプロジェクト」の活動に共感を覚えました。それで、インターンに応募したんです。

インタビュー時の様子 香山さん(左)、中村(右)

中村)今回、1日三星グループで過ごした印象を教えてください。
香山)糸の作り方も知らなかったので、「こんな風に作るのか」という事を知って面白いと思いました。また、オリスタ(織物工場)を見に行き、「こんなに大変だったの!?」と。多くの職人さんの手が加わっていて、想像していた何倍も何倍も大変だという事を実感しました。
(ダブルリッチ シルクストールを手にしながら)
また、量産機械ではできない理由を聞いて「こんなに多くの人の手が加わるならこの値段も納得だ」と思いました。

中村)卒業後の就職先は、どんな所を考えていますか? 法学部なら公務員等でしょうか。
香山)法律を勉強していますが、公務員や官僚などは視野にありません。一般企業という事は決めていますが、具体的にはまだ定まってはいないです。

中村)もし将来、繊維の世界に関わるとしたらどんなことをしたいですか?
香山)作るか売るかであれば、販売する方をやりたいです。ファストファッション以外の選択肢として、「いい物を長く使う」という選択肢を同年代の人に提示したいと考えています。これは、「ひつじサミット尾州」の理念にも通じると思ってます。

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将来の日本を背負っていくZ世代が、サステナブルな活動に興味を持ってくれることは非常に嬉しいですね。「ひつじサミット尾州」の情報はSNSなどでも発信していくので、是非ご覧ください。

今回は三星グループで出会ったZ世代について書きました。
Diversity and Inclusionは三星グループの一つのキーワードです。
年をいくつ重ねても、若い世代から学べることは多いですね。
今回もnoteを呼んでいただいてありがとうございます。

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