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ライカM11-Pを買う時に考えたこと #1|価格

正式価格が1,474,000円とほぼ150万円。

これだけのお金を払って買う価値のあるものなのか?

デジタルレンジファインダーカメラは他に無くて唯一無二。欲しいから買うのですが、買うと決めても、この価格を見ると支払いを躊躇います。

何か客観的な情報をと、購入前にM型デジタルのメジャーモデルの発売日と価格を調べました。ざっと調べた情報なので、間違いもあるかもしれません。

M8

2006年12月15日
577,500円

ライカ初のデジタルレンジファインダー機。

私は、2012年に初めてのライカとしてM8を中古で25万円で買いました。本当はM9が欲しかったのですが、中古で50万円ほど。当時はカメラ1台に50万円は払えませんでした。今思えばかわいいものです。

M8.2

2008年9月15日
777,000円

M8から、20万円/35%アップはけっこうな価格アップですね。

M9

2009年9月9日
777,000円

M8.2から価格据え置き。センサーサイズがAPS-Hからフルフレームになっていますので、高額ですが受け入れやすい価格だと思います。

M9-P

2011年6月30日
819,000円

4万円アップ。この値段差であれば、迷わずPモデルですね。

私は、メジャーモデルの中でM9-Pを含むM9シリーズを使ったことがありません。一度は使ってみたかった。

M (Typ240)

2013年3月20日
777,000円

M9の標準モデルと同じ価格というのは納得ですね。

M型で唯一、動画が撮れます。ライブビューも使えるようになり、デジタルらしい機種になりました。

M-P (Typ240)

2014年9月13日
1,058,400円

M (Typ240)から、28万円/35%アップは、またけっこうな価格アップですね。このモデルは、友人がSLを買うから手放すということで、比較的安く譲ってもらって使っていました。

M10

2017年1月28日
968,000円

M (Typ240)から、20万円/25%アップ。標準モデルでほぼ100万円です。

私は、発売して割とすぐにビックカメラ店頭で見つけて、ポイント10%付きで購入しました。通常はポイント5%のようですが。そして新品での購入は初めてでした。ポイントでEVFを購入。

M10-P

2018年8月25日
1,078,000円

M10から、11万円/11%アップで、100万円を超えました。

私は、発表直後に予約して、確か発売日には手に入れていました。その時に、M10を下取りに出しました。

ちなみに、2023年11月にマップカメラで中古並品が1,088,000円でした。正式価格を超えています。下取り価格は良くて70%程度でしょうが、5年前のデジカメがこの価格で販売されるのかと驚きました。今後の数年間はどうなるか?

M11

2022年1月21日
1,188,000円(発売時)
1,397,000円(M11-P発売時)

もう標準モデルで120から140万円です。今買うのであれば、迷わずM11-Pかなと思います。

このまま価格は上がり続けるのか。今より円高になったら、少しは下がる価格改定はあるのか。一度上げたものはなかなか下げられないとは思いますが。

M11-P

2023年10月28日
1,474,000円

M11から、8万円/5%アップで、あまり差がないように感じられます。標準モデルとの機能差は歴代と比べれば小さいと思います。

17年前に発売のM8から90万円/150%アップ、5年まえに発売のM10-Pから40万円/35%アップです。けっこうな価格になりました。

ひとつ前のM10シリーズの中古価格が落ちていないこと。デジカメが成熟期に入って一定のレベルがあり画質や機能面で今後5年は余裕で使えること。などを考えると、私のM11-PもM12-Pが出る頃まで十分使えるだろうし、それなりの価格価値もあるだろうと思いました。ならば、発売して出来るだけすぐに使うのが良いと思い、ライカストア含めいくつかの店舗で予約、2週間後には手に入れることができました。

ここまでカメラボディのみの話でしたが、ライカを使う理由はどちらかというとレンズにあると思っています。ボディは売っても、レンズは売らずに手元に置いていました。それらを他社のミラーレスカメラにマウントしていましたが、使いやすいとは言えない。やっぱりレンジファインダーカメラで使いたいと思ったことが、M11-Pを今回購入した最大の理由です。

買って良かった。純正のカメラとレンズの組み合わせがやっぱり最高です。

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