見出し画像

就職活動が不安で心配な方へ

みなさん、こんにちは。
採用担当の糸井です。

年が明けまして、大学3年生や修士1年生など、いよいよ就職活動を本格的に迎えられる時期ではないでしょうか。
・・・ということを自然に感じてしまうのは、長年、人事・採用担当を行っている人間の職業病なのかもしれない、と思う今日この頃です(笑)

さて、そういった中で、最近は「早期選考」という言葉が飛び交い、昨年の内に既に内定をもらった/もらえてない、面接を受けている/受けていないという話も飛び交い、それで焦っている/他者より先行している云々などという話をよく聞きます。加えて、エントリーシート、履歴書、リクルートスーツ、業界研究・・・といった具合に準備するべきものは多岐に及び、並行して学業、アルバイト、課外活動などなど、とても忙しい中で色々なことを考えなければならず、萎えたり。不安が増したり、何からやっていいか途方に暮れる方々も多く見受けられます。

ですが・・・

「ふーん」

これが私の率直な感想です(笑)

「この無責任、サディスト採用責任者め!」

違います。

就職活動を迎えられる皆さんへ、何をする、の最初としてよーく考えていただきたい事があります。それは、

①   あなたは誰なのか
②   あなたは(職業選択に向けて)何を目的にしているのか


これ、明確に他者に伝えることができるレベルにありますでしょうか。取って付けた話ではありません。具体的に、論理的に、合理的に説明できますでしょうか。

就職活動はご自身の次の進路に関わる重要なことです。なので、みなさんは良い業界、良い会社、良い職種、良い条件で働きたいと思われている訳です。中には安心・安全でいたいと願う方もおられます。それを叶えるためには上記の2つの視点が非常に重要です。

ただ、残念ながらそれを十分理解せずして、「何かをやらないと」と気ばかりが急いている方が数多くおられると現場で強く感じるのが事実です。

別の視点で例えてみます。

みなさんは現在、就職活動という大海原に放り投げられた状態にあるとします。どちらに向かうでもなく、ただ島を探して泳ぎ続けている。周りの人が内定という島に辿り着いたのを見て焦って水面でもがいている。船が通りかかっても、「私は島に行きたいのです」と言うだけなので「あなたが誰なのかもわからないし、どこに行きたいかもわからない」と言って通り過ぎていかれてしまう・・・そのような状況に私は思ってしまうのです。

一方で、内定という島に辿り着いて安心している人も、数年でその島を出ていき、また大海原に放り出されるかもしれません。そういうのも現実としてかなり多く目にします(転職)。

つまり、うまく選考を通過し、内定を獲得。そしてそれで良しとして入社を決めてしまい、就職活動という苦労から解放されたという一時の安心感を手に入れる人、はたまた内定を複数取得しても決められずに延々悩み続けた結果、感覚で選択をしてしまう人などが挙げられます。これらの方々は「内定を取得することのみに目的を置いた人」です。就職活動の真のゴールは「内定取得ではない」ということも今一度よく認識したいところです。では、ゴールとは何か。それは、「自分にとってより良い仕事に就き、充実した人生を送ること(幸せになること)」です。

話を戻しましょう。上記のように、就職に迷っているひと、内定をゴールにしてしまっている人など、もう1度以下を考えてみてください。

①   あなたは誰なのか
②   あなたは(職業選択に向けて)何を目的にしているのか

これをしっかりと理解する事により、ご自身なりに素晴らしい島に辿り着くことができます。他の方と比較する必要はありません。先のお話にあるように、例えば早期選考に受かって内定をとったという他者の事実はあなたとは関係ありません。エントリーシートや履歴書を書くのは、あなたが自分のことを理解していれば問題にはなりません。良い業界、良い会社、良い職種、良い条件、の「良い」の意味は「自分にとって」であり、自分が理解できていればその意味するところがみつかります。
そして、自分が分かっている人は良い仕事ができます。この「良い」はラクなこととか楽しいというだけではありません。苦労や辛いこと等も含め、自分の成長や、やりがいに繋がっていくものを指しています。そこに金銭的、立場的な優劣なども存在しません。あなたが何を目的にしているのかに目を向けていればそんなことはどうでも良いのです。

もう一つ。他人のために仕事をするのではない、ということも就職活動を行う上で理解しておきたいところです。仕事は自分のためにします。親のため、子供のためなどと言う方がおられますが、それは、「自分にとって良い仕事」をできていない若しくは、したくないための言い訳(良い仕事ができるだろうという可能性の中に生きているので、結果他者のためという理由付けをしている)なのです。
みなさんの周りには様々な方がいます。両親、兄弟/姉妹、友人、先輩、先生、OBやOG・・・こういった方々はあなたの進路に色々と意見をされるかもしれません。

ただ、私としては、自分自身に十分な理由付けをした上で最終的な進路決定はご自身の意志に基づいて行われることを強く推奨します。他者の考えに委ねてはいけません。
では、他者の意見に基づいて進路決定するとどういうことになるのか。
その末路として、明確な理由が見当たらないままに早期転職・離職といった事態に陥ってしまう可能性があります。そういう場合の転職・離職は合理性に欠き、繰り返され、何れ道に迷う結果となってしまうことにもなります。そうなっては目も当てられません。
もちろん、上記のような周囲の方々の意見を聞くな、と言っているのではありません。そういった方々があなたに対して述べるポジティブなフィードバックは大切にしてください。それも自己分析として非常に有用なものとなります。

最後に、就職先を考えていく上で重要な視点があります。

自分が携わる仕事が、「この仕事こそ!」と実感でき、定着してくるまでには実務経験10年かかると言われています。従って、安易な職業イメージの元に「自分は~べきである」と決めつけて就職活動を進めることは望ましくありません。
寧ろ、十分な自己分析の元で、これまでに自分が培ってきた能力を活かせそうだと感じ、興味関心と価値観を持てると信じられそうなところ選択しましょう。そして、その結果として内定を得た企業こそ、悩み過ぎずに入社を決めれば良いのです。そういった視点を持っていれば、入社後に早期かつ簡単に辞めるという判断に至ることもなく、もし転職を決意したとしてもより良い道を切り開くことへと繋がります。

ぜひしっかりと本来の自分を見つめ直すことを行い、種々の活動に臨んで頂ける事を願っております。

※当社では、就職活動を迎えられる学生のみなさんに対して、これら自分探しに関する考え方やノウハウを無料でご提供するセミナーを随時開催しております。個別のお問合せもウエルカムです。ご興味がある方はご遠慮なく当社採用担当にお問合せください。

こちらをクリックすると当社LINEへ飛びます。
お問い合わせに関しては、LINEよりお気軽にお問い合わせください。


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!