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竹原と呉

2024年2月22日 木曜日

広島県竹原市にいます。尾道を出発して西へ向かいます。

朝は的場海水浴場へ。ひとまず雨が止んだタイミングで外へ出てみます。

今日はカメラとレンズを昨日までから変えて撮影しています。天気の感じ、レンズ特徴の両方からボワーっとした写りです。はっきりくっきりな映える写真では全くないですね。

雨が落ち着くのを待って久しぶりに使うM型ライカは楽しいです。


海岸すぐ隣に神社があるみたいなので行ってみようと思います。散歩コースとある、山道です。

高いところから見下ろす民家、濡れた葉っぱ、何の変哲もない山道も、この場所へ行った時の周囲の雰囲気や自分の感覚を後から思い出すために撮ってしまいます。茶と緑色の渋い感じが好きです。そろそろ鳥居が見えてきました。


海側を見てみると、フェリーが。下の堤防にいた時からそうでしたが、頻繁に何艘も行き交っています。


どこにでもある被写体です。と言ったら悪いのですが。どの位置と角度から見ると、メインの被写体に決めたものが見やすくなるか、眺めます。後ろの木々がランダムに伸びているので、その隙間の中心に来るようにしました。ここではレンジファインダーではなく、ライブビューを使っています。

何を撮るか、特別な被写体がないか探すより、どう撮るかというカメラ遊びをしている感じです。いつも。


まあ、写せばそのまま写ると思うのですが、雨でたっぷり濡れた屋根の感じを撮りたかったです。見た印象に近い感じで写っているなと思います。分かりやすく大きくはボケていませんが、開放から1段絞ったf1.4で撮影しました。色収差なく、水の反射の白が出て欲しかったです。


こちらは開放f0.95で撮りました。ピントの合った範囲はすごく薄いです。見ていると雨の日の薄暗くて湿った感じがするなと思います。


先ほどはいなかった釣り人が。展望出来る場所に立った瞬間に発見しました。と思った矢先、一気に雨が強くなってきました。


雨の中での最後の一枚。手早く撮影して、山道を下って帰りました。


先ほど、高いところから眺めた堤防を入れて撮影。ボケるレンズで撮ると、雨で濡れたミラーやボディの感じよく写るようです。


少し移動して、竹原の町並みを見に行きます。

建物きれいです。杉玉撮りたくなりました。こちら竜の切り絵です。ほんのり影が見えると思います。


隣の倉庫です。小さな天井窓からほんのり差す光が雰囲気あります。ピントは右上の窓に合わせるのは端過ぎるので、中心下の「竹鶴友三」に。入り口の柱とシャッターを入れて、右上に目が行くアングルで。


西方寺へ。しだれ梅を、今日のレンズ、Noctilux-M 50mm f0.95 ASPH.で撮ります。

花はあまり撮りません。でもここでは、きれいなのはもちろん、ほぼ満開のタイミングな気がして撮りたくなりました。全体を写したら花のひとつひとつは見えない。一部を切り取るとしてもどこを切り取れば良いのか。迷いながら30枚くらい撮りました。

絞りは開放f0.95からf1.4の間に設定。明確に1点にピントを合わせたり、ライブビューで見て何となく全体がきれいかなという位置でフォーカスリングを止めたりしています。


瓦屋根のある景色です。

奥に海が見えました。


続いて照蓮寺へ。こちらでも梅を。

背景が暗かったのとレンズのボケから立体感を強く感じます。先ほどの梅の写真は少し彩度を抑えましたが、こちらはそのままで。


別のアングルから銅像と灯籠を入れて。

ここから引き返します。


別の場所ですが電球です。

明かりの点いた夜の町並みは、また雰囲気が違うのだろうなと思いました。


いつも気になるミラー。

帰り道にクリーム色のスーパカブを見つけました。バイクや自転車も気になって撮ってしまう被写体です。

ということで、竹原の町並みを満喫しました。


その後、西へ移動して呉まで来ました。特に存在も知らずに寄った夜の「アレイからすこじま」です。

少し雨が降っていました。もう少し船に近づいてみたいなと思いながら眺め、写真を撮りました。2枚目に写っているのが潜水艦ですね。おそらく。


今日のスポット


今日のカメラとレンズ

朝に少し降っていた雨も、だんだんと止みそうな予報だったためM型に。Leica M11-P / Noctilux-M 50mm f0.95 ASPH.で撮影しました。

M型ライカを手で握るとやっぱり良いなと思います。金属の冷たさ、張り革の触り心地、グリップの凸凹がないフラットさ、両端の円柱の丸さ、剛性感と密度感などしっくりきます。

今日はライブビューを多用し慎重にピント合わせをしました。フォーカスリングを回すことで、シャープな面とボケ面を動かしながら撮影するのが楽しかったです。特に今日のレンズは大きなボケが出せますので。

そして、撮った画像をみると、やっぱり色収差がかなり出るなと思いました。レンズ、センサー、ソフトウェアでの調整・チューニングを高レベルで行っているであろうQ3を使った後なので余計にです。それでも、じゃじゃ馬な面も含めて今日のレンズが好きで使いたくなります。

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